避暑旅行に行っていたため、またまた大きく時機を逸してしまいましたが(笑)、アーセナルが優勝を飾ったエミレーツ・カップを振り返ります♪
◯アーセナル 2-1 パリ・サンジェルマン
得点)フラミニ、ベンドナー / リュインドラ
HOME)アーセナル
ベンドナー
ファン・ペルシー
ディアビー フラミニ
セスク
デニウソン
クリシー サニャ
センデロス トゥーレ
アルムニア
(後半)
ベンドナー
クリシー エブーエ
フレブ
ディアビー
デニウソン
トラオレ ホイト
センデロス ギャラス
アルムニア
交代)クリシー → ランドール
AWAY)パリ・サンジェルマン
パウレタ リュインドラ
ロタン P・A・フロー
クレマン
ディガルド
アルマン ムルンブ
Z・カマラ S・トラオレ
ランドロー
エミレーツ・カップ第1戦。
試合は、前半はフランスのパリ・サンジェルマンに支配される展開。 今季初めてのエミレーツでの試合ということで、ファンとしては不安が過ぎる試合内容でしたが、45分、クリシーのアーリークロスをベンドナーが胸トラップで落とし、そこに飛び込んで来たフラミニが右足ボレーで決めて先制。
そして後半は、攻められながらも最高の時間帯で得点したアーセナルが支配。
70分には、CKからこの日先発のFWベンドナーがGKとの競り合いに勝利したこぼれ球を自ら押し込んで追加点。
その後はリュインドラに1点を返されるも、危なげなく試合を運んで試合終了。
アーセナルの場合、特にホームのエミレーツでは、“支配して、支配して、やられる”という悪い流れのパターンがこれまで多かったので、今回のように、“逆に相手にペースを握られながらも得点する”というのは珍しい光景でしたね。
パリ・サンジェルマンは、フランスリーグの開幕が近いとあって、仕上がりの良さと動きのキレを感じました。 2戦目では、スペインのバレンシアに3-0の勝利を収めています。
やはり、この時期の試合は、持てる本来の力よりもコンディションの仕上がり具合が物を言います。
ということは、「CL予備予選3回戦」を戦うアーセナルにとって、早い段階から準備を進めて「2回戦」を勝ち上がって来た相手には、心してかからねばなりません。
インテル戦の前にちょっと一息(ランキング) よろしくお願いします!
○アーセナル 2-1 インテル
得点)フレブ、ファン・ペルシー / スアゾ
HOME)アーセナル
ファン・ペルシー
フレブ
ギブス エブーエ
セスク
フラミニ
ホイト サニャ
ギャラス トゥーレ
レーマン
交代)ホイト → トラオレ
ギブス → ベントナー
セスク → デニウソン
AWAY)インテル
スアゾ ブルウォア
ヒメネス
ソラーリ フィコル
ダクール
キヴ セーザル
サムエル マテラッツィ
J・セザール
翌日に行われた第2戦。
アーセナルはリザーブのMFキーラン・ギブス(17)が初先発。 フレブが下がり目のFWの位置に入りました。
試合は、前日のPSG戦と打って変わって圧倒的なアーセナルペース。 開幕まで1ヶ月と時間のあるインテルはコンディションがまだまだで、アーセナルはピンチらしいピンチを全く迎えることなく前半を終えましたが、その前半を含めて後半も、支配しながら、チャンスを作りながらなかなか点が取れないでいると、62分には、1本のクロスをスアゾにヘッドで合わされて先制を許す、“いつもの展開”。
「また今年もか…」
と、アーセナルファンの誰もが思いましたが、“ここからの反撃”も今年も健在。
67分、右サイドの崩しからサニャがフレブにグラウンダーのクロスを送り、これをフレブが左足でシュート。後半から出場のGKトルドが弾いたところを再びフレブが左足で振り抜いて同点。
その後も幾つもあったチャンスを決められずにいましたが、85分、得意のゾーンでエブーエからのパスを受けたファン・ペルシーが、足裏を巧みに使ったシュートフェイントでディフェンスをかわし、右足でニアサイドに豪快に決めて逆転。
終わってみれば、また今季も「2-1」のスコアでの逆転勝利を収め、2連勝でエミレーツカップ優勝を飾りました。
今回の2戦で様々なオプションを試すことができました。
特に、サイドでの攻撃の形が見えたのが収穫です。 PSG戦の後半では、クリシーとエブーエという、本職は「右SB」の2人がウイングを務めた形となりましたが、2人ともその攻撃センスとスピードは抜群のため、うまく機能していたと思います。
また、インテル戦ではエブーエとサニャの連携が良く、お互いがお互いを意識しながら効果的な攻めを見せていました。 これまで、良さがあまり見えてこなかった新加入のサニャですが、彼の献身的なサイドのアップダウンを可能にする身体能力には脱帽でした。 また、アフリカ系の選手の割にはプレーが非常に堅実で、ミスが少ない選手でもあります。
エブーエも怪我さえなければ、リュングベリの代わりは十分に埋められますね。 スピードでは衰えが見えていたリュングベリより数段速いですし。 本当に、怪我さえなければですが…
また、PSG戦の後半とインテル戦では、フレブの“中央”の位置でのプレーも際立っていました。
やはり、彼は「右サイド」にプレーエリアが限定されるよりも、シュツットガルト時代のようにトップ下に位置してピッチを広く動き回る方が特長が出るようです。 また、先日、フレブが、
「今年はシュートを意識する。」
と語ったというような話を聞きましたが、今回の2戦でそれは感じました。 アンリが抜けた分は、アデバイヨール、エドゥアルド、ロシツキー、フレブ、セスクらのゴール数の上積みでカバーしてもらわないと。
そして、インテル戦で特筆すべきは、これがトップチームデビューのギブス。 落ち着きあるプレーを見せ、トップでも十分に対応できるクオリティーの高さを見せました。 足元の柔らかさやパスセンス、そしてその小憎らしいまでの落ち着きはセスクがデビューした頃を思い出しました。 交代時に起きたスタジアムのファンからのスタンディングオベーション、現地コメンタリーの「Remember the name」という実況が、彼のこの試合でのプレーがいかに素晴らしいものだったかを物語っていました。
カーリングカップはもちろんですが。ひょっとしたらプレミアシップやCLでも出場機会はあるかもしれませんね。 その機会があるかどうかは、“「アウェイ」でどれだけできるか”にかかっています。
最後に、インテル戦のファン・ペルシーのゴールについてですが、、、、、
あれは何ですか???(笑)
あのフェイントは、CLや代表の試合で何度か観たことがありますが、ゴールに繋がったのはあれが初めてです。 ファン・ペルシーしかできないゴールでしょうね。 ベルカンプと少し違う“マスター”ぶりを見せてくれました。
とりあえず、初めての開催となったエミレーツ・カップで優勝できたのは良かったです。
昨シーズンは、スタジアム移転で慣れないピッチと雰囲気に苦戦し、勝てる試合を引き分けにしてしまいましたが、こういう大会を開幕前にやってピッチと雰囲気に慣れておくのは非常にプラスです。 開幕戦で初めて使用するようでは、余計なプレッシャーがかかってしまいますからね。
次は、2日とオランダでアヤックス主催のアムステルダム・カップがあり、イタリアのラツィオとの対戦があります。
そこでは、怪我で欠場したアデバイヨール、ウォルコット、労働ビザの問題で出場の許可が下りなかったエドゥアルドのプレーが観れるでしょう。
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フレブのOMF起用は賛成です。シュトゥットガルトではサイド起用より真ん中が多かったようにもおもいますが,,,サイドはスペースが限られてしまうのでコースを限定されたり、相手に潰されることが多いんですよね。その分突破力とかが必要とされますし。フレブに関して、ドリブルとスピードは突出してるともあまりいえないように思えます。
”意識的”、自分でもそうなのですが、あるプレーに対して意識的になることで全然違ってくるんです。”今日こそブチ込んでやる”とおもった日に限って要所で決めることができたりもしました。
OMF起用にすることによって相手からのボディコンタクトも多くなるかもしれませんね。その点ケガには気をつけて欲しいとこです。シンプルにかつ確実なプレーを選択することが大切でしょうね。
と、するとロシツキーの起用法もまたどうするのか見物です。確かドルトムントでは右ウイングをやったりもしてましたが、さすがにヴェンゲルがそれをすることはないでしょうし。
楽しみにアムステルダム・カップのレポート待ってます!!
昨季も一昨季も、アーセナルがたまに「4-1-4-1」をやる時、フレブは常に右のワイドな位置に入っていましたが、このプレーを見せれると、ロシツキーと交換した方のがいいのかなと思います。
フレブとロシツキーに関しては、まだまだアーセナルで真価を発揮していないようなので、ゴールを意識して頑張ってもらいたいですね。 2人合わせて10ゴールは取ってほしいです。
すると実は足の裏を今回は使っていない事がわかります。インサイドを使っていて、DFからすれば中にインサイドパスをしようとしているように見えるんですね。ところがロビンは右足に支点をつくり一気に180度くるっと反転したんですね。それはコンパスのごとく。またあの切り返しみたいですよね。ファン・ペルシゾーンと呼ばれる日も遠くない気がします。
個人的には、すでに「ファン・ペルシーゾーン」と呼んでいますよ(笑) あのゾーンは大得意ですし、アーセナルファンはあそこで期待してしまいます。
昨季で言えば、ホームのブラックバーン戦とアウェイのワトフォード戦のゴールが、典型的な彼のゴールでした♪