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『バタリアン5』シリーズ第5弾

2007-04-09 02:01:31 | ホラー
バタリアン5
RETURN OF THE LIVING DEAD RAVE TO THE GRAVE(2005年アメリカ)
 監督   エロリー・エルカイェム
 脚本   ウィリアム・バトラー
       アーロン・ストロンゴーニ
 出演   ジョン・キーフ、コリー・ハードリクト、ジェニー・モーレン
       エイミー=リン・チャドウィック、ピーター・コヨーテ

 ■ストーリー■ 
 ゾンビの襲撃を逃れたジュリアン、コーディ、ベッキーたちは大学に進学していた。ジュリアンのおじのチャールズは、ゾンビを作るガス「トライオキシン5」を取引中にゾンビに襲われ死亡する。ジュリアンは、家を整理している最中に屋根裏に隠し部屋を発見する。その部屋には「トライオキシン5」が入ったドラム缶があるのだった。ジュリアンはコーディーに、その物質を調べさせるのだが、その物質がドラッグに利用しようと考えるのだった。

 ■感想■
 ゾンビ映画「バタリアンシリーズ5作目。
 監督は、前作のシリーズ4作目『バタリアン4』(2005年)に引き続き、同じく昆虫映画の鬼才エロリー・エルカイェム。スタッフだけでなく、登場人物も前作『バタリアン4』と同じで、一応ストーリーも少しだけつながってます。
 
 ところで、今作って『バタリアン4』と、ちゃんとつながってますかぁ??
 ピーター・コヨーテ演じる主人公のおじさんですけど、主人公のジュリアンと、前作のクライマックスで、ゾンビ兵器の件で仲たがいしていませんでしたか??両親をゾンビ兵器にしたんんでしょ。今作を観るかぎり、すっかり無かったコトになっている気が…。それとも、ジュリアンって、ゾンビと戦っているうちに忘れちゃったのかな??まさかね!!
 ピーター・コヨーテも『バタリアン4』で最後、どっかへ逃げ出したんだんじゃ無かったの??
 
 あと、前作であんなにゾンビと戦っていたジュリアンたちなのに、今作では、そんなことすっかり忘れて大騒ぎしてます。
 どう考えても、ゾンビが大量発生しちゃうの気づくでしょう。
 
 「4作目から何年後の設定かわからないですけど、もう忘れちゃったの??」
 
 それとも、ハンバーガーやフライドチキンみたいなジャンクフードばかり食べてて物覚えが悪くなっちゃったの??

 ストーリーも、4作目よりこじんまりしてて、良くあるティーン向けホラーになっちゃってます。4作目の方が盛り上がってたような気が!
 あと、日本語吹替えで見たんですけど、インターポールの捜査官の吹替え!!なんで大阪弁なの??お笑い芸人が吹替えでもしてるんですか??途中で字幕版に変更して観ましたよ!吹替え版しか観ないようにしてるのに、あえての字幕版で鑑賞になっちゃいました!
 こういう、吹替え音声で、観てる人が笑うと思ってるの??中学生レベルの笑いですよ!イヤ、小学生レベルの笑いでしょ!笑いのセンスが無いな。あくまでも、マジメな吹替えで、笑いは作品の内容そのもので笑わせて下さい!
 もう、この吹替えで、マイナス10点です!ストーリーも、あまり良くないし、マイナス5点で、計マイナス15点で45点
 あ、でも、第6作目が出来たら観ますからね!
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今作を観る前に前作を。

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『ドラゴン・スクワッド』GMEN’06

2007-04-08 03:00:57 | 香港映画
ドラゴン・スクワッド
猛龍 DRAGON SQUAD(2006年香港)
 監督 ダニエル・リー 
 脚本 ダニエル・リー、ラウ・ホーリョン
 出演 ヴァネス・ウー、ショーン・ユー、ホァン・シェンイー、サモ・ハン、ホ・ジュノ、マイケル・ビーン、マギー・Q、ローレンス・チョウ、サイモン・ヤム

 ■ストーリー■
 香港で犯罪組織のボス、タイガーの弟でやはり組織のボス、パンサーが裁判の審問会で出廷することになる。犯罪組織壊滅のため、香港警察以外からも、中国、アメリカ、イギリス、香港国際警察からも証拠が提出されることになっていた。アメリカ国際警察の元SWAT隊員ホー、香港国際警察のロク、シュウ、中国国際警察の狙撃班シャオジュン、イギリス国際警察、元SASのジェイの若者たちが証拠提出のため集められた。パンサーを護送中に、武装したグループに襲われパンサーをさらわれてしまうのだった。国際警察の5人は、定年を5日後に控えた交通課のゴン・ロンに預けられる。パンサーを連れ去ったのは、元韓国軍特殊部隊大佐コー率いるテロリストグループだった。そのグループには、元コロンビア軍大尉ペトロスがいた。コーとペドロスは、タイガー、パンサーのデュン兄弟と組んで銀行強盗をしたが、そのときにペドロスはデュン兄弟に弟を殺されていたのだ。コーとペトロスはデュン兄弟に復讐を企んでいたのだ。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『もういちど逢いたくて星月童話』(99年)のダニエル・リー監督の描く香港ハードアクション。
 脚本は、ダニエル・リーと『風雲!格闘王』(03年)のラウ・ホーリョン。出演は、台湾の人気ユニットF4のヴァネス・ウー、ショーン・ユー、『カンフーハッスル』(03年)ホァン・シェンイーといった若手に、サモ・ハン、サイモン・ヤムといったベテランが脇を固めてます。テロリスト役で韓国のホ・ジュノ、アメリカからはマイケル・ビーンが出演してます。

 ランニングタイム111分と、香港映画としては長尺な作品ですけど、一切退屈しません!ホントにユルユルのシーンはカケラも無く、最初から緊張感が“ピ~ン!”と張り詰めたアクション映画になってます!ただ110分強の時間に色々な要素を詰め込みすぎたのか、主人公たちや、敵のグループのメンバーがハッキリと覚えられないまま、どんどんストーリーが進んでいってしまいます!自分はメンバーを覚えられるのも、映画が始まって1時間も経ってから状態でした!もっと、メンバーをしっかり紹介するシーンがあっても良かったのに!
 ハッキリ言って、テロリストグループの方がスグに覚えられました!だって、演じてる俳優さんが、ホ・ジュノ、マイケル・ビーン、マギー・Qなんですもんね!本作にマイケル・ビーンが出演したのは、製作総指揮のスティーブン・セガールが仲に入ったみたいですね!これが縁で香港映画のアクション映画にもどんどん出演して欲しいくらい。

 主人公たちのグループが、良くメンバーを覚えられなかったっていうのと、出てる俳優に馴染みが無かったんで、主人公はてっきりショーン・ユーだとばかり思ちゃっいました。主人公は、元SWATのホーを演じたヴァネス・ウーだったんですね!
 でも、みんな設定が若すぎ!主人公たちの設定だと2001年とか2003年に訓練学校卒業ってことになってますけど、元SWATに、元SASって、そんなに何年も経験が無いってコトじゃない!主人公のヴァネス・ウーも初めての任務って言ってましたけど、それって国際警察の任務が始めてって意味??
 見た目は、どうでもいいですけど、設定は90年代に訓練学校を卒業したことにして欲しかった!ところで、さすが香港映画、ホ・ジュノ率いるグループに警察隊やられまくり、30人以上死んでませんか??あのグループに若手の主人公たちじゃ、分が悪すぎ!主人公たちの設定がルーキーすぎ!
 さすが香港映画といえば、ラストの展開も、ハードすぎ!主人公たちの回想場面のように出てきますけど、どう考えても、ショーン・ユーはまだしも、ヴァネス・ユーは、どう考えても死んじゃってますよね!あのラストでホァン・シェンイーがいたら絶対に、回想シーンって意味になったのに!ちょっと意味不明かも!でも引退したサモ・ハンがいたんで、絶対に死んでいくヴァネス・ウーの頭の中の映像シーンでしょうね。

 ところで、今作は日本のTVドラマ「Gメン’75」に影響されて作った作品だそうです!「Gメン’75」も香港でも人気あったんですね~!ちなみに「Gメン’75」の香港のタイトルは“猛龍特警隊”なんで今作の原題は“猛龍”です。
 こんな風に20年近く経ってからも劇場映画に影響与えるなんてスゴイかも!でもこうやって、10年も20年も経っても語られるドラマを作ってたんですよね!(もしかすると30年経ってるのかも)。昔の日本のTVドラマは!果たして、今、放送している日本のドラマを観て、誰かに何かを感じさせることなんて出来るんでしょうかね??
 時代劇も、刑事ドラマも70年代は真剣に作ってました!そんなに、みんな家族そろって観れるホームドラマが好きなんですか??ホームドラマがダメってわけじゃ無いですけど、そろいも揃って、ホームドラマか恋愛系のドラマばかりでね!最近のドラマなんて、ヘタしたら6ヵ月後には、もう一度見てみたいなんて思わせないドラマばかりかも! 
 視聴率が取れないんだからしょうがないですけど、もっとハードなアクション刑事物や時代劇が観たいです。
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バップ

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 でも、本当は、ドラマじゃなくて、TVは映画の放映枠を増やして欲しいです!70年代、80年代のイタリアのアクション映画とかって、TVの映画枠で全然放映してくれないですもんね!
 香港映画ファン以外のアクション映画ファンも必見の1本!70点
ドラゴン・スクワッド

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『DEATH NOTE デスノートthe Last name』続編

2007-04-07 03:38:31 | 日本映画
DEATH NOTE デスノートthe Last name
(2006年日本)
 監督 金子 修介
 原作 大場 つぐみ、小畑 健
 出演 藤原 竜也、松山 ケンイチ、戸田 恵梨香、鹿賀 丈史

 ■ストーリー■
 「デスノート」により犯罪者を大量殺戮始めた夜神月だったが、この件に関し、犯罪と判断したICPOは、数々の事件を解決してきた天才的な探偵Lに捜査を依頼するのだった。
 
 ■感想■
 人気コミック「DEATH NOTE」を映画化した後編です。
 前編より、面白いです!第2、第3のキラが登場したりして、かなり面白く観れました。
 犯罪者のいない理想の社会を作るために始めた大量殺人ですけど、いつしかL率いる捜査陣との対決に夢中になってるあたり、子ども向けのヒーロー物みたい!
 子ども向けのヒーロー物って、悪の組織って、当初、世界征服が目的のはずだったのに、いつのまにか自分たちの計画をいつも邪魔するヒーローを倒すことが目的に変っちゃうみたいな…。(イメージの問題です!どのヒーロー物ってコトじゃないですからね!)

 原作のファンの方は、この映画版を、どう思ったのかわからないですけど、原作を知らなければ十分に面白いです。公にはデスノートを使った殺人は捕まえられないでしょうけど、非公式に監禁されちゃいそうですもんね。でも、あのノートの存在が明らかになったら、各国の政府が絶対に欲しがるはず!報告したとたん、Lの基地に各国の情報部や、特殊部隊が攻めてくるはず!あんな風に終わるはずが無いです!
 デスノート争奪戦だけでも30分くらい時間とって描けそう!アクションシーンや銃撃戦のシーンなんで、お金かかりそうだけど!
 原作があるから、ストーリーは、しょうがないんでしょうけど、主人公の夜神月って、 戸田恵梨香演じる第2のキラ、弥海砂が捕まってデスノートを手放したあと、自分もデスノートを手放しちゃえば良かったのに!「あ~、そうしたら映画にならないか!」
 あと、戸田恵梨香演じる弥海砂って、自分の存在を証明するためだけに、人を殺しすぎ!刑事や警官とか殺しまくり!
 「おいおい、罪悪感は無いのか~??」って思っちゃいます。戸田恵梨香がカワイイだけに(←役柄としてね)、そのギャップが激しいです!
 
 ストーリー的には、ラストは想像通りの展開になっていきますけど、もっと“ぶっとんだ”展開でも良かったかも!キラが支配する社会になっちゃうとか。まぁ、日本のメジャー作品じゃ、そんな展開ムリですね。

 ところで、『神の左手 悪魔の右手』(06年)と言い、今作『DEATH NOTE デスノート前編』、『DEATH NOTE デスノートthe Last note』と言い、金子修介監督って、以前より面白い作品を作ってるような気がするのは気のせい??
 超能力物『クロスファイア』(00年)や、時代劇『あずみ2Death or Love』(04年)も、最近の作品くらい面白く作って欲しかった!60点
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『DEATH NOTE デスノート前編』続く

2007-04-06 05:43:49 | 日本映画
DEATH NOTE デスノート前編
(2006年日本)
 監督 金子 修介
 原作 大場 つぐみ、小畑 健
 出演 藤原 竜也、松山 ケンイチ、瀬戸 朝香、鹿賀 丈史

 ■ストーリー■
 ある日、名門大学で法律を学ぶ大学生、夜神月は、“DEATH NOTE”と表紙に書かれたノートを拾う。そのノートには“名前を書かれた人間は死ぬ”と書かれていた。月は、TVに映った犯罪者の名前を書くと、その犯罪者は刑務所の中で心臓麻痺で死んでしまうのだった。“DEATH NOTE”とは死神リュークが人間社会に置いた物だった。ノートの力を知った月は、次々と世界中の犯罪者を殺していくのだった。

 ■感想■
 大場 つぐみ、小畑 健の人気コミック「DEATH NOTE」の映画化作品。
 実は、原作は全然知らないんで、まるっきりの事前情報なしで観ました。今作の最大の話題は、当初2時間の作品として作るはずだった作品を金子修介監督の意向で、前編、後編の2部作で作られたっていうことです。あと、もう1つの話題は、後編の劇場公開(06年11月3日)に合わせて、TVの金曜ロードショー(06年10月27日)で「ディレクターズカット版」の前編を放映したってことです!6月に劇場公開された今作を10月にTV放映なんてすごすぎ!
 
 「名前を書いたら殺すことができるノート」っていうアイデアが素晴らしいです!もうこんなアイデア聞いたら、すぐ映画化したくなっちゃいますよね!もう原作の発想がスバラシイです!
 理想の世界を作ろうとする主人公が、最初はドンドン犯罪者や容疑者や実行犯を殺していくにも関わらず、捜査の手が伸びてFBIの捜査官まで殺し始めるあたりから、主人公がオカシクなっていくんですよね!このあたりから、もうゲームのように殺し始めちゃうんですよね!
 
 「おいおい!捜査官は無実だろー!」
 って突っ込みたくなりますけど、ホントの突っ込みは、
 
 「日本でなんでFBIが勝手に捜査してるの??」
 スティーブン・セガールの『イントゥ・ザ・サン』(05年)じゃないんだから!外国で勝手に捜査しないで!捜査協力なら良いですけど!セガールの作品なら、目をつむって許しちゃいますけどね!
 
 ところで、主人公の夜神月が、誘拐殺人犯をポテトチップスを食べながら殺すシーンがありますけど、あのときのノートに書いた字って!!ミミズみたいな字になってます!でもあの字って、左手で書いたんですよね!左手で書いたにしては、すごくうますぎ!(月って右利きですよね)。
 にも関わらず、その他のシーンで夜神月が利き腕の右手で書いたであろう“字”が汚すぎ!
 「あまりにも字がヘタ!
 誰が書いたの??夜神月を演じた藤原竜也が書いたの??もしそうだったら、普通はスタッフの違う人がもっとウマイ字でノートに書いてあげて!
 
 それにしても、この前編のランニングタイム126分って!そして、後編の『DEATH NOTE デスノートthe Last name』がランニングタイムが140分って何!!!
 前編、後編合計で266分って!エンドクレジットやらなにやらで、実質本編が266分ってコトじゃないけど、長すぎ~!!
 余りの長さに、2度と観る気のしない(あ、ファンの方、すいません)『風と共に去りぬ』(39年)だって231分ですからね!
 
 原作ファンのことを考えると、やっぱりこの時間は必要なんでしょうけどね。なんてたって、原作はコミック12巻分ですからね!でも、映画的に言わせてもらうと、「いかにすべてを入れるか」ではなくて「いかに省略するか」で映画を作って欲しかったような気もしますけどね!
 まぁ、自分は金曜ロードショーの「ディレクターズカット版」を観たんで、もっと短いのかな??時間を計ってなかったので、良くわからないですけど。

 でも、エンターテイメント作品として、良くまとまってたんじゃないですかね??ラストの「続く」っていうところも、映画を観る前から、2部作だってわかってるんで、こういうラストでも全然OKです!でも、出来たら、インターミッションを途中でいれて、一挙に1つの作品として公開してほしかったです。それでもランニングタイムは200分くらいにして欲しいですけどね!
 原作があるからなのか、ホントに退屈しないで観れました!でも金子修介監督って“力”があるのね!2時間のはずだった作品を2部作にしちゃうなんて!自分は特別好きってワケじゃないんですけどね。(あ、キライでもないですよ!)
 でも、この2部作にして、連続公開っていうのも、今作がヒットしたから、今後長い原作の映画化のときに流行りそうですね!60点
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『ナチョ・リブレ覆面の神様』ヒューマンコメディ

2007-04-05 00:10:28 | コメデイ
ナチョ・リブレ覆面の神様
NACHO LIBRE(2006年アメリカ)
 監督 ジャレッド・ヘス
 出演 ジャック・ブラック、エクトル・ヒメネス、アナ・デ・ラ・レゲラ、ピーター・ストーメア

 ■ストーリー■
 幼いころに両親を亡くしたナチョは、修道院で料理番として生活していた。お金の無い修道院で子どもたちに食事を与えるために、ルチャ・リブレの試合に出る決意を固めるのだった。しかし、ルチャ・リブレは偶像崇拝になることもあり、欲のために試合をするということもあり、修道院では観ることさえ禁止されていたのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『バス男』(04年)ジャレッド・へス監督の描くレスリングコメディー。
 なんと実話をヒントにしているそうです!今作のヒントになっているのは、孤児院を運営するためにルチャ・リブレに出場したメキシコの伝説的なルチャドール、フライトルメンタの実話だそうです。
 ちなみに「ルチャ・リブレ」とはメキシコのプロレスのことだそうです。で、ルチャ・リブレに出るレスラーを「ルチャドール」って言うんだそうです!

 『バス男』のジャレッド・ヘス監督ということで、もっともっとダタバタコメディを想像していたんですけど、普通のコメディでした!試合とかでも、膨らませようとしたら、もっともっと笑いのシーンを作れたでしょうに、なぜか、普通のコメディに!
 「なぜ??なぜ?」
 もっと笑わせて欲しかったです!それでも“感動させよう的”な『もしも昨日が選べたら』(06年)よりかは、全然良いですけど、もっとスラップスティックな笑いのコメディが観たいです!ジャレッド・ヘスだし、もっともっと笑えると思ったのに!
 なおかつ、いくらでもオカシクできそうな題材のメキシコのルチャリブレを扱ってるのに、なんでこんなヒューマンな感じの作品にしちゃうの??今のハリウッドでは、メジャー作品では、やっぱりヒューマンコメディじゃないとダメなのかな??
 1970年代のフランスのクロード・ジディ監督のコメディ作品みたいな映画が観たいです!『おかしなおかしな高校教師』(74年)、『冒険喜劇・大出世』(75年)、『ムッシュとマドモアゼル』(78年)みたいな作品です!
 あ、この3作品、日本語吹替えつきでDVD化してくれないかなぁ!TBSの月曜ロードショー(『おかしなおかしな高校教師』『冒険喜劇・大出世』)と、土曜深夜『ムッシュとマドモアゼル』)に放映したことありますからね!
 クロード・ジディ、コメディDVD-BOXなんてオシャレでしょ!吹替えで観たら抱腹絶倒のはず!
そういう作品、DVDで発売されないかなぁ!
 
 あ、また話題がずれた!(話題がずれるには、いつものことですけど)ところで今作『ナチョ・リブレ覆面の神様』なんですけど1つだけ言わせて!
 いくらコメディとはいえ、クライマックスのナチョとラムセスとの試合でのことなんですけど、ナ・デ・ラ・レゲラが演じたあこがれのシスターと孤児たちが応援に来たからって、強くなりすぎ!今まで、負け続きだったのに!
 これが、スラップスティックなコメディだったら、「ハハハハ!」って笑って済ませられますけど、こういうマジメなコメディだったら、こういうところには、ストーリーに整合性持たせて!
 でも、今作も何も考えずに観るには十分面白いですよ!ところで、特訓中に動物のフン(何の動物だろう??)を、ジャック・ブラックがエクトル・ヒメネスの顔に塗りつけるシーンがあるんですけど、あれって何の意味なの??65点
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『デスリング』またまた…!

2007-04-04 00:13:49 | サスペンス
デスリング
FEAR ITSELF DARK MEMORIES(2006年アメリカ)
 監督 ルビー・ザック
 脚本 ルビー・ザック
 出演 ジーナ・フィリップス、トム・サイズモア

 ■ストーリー■
 人里離れたサマーハウスを祖母から相続したカレンは、サマーハウスに行く。しかしサマーハウスには、不気味な管理人ピアーズがいた。恋人のジェフが出かけたころ、妹のウェンディが訪ねてくるのだった。

 ■感想■
 トム・サイズモアが不気味な管理人を演じる未公開サスペンス映画。
 どうやら、オリジナルビデオみたいですね!
 展開が、ノンビリ!ノロノロ、ダラダラ!大したストーリーも無いです!ところで、トム・サイズモアが管理人だったら、イヤだなぁ!もう、絶対に怪しすぎ!
 でも、でも、まさかの展開が待ってます!ランニングタイム88分ですけど、妹のウェンディが訪ねてくるまで、およそ40分!遅い!遅い!遅い!

 でも、でも、妹のウェンディが家にやってきてからの展開で、少しだけイヤ~な予感がッ!
 「まさか!まさか!違うよね!絶対に違って!違うと言って!」
 観てる間、つまらないストーリーが進むに連れてイヤな予感だけドンドン膨らんでいきました!妹の顔が鏡に映るシーンや、管理人と妹が仲良くなるシーンとかで、展開バレバレ。
 
 
 「もう、このオチ、止めて!

 このオチ、キライなんですよね!それも、観てる間にネタが割れちゃうなんて!こういう作品でネタが割れちゃったら意味がないでしょ。
 例えオムニバス映画の1篇でも止めて欲しいです!もう、このオチ禁止にして欲しいです!オリジナルビデオだから、時間も制作費も無かったんで、しょうがないのかもしれないですけど、こういうオチはもう観たくないです!もう少しストーリー練って欲しいです。あ、ストーリー練っても、このオチは止めてね。
 今作の記事を読んで、逆に「どんなにひどいの??」って思って観ちゃう人いるかもしれないから、記事も短めです。0点
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『アークエンジェル』イギリス製地味ドラマ

2007-04-03 00:26:06 | サスペンス
アークエンジェル
ARCHANGEL(2005年イギリス)
 監督 ジョン・ジョーンズ
 原作 ロバート・ハリス
 脚本 ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ
 出演 ダニエル・クレイグ、エカテリーナ・レドニコフ

 ■ストーリー■
 イギリス人の大学教授フロック・ケルソは、ロシアでの講演後、旧ソ連秘密警察の元将校から、スターリンのノートについて話をされるのだった。ノートに興味を持ったフロックは調査を始めるが、その元将校が殺されてしまうのだった。フロックは元将校の娘ジニーダとともにノートを探し始めるのだった。

 ■感想■
 『007カジノ・ロワイヤル』で、新ジェームズ・ボンドに選ばれたダニエル・クレイグ主演のイギリス製のサスペンス。
 原作は『ファーザーランド生きていたヒットラー』(94年)、『エニグマ』(01年)のロバート・ハリス。
 正確には、BBC製作のTVシリーズ(ミニシリーズなのかな??)ですね。見始めて40分くらいしたら、第1エピソードのエンディングが流れ始めてビックリ!TVシリーズをそのまま収録してるんですね。海外用に、再編集して、もう少しコンパクトにまとめて1本の映画のようにしてくれても良いのに!
 ランニングタイム133分は、長すぎです。オリジナルを見れるという意味では、この収録方法が1番ですけど、自分的には再編集して、1本の長編映画的にして欲しかったです。こういうドラマが日本でDVD化されちゃうのも、ダニエル・クレイグ人気??

 主人公のダニエル・クレイグが、留置所から釈放されたときに、ロシアのFSBの幹部から言われる通り、「歴史のゲームをやりたければ自分の国でやってくれ」って感じです。何首突っ込んでるの??歴史的興味なのか、お金のためなのか、(その両方かも)ダニエル・クレイグが、へんなこと始めるから、人が死んじゃったじゃないの??

 いかにも、イギリスのドラマ的で全然盛り上がらないです!イギリスで、ハードなアクションを見たければ、TVシリーズ「特捜班CI★5」を観るしかないですね!でも、TVドラマでこの完成度!日本でも見習って欲しい!日本のドラマは、現状維持どころか、2時間サスペンスに限って言えば、エンタメ的に退化してるでしょ!
 20年前は、意味の無いエロシーンや、ハデな殺人シーンにあふれていたのに、今は中学生レベルのドラマ!
 家族みんなで観るゴールデンタイムに、毎回、過激な殺しのシーンやエロエロなシーンでも困るでしょうけど、たまにはもっと過激な作品を放送して!土曜ワイド劇場の天知茂の江戸川乱歩シリーズみたいなレベルの作品は作って欲しい!ハッキリ言ってDVDが欲しいくらいです!当時は「そんなバカな」って突っ込み感が一杯な感じでしたけど、今になって考えると、ある意味、日本の2時間サスペンスとしてはエンタメ度100%かも!

 あ、またまた、違う作品の話題に!地味なドラマですけど、敵の考えてる計画はかなり壮大です。ダニエル・クレイグが、動かなくても、違う学者を使って同じ計画を実行するんでしょうね!地味だけど壮大!まるでイギリスのスパイ小説を読んでる感覚に陥ります。(ホメても、けなしても無いです)まぁ、133分もあるんで、ある程度、原作通りに映像化してるんでしょうね。ドラマとしては面白いですけど、映画として評価すると可も無く不可も無くて感じですね!50点
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『コラテラル・ダメージ』シュワルツェネッガー

2007-04-02 00:28:15 | アクション
コラテラル・ダメージ
COLLATERAL DAMAGE(2001年アメリカ)
 監督 アンドリュウ・デイビス
 脚本 デビッド・グリフィス、ピーター・グリフィス
 出演 アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コティース、フランチェスカ・ネリ、ジョン・レグイザモ

 ■ストーリー■
 ロサンゼルスの消防士ゴーディーは、妻と息子と待ち合わせをしていたが、政府高官を狙った爆破テロによって2人が巻き添えになり彼の目前で死んでしまう。爆破テロを起こしたのは、コロンビアのテロリスト“ウルフ"だと判明するが、CIAやFBIは一向に捜査を進めようとしなかった。愛する家族の死が、アメリカにとっての“コラテラルダメージ"であることを知り、復讐のため、単身、コロンビアに乗り込むのだった。

 ■感想■
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画。
 2007年4月1日の日曜洋画劇場で放映したんで鑑賞。ランニングタイム108分の作品なんで、実質本編20分くらいカット版ですけど、つい観ちゃいました。ワーナーの廉価版のDVDで980円で売ってるから、買っても良いんですけど、シュワルツェネッガーの作品だしTVで放映するだろうから、そのたびに観れば良いや!と思ってDVD買ってません。
 不死身のヒーローを演じることの多かったシュワルツェネッガーが1発の銃弾を撃つこともなく、普通の男を演じたことで話題になりました。役柄は、消防士の役です。
 でも、単身、コロンビアに乗り込んだり、マシンガン持ったゲリラに追われたり、爆弾作ったり、ジープの下にしがみついて敵のアジトまで行ったりして、結局、いつものスーパーヒーローなんですけどね。
 ジープにしがみついて、どれくらいの距離を走ったんですか??普通だったら、絶対に途中で地面に落っこちて、ゲリラに見つかって撃ち殺されちゃいます!
 クライマックスのエレベーターのシャフトでのシーンや地下でのシーンを考えると、どう考えても、ただの消防士に見えないです!普通なら、あそこで3回くらい死んでます!
 
 今作もシュワルツェネッガーが主演じゃなくて、違う俳優が主人公を演じていたら、もっともっと面白かったかも。だって、シュワルツェネッガーの映画になっちゃってますから!でも、チャック・ノリスとかジャン=クロード・ヴァン・ダムとかじゃダメですよ!シュワルツェネッガーと変らないですから!ヘタしたら、チャック・ノリスとかジャン=クロード・ヴァン・ダムの方が、普通の消防士に見えないです。
 
サドン・デス

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 『サドン・デス』(95年)
 ヴァン・ダムも、どう見ても、スーパーヒーローにしかみえない。
 

 でも、本当は、普通のアクション映画にあんまり出演しなさそうな俳優が、主人公を演じたら、100倍面白く感じれたのに!
 今作を2002年に観たときもそれなりに面白いと思いましたけど、今回日曜洋画劇場で観直しましたけど、今作ってアクション映画としてかなり面白い!

 結局、最後は復讐して、コロンビアのゲリラを殺して終り!ってところがいかにもハリウッド映画ですけど、敵側を血も涙も無いテロリストとしてだけで描いてないところがホンの少しだけマシかも!でも、もう少しゲリラ側のドラマを描いた方が良かったとは思いますけどね。

 でも、今作を観る大多数の人間は、こういう風な感じのアクション映画が良いんでしょうね!シュワルツェネッガーの作品だし!
 シュワルツェネッガー主演でなかったら、日本で公開されてなかったかもネ!ひっそりDVDスルーか、未公開のままだったかも!シュワルツェネッガーが、ごくごく普通の消防士に見えないのでマイナス5点で68点
コラテラル・ダメージ 特別版

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『エイプリル・フール鮮血の記念日』4月1日

2007-04-01 02:25:50 | ホラー
エイプリル・フール鮮血の記念日
APRILFOOL’S DAY(1986年アメリカ)
 監督 フレッド・ウォルトン
 脚本 ダニロ・バック
 出演 エイミー・スティール、グリフィン・オニール、デボラ・フォアマン

 ■ストーリー■
 ある日、キットを始めとする大学生たち9名が、友人のマフィに招かれて、孤島にやってくる。さっそくパーティを始める彼らだったが、次から次へと何者かに襲われ死んでいく。キットはこの島に呼ばれたメンバーの共通点を発見するのだが。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 1980年代にブームになった記念日系のスラッシャームービーの1本。
 監督は傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』(79年)のフレッド・ウォルトン。
 監督デヴュー作『夕暮れにベルが鳴る』が、面白すぎたのか、その後は、パっとせず、今作『エイルリル・フール鮮血の記念日』、『殺しのロザリオ』(87年)を撮ったあとはTVの世界に移り、TVムービーをいくつか撮ってます。でも、ほとんどサスペンス映画ばかりという徹底ぶり!
 日本では最早、よほどのファンで無いとどんな作品を撮っていたのかフォローできない状態になっちゃいました。TVムービーですけど『超高層の死角』(89年)は、かなり有名なので、観た人も多いかも。たしかTV東京の映画劇場でも放映したはず!また放映して下さい!TVムービーってこともあって、スリラー映画としては、普通のデキなんですけどね!また、『夕暮れにベルが鳴る』の続編のTVムービー『新・夕暮れにベルが鳴る』(92年)も撮ってます。
 キャロル・ケインとチャールズ・ダーニングが同じ役で出演する驚きの続編でした。『夕暮れにベルが鳴る』は、『ストレンジャー・コール』(06年)としてリメイクされて日本でも今年、6月に公開予定です。リメイク版の『ストレンジャー・コール』公開に合わせても、オリジナル版の『夕暮れにベルが鳴る』を2時間枠の映画劇場(もちろん吹替えで!)で放映してくれないかなぁ!

 記憶が正しかったら、『夕暮れにベルが鳴る』は、日本テレビの水曜ロードショー(当時は水曜日でした)で放映予定になっていたのに、スポーツ中継か何かの特番を急遽放映したため、放映しないで、それ以降放映してなかったんじゃなかったでしたっけ??(放映してたらごめんなさい!)
 リメイク版『ストレンジャー・コール』を公開するときに、TVの映画劇場で吹替えで放映して!『夕暮れにベルが鳴る』は、多分、1度もTVで放映してないかも!TV東京の「午後のロードショー」で放映してくれないかなぁ!お願いします!

 ところで、今作は、ちょっとだけビックリの展開が待ってます。(あ、ホンのちょっとです)当時は、『13日の金曜日』(80年)、『プロムナイト』(80年)、『マザーズデー』(80年)、『鮮血!悪夢の卒業式』(81年)と記念日系のスラッシャームービーがたくさん作られたのと、今作のヒロイン、エイミー・スティールが『13日の金曜日PART2』(81年)のヒロインということで、すっかりだまされちゃいました!それに今作の製作が『13日の金曜日PART3』(82年)、『13日の金曜日完結編』(84年)の製作のフランク・マンキューソ・Jrっていうこともあったんでね。でも、冷静に考えれば、ネタは割れちゃうんですけどね!
 監督、脚本がフレッド・ウォルトンだというのですごく期待しちゃったんで、当時は凡作ホラーと思いましたけど、フレッド・ウォルトンの作品だと思わなければ、かなり面白いかも!最近はこういうお手軽な雰囲気の漂うB級ホラーって無いですね!最近の作品って準A級かZ級のどちらかっていう感じがして!50点
コメント (2)
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