『クライヴ・バーカー ヘルゾンビ』
CLIVE BARKER'S THE PLAGUE(2006年アメリカ)
監督 ハル・メイソンバーグ
脚本 ハル・メイソンバーグ、ティール・ミントン
出演 ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、イワナ・ミルセヴィッチ、ブラッド・ハント、ジョシュア・クローズ、ディー・ウォーレス=ストーン
■ストーリー■
ある日、デビッドが息子を起こしに行くと、口から泡をふき意識不明になっていた。病院に駆けつけると、同じく意識不明の子どもを連れた親でごった返していた。世界中の9歳未満の子どもたちが意識不明になり、体の動きが止まり意思の疎通がとれなくなってしまっていた。そして10年後、最後の少年たちは19歳となり、子どもがいなくなった世界は滅亡の危機に瀕していた。そんなとき、バーでのケンカで人を殺したデビッドの弟トムが、服役を終え仮出所で田舎へ帰ってくるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イギリスのホラー作家クライヴ・バーカーが製作で関わったホラー。
朝、意識不明の子どもを病院に連れて行くまでの展開でおよそ5分!
「早いッ!」さすがB級ホラー映画!展開が早いです!その後の展開も、次から次へと、主人公トムの紹介、元妻のジーンの登場とドンドンと進んでいきます!
ランニングタイムがエンドクレジットを入れて88分と、コンパクトなので、情緒もへったくれもなく、ドンドンとストーリーが進んでいくので、観てて気分が良いです!
昏睡状態になった子どもたちが、ある日、目覚めて大人たちを襲い始めます!しかも異常な怪力を手に入れて!その子どもたちに敵意が無い大人たちを含めて。大人たちを襲う原因は不明のままです!それにしても、子どもたちが起きてからの、映画の中の登場人物の対応の早さも、B級ホラー映画だけあって、超早いッ!
「なぜ、襲ってくるんだ??」っていうトムに対し、ラジオを聴いていて、トムの元へやってきたジーンの弟サムが「起きたら機嫌が悪かったんだろ」の一言で終り!!!そして、すぐに子どもたちを倒していきます。病院にいけば、行ったで、異常事態に、ある部屋に隠れている病院関係者たち!
「早ッ!早ッ!」
誰も悩んだりしないのね!「何が起きたんだーッ??」って、この事態に対応出来ない人なんか、1人も出てきません!その後、保安官たちと合流しても、仲間割れも何も起きません!一致団結して逃げます!
やっぱり、映画はこうでないとね!でも、せっかくの早い展開が、最後の方に行くにしたがって、ダラダラに!それに、子どもたちが強すぎて、主人公たちが助かりそうな感じが全然無いんですもんね。
ヒロインのジーンの言うとおり、絶対に武器が必要です!あんなに異常事態の状況に対応が早かったのに、なぜか、子どもたちが持っていたライフルや、拳銃を誰も拾おうとしないのは、オカシイです!
ところで、子どもたちが襲う理由が宗教映画くさくなるのは、ちょっと不満かも!日本タイトルの『クライヴ・バーカー ヘルゾンビ』もすごすぎ!子どもたちを“ヘルゾンビ”ってネーミングするなんて!
今作は、ゾンビ映画っていうより、1976年のスペインのホラー映画『ザ・チャイルド』系なのにね。でも“チャイルド”のフレーズを使ったホラー映画はたくさんあるから、“ヘルゾンビ”の方がインパクトあって良いかもね!好き好き、このネーミングセンス!
最後、少年のポケットにジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」のペーパーバックが入ってますけど、あれも何か意味があるの??希望があるって意味??もうちょっと説明してくれないと、意味不明のままですよ~!
とにかく、子どもたちの対応が早くて、世界滅亡って感じですもんね!田舎町での出来事しかわからないですけど、どう考えても、今作の終わり方だと、ダメだろうなぁ~!って。最後のちょい前で、ヒロインのジーンが教われないのも意味不明です!教会のシーンで、捕らえられた娘を助けようとした母親なんかも、子どもに恐怖は無かった(はず)。あと寝ている間に殺されたトムの兄も、寝ていて意識が無かった(はず)でしょ!なのに、殺されまくりだったのに、なぜ、ヒロインのジーンだけ、意識が幸せなコトを考えていたら、襲われなかったの??
意味不明!!せっかくの、そこまでのすばらしい展開が、ここで台無し!「怒りの葡萄」の件も分からないし!牧師さんが残したメモって、聖書の引用なんですか??それも分からないし!この意味不明度が、ちょっと残念!せっかく、終盤まで面白いのに!55点
CLIVE BARKER'S THE PLAGUE(2006年アメリカ)
監督 ハル・メイソンバーグ
脚本 ハル・メイソンバーグ、ティール・ミントン
出演 ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、イワナ・ミルセヴィッチ、ブラッド・ハント、ジョシュア・クローズ、ディー・ウォーレス=ストーン
■ストーリー■
ある日、デビッドが息子を起こしに行くと、口から泡をふき意識不明になっていた。病院に駆けつけると、同じく意識不明の子どもを連れた親でごった返していた。世界中の9歳未満の子どもたちが意識不明になり、体の動きが止まり意思の疎通がとれなくなってしまっていた。そして10年後、最後の少年たちは19歳となり、子どもがいなくなった世界は滅亡の危機に瀕していた。そんなとき、バーでのケンカで人を殺したデビッドの弟トムが、服役を終え仮出所で田舎へ帰ってくるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イギリスのホラー作家クライヴ・バーカーが製作で関わったホラー。
朝、意識不明の子どもを病院に連れて行くまでの展開でおよそ5分!
「早いッ!」さすがB級ホラー映画!展開が早いです!その後の展開も、次から次へと、主人公トムの紹介、元妻のジーンの登場とドンドンと進んでいきます!
ランニングタイムがエンドクレジットを入れて88分と、コンパクトなので、情緒もへったくれもなく、ドンドンとストーリーが進んでいくので、観てて気分が良いです!
昏睡状態になった子どもたちが、ある日、目覚めて大人たちを襲い始めます!しかも異常な怪力を手に入れて!その子どもたちに敵意が無い大人たちを含めて。大人たちを襲う原因は不明のままです!それにしても、子どもたちが起きてからの、映画の中の登場人物の対応の早さも、B級ホラー映画だけあって、超早いッ!
「なぜ、襲ってくるんだ??」っていうトムに対し、ラジオを聴いていて、トムの元へやってきたジーンの弟サムが「起きたら機嫌が悪かったんだろ」の一言で終り!!!そして、すぐに子どもたちを倒していきます。病院にいけば、行ったで、異常事態に、ある部屋に隠れている病院関係者たち!
「早ッ!早ッ!」
誰も悩んだりしないのね!「何が起きたんだーッ??」って、この事態に対応出来ない人なんか、1人も出てきません!その後、保安官たちと合流しても、仲間割れも何も起きません!一致団結して逃げます!
やっぱり、映画はこうでないとね!でも、せっかくの早い展開が、最後の方に行くにしたがって、ダラダラに!それに、子どもたちが強すぎて、主人公たちが助かりそうな感じが全然無いんですもんね。
ヒロインのジーンの言うとおり、絶対に武器が必要です!あんなに異常事態の状況に対応が早かったのに、なぜか、子どもたちが持っていたライフルや、拳銃を誰も拾おうとしないのは、オカシイです!
ところで、子どもたちが襲う理由が宗教映画くさくなるのは、ちょっと不満かも!日本タイトルの『クライヴ・バーカー ヘルゾンビ』もすごすぎ!子どもたちを“ヘルゾンビ”ってネーミングするなんて!
今作は、ゾンビ映画っていうより、1976年のスペインのホラー映画『ザ・チャイルド』系なのにね。でも“チャイルド”のフレーズを使ったホラー映画はたくさんあるから、“ヘルゾンビ”の方がインパクトあって良いかもね!好き好き、このネーミングセンス!
最後、少年のポケットにジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」のペーパーバックが入ってますけど、あれも何か意味があるの??希望があるって意味??もうちょっと説明してくれないと、意味不明のままですよ~!
とにかく、子どもたちの対応が早くて、世界滅亡って感じですもんね!田舎町での出来事しかわからないですけど、どう考えても、今作の終わり方だと、ダメだろうなぁ~!って。最後のちょい前で、ヒロインのジーンが教われないのも意味不明です!教会のシーンで、捕らえられた娘を助けようとした母親なんかも、子どもに恐怖は無かった(はず)。あと寝ている間に殺されたトムの兄も、寝ていて意識が無かった(はず)でしょ!なのに、殺されまくりだったのに、なぜ、ヒロインのジーンだけ、意識が幸せなコトを考えていたら、襲われなかったの??
意味不明!!せっかくの、そこまでのすばらしい展開が、ここで台無し!「怒りの葡萄」の件も分からないし!牧師さんが残したメモって、聖書の引用なんですか??それも分からないし!この意味不明度が、ちょっと残念!せっかく、終盤まで面白いのに!55点