@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ボディ・パズル』

2015-01-13 01:00:39 | イタリア映画/ミステリー・スリラー

ボディ・パズル
BODY PUZZLE(1992年イタリア)
 
 監督:ランベルト・バーヴァ

 脚本:テオドロ・アグリミ
    ランベルト・バーヴァ
    ブルース・マーティン
 原案:テオドロ・アグリミ
    ドメニコ・パオレーラ
 出演:ジョアンナ・パクラ
    トーマス・アラーナ
    フランソワ・マンターギュ

 
 ■ストーリー■
 
 ノンフィクション作品の編集者のトレーシーが亡くなった夫エイブの墓参りに行くと、何者かにエイブの墓が荒らされ死体を盗まれる事件が起きていた。
 帰宅後、家の冷蔵庫を開けると、人間の耳が入っていたのだった。
 一方、耳を切り取られたショップの主人が殺される事件が発生し、警察は同一犯の犯行と見て捜査を開始するのだった。トレーシーは身の危険を感じ実家へ里帰りするのだった。
 
 犯人は、その後も第2、第3の殺しを行っていくのだった。その死体はいずれも身体の一部が切り取られているのだった。
 捜査を行う中で警察はトレーシーの夫エイブが生前仲の良かった「友達」ティムという人物が事件に関わっていることを知るのだった…。             
   
 
 ■感想■
 
 ランベルト・バーヴァ監督の1992年のイタリアのジャッロ映画。
 
 イタリア製のスリラー映画というだけで、皮の黒手袋の殺人鬼も出てきませんし、身近なところに犯人がいるわけでもない作品です。
 内容的には、猟奇的な殺人事件を描いていますが、ごくごく普通のサスペンス映画っていった感じの作品です。

 でも、でも、すごく面白い!!

 犯人の顔も最初からでていますッ。
 なんだ、最初から犯人の顔が分かっちゃているのね~。

 と思って観ていたら、1時間20分くらいしたところで、「ガツ~ん!」とやられちゃいました!!

 「全然気が付かなかった!!」
 
 さすが、ジャッロ映画を量産したイタリア映画!!
 
 ジャッロ映画でなくとも、マカロニウエスタンでも、少人数の精鋭部隊が活躍するコンバット物でも、刑事アクションでも、「コナン・ザ・グレート」系のファンタジー物でも、「マッドマックス2」+「ニューヨーク1997」系のSFアクション映画でも、ヒットしそうなものは何でも量産しちゃうお国柄ですが、さすがアイデアはすごくありますよね!!
 
 真似でも、ただの真似に終わらない!!

 やっぱり、量産しているだけに、以前作られた作品と違う要素を求めて、新しいトリックとか何かを生む可能性が高いですよね!!
 ダリオ・アルジェント監督の『サスペリアPART2』(1975年)ほどではないにしろ、映画ならではのトリックが鮮やかに描かれています!!
 
 もし、同じトリックを使った作品が以前あったら、勉強不足でごめんなさい!!
 
 とにかく、自分は、ビックリしちゃいました!! 
 ちょっと、ほめすぎちゃったかも??

 ランベルト・バーヴァ監督だし「大したことないんだろうなぁ!!」と思って観たのも良かったんでしょうが、こういうジャッロ映画を観れたのは、ちょっと幸せな気分!!

 事件を捜査している刑事に「落ち着きたいの」とか言って、突然プールで泳ぎ出すジョアンナ・パクラ!
 不審に思って扉の鍵を開けたまま、外の様子を見に行くジョアンナ・パクラ!
 被害者のヒロインと良い仲になってしまう刑事!
 
 イヤ~、そんなことありえない!!今作はヒドイ凡作だわ!とか思わせて、こんな映像トリックを仕掛けているとは??
 まぁ、本当は何も考えずに脚本練ったんでしょうけど。

 こういう作品こそ、DVDとかBlu-Rayになって欲しいんですけどね~。 80点
 

ボディ・パズル [VHS]
ジョアンナ・パクラ
東北新社

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『鷲と鷹』(1969年)BSプレ... | トップ | 『天使VS悪魔』勝つのはどっ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア映画/ミステリー・スリラー」カテゴリの最新記事