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『キャロルは真夜中に殺される』

2021-02-10 23:47:24 | イタリア映画/ミステリー・スリラー

キャロルは真夜中に殺される
YOU'LL DIE AT MIDNIGHT(1986年イタリア)
 監督:ジョン・オールド・Jr(ランベルト・バーヴァ)
 脚本:ダルダーノ・サケッティ
    ジョン・オールド・Jr(ランベルト・バーヴァ)
 原案:ダルダーノ・サケッティ
 音楽:クラウディオ・シモネッティ
 出演:バレリア・トレビリオ
    レオナルド・トレヴィリオ
    ララ・ウェンデル
    パオロ・マルコ
    レア・マルティーノ
    エリアナ・ミグリオ
    バーバラ・スコッパ
    
    
 ■ストーリー■
 刑事のニコラは町で妻を見かけるが妻は見知らぬ男と車に乗ってどこかに行ってしまうのだった。帰宅後、妻の浮気の件で夫婦は大ケンカになり、ニコラは妻にアイスピックで刺され家を出ていくのだった。その後ニコラの妻はシャワーを浴びるが、何者かにアイスピックで殺されてしまうのだった。
 ニコラは同僚の心理学者アンナの部屋へ行くのだが、そこへニコラの妻が殺されたという連絡が入る。アンナは事件現場へ行き精神障害を持つ者の犯行によるものと分析、ニコラは殺していないだろうとピエロ警部に伝えるのだった。ニコラを拘束しても、第2、第3の事件が起きるに違いないと断言するのだった。
 そして、実際にアイスピックによる第2の事件が発生する。12年前に”真夜中の殺人鬼”と呼ばれ病院に送られた連続殺人鬼フランク・トリーボの手口と似ていたが、トリーボは8年前に焼け死んでいた。しかし、アンナや、アンナの研究室で学ぶピエロ警部の娘キャロルはトリーボを目撃するのだった。
  アンナはトリーボが生きていると言うが、ピエロ警部は取り合おうとはしなかった。そんなとき、ニコラがアンナを襲おうとしている現場を警護の警官が見つけニコラを射殺、事件は解決したことになるのだった。それでもアンナはトリーボの犯行を主張するのだった。そして、第3の事件が発生するのだった、、、。


 ■感想■
 ランベルト・バーヴァ監督のジャッロ映画。
 脚本はダルダーノ・サケッティ。ダルダーノ・サケッティの代表的な脚本をいくつかあげると『刑事マルク』(1975年)、『地獄の門』(1980年)、『ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士』(1982年)、『死神ジョーズ・戦慄の血しぶき』(1984年)、『サバイバル・ショット 恐怖からの脱出』(1985年)、『デモンズ』(1985年)、『暗闇の殺意』(1986年)、『ベレッタの女 最後の誘惑』(1987年)、『地獄の女スナイパー』(1992年)等々。
 アクション映画、Sci-Fi映画、ジャッロ映画、イタリア映画なんで脚本家はどんなジャンルの作品でも書いちゃうんでしょうけど、本当にエンターテイメント系の作品の脚本たくさん書いています。

 イタリア製のジャッロ映画としては、殺しのシーンも凝っていないし、ストーリーもしっかりしているんですが、整合性にこだわったせいかミステリー好きな映画ファンには途中で犯人がわかってしまいそうな作品です、、、。
 主人公と思っていた、ニコラ刑事が警護の警官に殺されるシーンあたりで、あまりの登場人物の少なさにわかってしまうかも??

 ミステリー映画としては良く出来ていますが、ジャッロとしては普通という変わった作品に、、、。
 そんな勝手なコト言われても困っちゃいますね、、、。映画ファン(自分ですが、、)は勝手ですからねー。
 音楽はクラウディア・シモネッティなんで、ジャロ度は低いわけではないんですが、、。

 本格ミステリー度   ★★★★★
 ジャッロ度      ★★★
 犯人が分かっちゃう度 ★★★★

 エンターテイメント系の映画ファンからは、すごーく評判の悪いランベルト・バーヴァですけど、父親のマリオ・バーヴァと比べられちゃうからで、そんなにひどい作品は撮っていないと思うんですが、、。
 『死神ジョーズ・戦慄の血しぶき』、『デモンズ』、『ボディ・パズル』(1992年)と自分的にかなり好きな作品撮ってます!!主にTV界で活躍しているランベルト・バーヴァですが、劇場作品”Ghost Son”(2007年)は日本未公開のまま、、。
 こういう作品をリリースして欲しいですねー、。2007年の作品なんで今の映画ファンからすると、すごーく古い作品になっちゃうんでしょうけどね。
 今作も未DVD化、未ブルーレイ化のままです。今作もソフト化して下さい。


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