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『バトルランナー2030』ロバート・シェクリイ原作”バトルランナー”

2015-02-18 01:09:34 | SF/モンスター・怪獣

バトルランナー2030
THE PRIZE OF PERIL(1983年フランス、ユーゴスラヴィア)
 監督          イヴ・ボワッセ
 脚本          イヴ・ボワッセ
              ジャン・キュルトラン
 原作          ロバート・シェクリイ
 出演          ミシェル・ピッコリ
              ジェラール・ランヴァン
              マリー=フランス・ピジェ
              ブルーノ・クレメル

 ■ストーリー■
 近未来、失業者があふれる世界でストレスのはけ口として、命を懸けたデスゲーム「危険の報酬」がTV局CTVで放映されていた。「危険の報酬」とは予選を勝ち抜いた挑戦者が、武器を持った5人のハンターから4時間逃げ切れば賞金100万ドルが手に入るというものだった。そして、やはり一般人から集められた5人のハンターたちは、挑戦者を殺すことが出来るのだった。しかし、挑戦者はハンターを攻撃したり反撃してはいけないというのがルールになっているのだった。
 今、また、挑戦者としてフレデリック・ジャックモンドという若者が賞金欲しさに「危険の報酬」の挑戦者のオーディションを受けるのだった。

 ■感想■
 ロバート・シェクリイ原作「危険の報酬」の映画化作品。
 ハリウッドや、ヨーロッパ映画では、原作小説を映画化するときに、短編を映像化することが多いですが、今作も原作は短編小説です。

 ロバート・シェクリイと言っても若い映画ファンには、あまり馴染みが無いかもしれないですねぇ。
 
 有名なところでは、イタリア映画のSF『華麗なる殺人』(1965年)や、ミック・ジャガー、アンソニー・ホプキンス、エミリオ・エステベス出演のSF『フリージャック』(1992年)の原作者です。
 『華麗なる殺人』はDVD化されてますが、日本語吹替音声が未収録なんですよね。TV放映時の吹替音声収録して再発しても良いとは思うんですが…。

 
 今作はフランス映画らしく、暗い気持ちで終わる作品に。
 同じく、TV中継される死のゲームを扱ったリチャード・バックマン(スティーヴン・キング)原作、アーノルド・シュワルツェネッガー出演の『バトルランナー』(1987年)とは、もちろん原作の違いもあるんでしょうが、同じテーマを扱っていても、まるっきり違うタイプの作品になっています。
 『バトルランナー』はコミックチックで、いかにもB級SF映画チックなところを狙っていましたからね。

 
 今作は、フランス製のSF好きなら、すごく楽しめる作品なんでしょうが、エンターテイメント映画ファンには、すごく物足りない感じの作品になっています。アクションシーンとか、ストーリーの中心になっている「危険の報酬」のルールが一方的すぎるとかとか。
 
 原作が未読なので良く分からないですが、原作と同じ設定なんでしょうか??  40点


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