『プラットフォーム』
EL HOYO(2019年スペイン)
監督:ガルデル・ガステル=ウルティア
脚本:ダヴィド・デソーラ
ペドロ・リヴェロ
原案:ダヴィド・デソーラ
出演:イバン・マサゲ
アントニオ・サン・ファン
ソリオン・エギレオル
■ストーリー■
半年間、過ごすことによって、認定証がもらえるということでゴレンはある建物に自ら志願してやってくる。ゴレンは部屋で目覚めると、天井と床に中央に大きな長方形の穴が開いていた。部屋にはもう1人のルームメイトの老人トリマカシがいた。トリマカシによると、この部屋は48階層で、決まった時間に穴から上の階層から下の階層へ動いているプラットフォームと呼ばれるかたまりの台に乗った食事が運ばれてくるとのことだった。
プラットフォームに載せてある食事は、上の階層の人間たちの食べ残しで、食事はそれを食べるしかなく、プラットフォームが同じ階層にある間しか食事ができないとのことだった。また、どの階層に行くかは1か月ごとに変わるというルールになっているとのことだった。プラットフォームに載った残飯を見たゴレンは口にしようとしなかったのだが、、、。
□■□ネタバレあり□■□
うすーくネタバレしてるかも??観てから読んで下さい!
■感想■
スペインのスリラー映画。
各国の映画祭で12の賞を受賞し、24の賞をノミネートされました!
シッチェス・カタロニア国際映画祭、ゴヤ賞、ガウディ賞も受賞しました!!
【シッチェス・カタロニア国際映画祭】2019年
最優秀長編作品観客賞、最優秀VFX賞、市民ケーン賞(監督)、最優秀作品賞 受賞
【ゴヤ賞】2020年
最優秀SPFX賞 受賞
最優秀新人監督賞、最優秀オリジナル脚本賞 ノミネート
【ガウディ賞】2020年
最優秀VFX賞 受賞
最優秀脚本賞、最優秀非カタルーニャ語作品賞 ノミネート
その他の映画祭でも話題になったみたいです!!
上の階層の人間たちの食べ残ししか食べれないって、どういうコト??
しかも、みんなオカシイ!
食事におしっこかけたり、、。
この施設にいるのは、犯罪者と志願した人間らしいのだが、入る前に説明なしってひどすぎでは??
今作のテーマって、、人間、置かれた状況によって行動が変わることへのメタファーなの??
資本主義への風刺も??
最初の方で、食事をセーブして取れば、下にフロアの人間にも食事が行き渡るという主人公ゴレンに、相部屋のトリマカシが「共産主義者か?」と言われちゃいます、、。
エンターテイメント的なスリラー映画的には、主人公ゴレンがもらえるはずの認定証についても全然説明ないし、、とにかく主人公をこの状況に置きたかっただけなんでしょうけど、、説明なさすぎ、、「この建物は現実でなく、主人公たちはすでに死んでいるのでは??」とも思いましたけど、そんなコトもなく、、かなり意味不明!!
16歳以下の子どもはいないはずなのに、最下層にちゃんと食事を取っているような子どもが1人いるし、、、1部屋2人のはずなのに、、1人で、、。
あの最下層にいた子どもは、子どもを探しているという女性ミハルの子??
そういえば、ミハルもどうやって毎回上の階層に行っているのか分からないし、、。どこかの階層で降りているんでしょうか??1か月後の階層チェンジで上のフロアに行っている??
現実的に考えれば、最下層に子どもはいなくて、ゴレンはすでに死んじゃっているんでしょうねぇ、、。
ヨーロッパで受けそうな感じの作品ですね、、。
色々自分で考えてね度 ★★★★★
エンターテイメント度 ★★
風刺度 ★★★
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