『ダストDUST』
DUST(2001年イギリス、ドイツ、マケドニア、イタリア)
監督 ミルチョ・マンチェフスキー
脚本 ミルチョ・マンチェフスキー
出演 ジョセフ・ファインズ、デビッド・ウェンハム
エイドリアン・レスター、ローズマリー・マーフィ、
■ストーリー■
2000年のニューヨーク、空き巣であるアパートの1室に入った青年エッジは、部屋の住人の老婆アンジェラに見つかってしまう。エッジはアンジェラからある話を銃で脅されながら聞かされることになる。その話とは…100年前、アメリカからバルカン半島に渡った兄弟ルークとイライジャの物語だった。ある女性をめぐりルークとイライジャは争うことになる。兄のルークはヨーロッパはパリから争いの絶えないバルカン半島へ向かい無法者のガンマンとなるのだった。そんなルークを追って弟イライジャもバルカン半島に現われるのだった。
■感想■
バルカン半島を舞台にしたマケドニアンウエスタン!
でも、正統派のアプローチでなく、時代は現代のニューヨークから始まって、100年前のヨーロッパ、バルカン半島にさかのぼっていくスタイルをとったウエスタンになっています。
現代のニューヨークに住む老婆アンジェラが話す昔話がメインなんですけど、途中、息抜きのように、現代のニューヨークに戻ってアンジェラと強盗エッジの話になっちゃうんですね~。
自分が観たいのは“ウエスタン”の部分なのに…。
100年前のルークとイライジャのストーリーは、マカロニウエスタンや西部劇をたくさん観ていれば観ているほど楽しめるストーリーになってます。
なのに、良いトコロで現代のニューヨークに戻っちゃうのので、もったいないです!!!
現代からの思い出話にしなくて、正真正銘のウエスタンとして映画を作って欲しかったです!!!
トニー・アントニー製作、ジーン・クインターノ監督の1998年のスペイン、アメリカ製作のTVムービー『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』みたいに、ちゃんとマカロニウエスタンを作って欲しかったです!
ホントかウソか、作品の謳い文句によると『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』は、原案セルジオ・レオーネだそうです!
確かに、それっぽいところが、いくつも出てきます!
ジーン・クインターノは、ビル・コーコラン監督、ウィリー・ネルソン、クリス・クリストファーソン出演のウエスタンのTVムービー“OUTLAW JUSTICE”(a.k.a.“The Long Kill”(1999年アメリカ、スペイン)の脚本も書いてます!これも観てみたいです!!DVD化して欲しいですね、どこかのメーカーさんよろしくお願いします。
ところで、今作『ダストDUST』では、黒沢明監督の『用心棒』(1961年)よろしく腕をくわえた犬が出てきます。
監督も、マカロニウエスタンを撮りたかったんですよね!!
現代を、舞台にしないと商業的に何かいけなかったんでしょうかね??せっかく、ランニングタイムが125分もあるのに、現代のシーンが余計としか思えないです!現代のニューヨークの部分が、ストーリーの流れを完全に停めてますからネ。
現代のニューヨークの部分を持ってきているのは、「物語」は、それを語る人間によって変わって行くなんていう寓話性を持たせているのかもしれなしけど、自分的には、完全に不必要な部分でした。
マカロニウエスタン全盛のころの作品なんて、ランニングタイム90分で、かなりストーリーがありましたもんね。125分もあるのに、もったい無かったです。
凄腕のガンマンの兄弟の確執!
政府軍とレジスタンスの戦い!
とか、いくらでも面白くなる要素たっぷりなのに!!!
これで、映画の雰囲気がウエスタンとまるっきりかけ離れたセンスの無い映像だったら
「惜しかったね」ですみますけど、100年前のストーリー、シーン、がまさにマカロニウエスタンだったんで、本当に残念です。
マカロニウエスタンへのオマージュのようなシーンはたくさん出てくるので、こういうジャンルが好きな人は必見です! 65点
DUST(2001年イギリス、ドイツ、マケドニア、イタリア)
監督 ミルチョ・マンチェフスキー
脚本 ミルチョ・マンチェフスキー
出演 ジョセフ・ファインズ、デビッド・ウェンハム
エイドリアン・レスター、ローズマリー・マーフィ、
■ストーリー■
2000年のニューヨーク、空き巣であるアパートの1室に入った青年エッジは、部屋の住人の老婆アンジェラに見つかってしまう。エッジはアンジェラからある話を銃で脅されながら聞かされることになる。その話とは…100年前、アメリカからバルカン半島に渡った兄弟ルークとイライジャの物語だった。ある女性をめぐりルークとイライジャは争うことになる。兄のルークはヨーロッパはパリから争いの絶えないバルカン半島へ向かい無法者のガンマンとなるのだった。そんなルークを追って弟イライジャもバルカン半島に現われるのだった。
■感想■
バルカン半島を舞台にしたマケドニアンウエスタン!
でも、正統派のアプローチでなく、時代は現代のニューヨークから始まって、100年前のヨーロッパ、バルカン半島にさかのぼっていくスタイルをとったウエスタンになっています。
現代のニューヨークに住む老婆アンジェラが話す昔話がメインなんですけど、途中、息抜きのように、現代のニューヨークに戻ってアンジェラと強盗エッジの話になっちゃうんですね~。
自分が観たいのは“ウエスタン”の部分なのに…。
100年前のルークとイライジャのストーリーは、マカロニウエスタンや西部劇をたくさん観ていれば観ているほど楽しめるストーリーになってます。
なのに、良いトコロで現代のニューヨークに戻っちゃうのので、もったいないです!!!
現代からの思い出話にしなくて、正真正銘のウエスタンとして映画を作って欲しかったです!!!
トニー・アントニー製作、ジーン・クインターノ監督の1998年のスペイン、アメリカ製作のTVムービー『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』みたいに、ちゃんとマカロニウエスタンを作って欲しかったです!
ホントかウソか、作品の謳い文句によると『ワイルド・ウエスタン荒野の二丁拳銃』は、原案セルジオ・レオーネだそうです!
確かに、それっぽいところが、いくつも出てきます!
ジーン・クインターノは、ビル・コーコラン監督、ウィリー・ネルソン、クリス・クリストファーソン出演のウエスタンのTVムービー“OUTLAW JUSTICE”(a.k.a.“The Long Kill”(1999年アメリカ、スペイン)の脚本も書いてます!これも観てみたいです!!DVD化して欲しいですね、どこかのメーカーさんよろしくお願いします。
ところで、今作『ダストDUST』では、黒沢明監督の『用心棒』(1961年)よろしく腕をくわえた犬が出てきます。
監督も、マカロニウエスタンを撮りたかったんですよね!!
現代を、舞台にしないと商業的に何かいけなかったんでしょうかね??せっかく、ランニングタイムが125分もあるのに、現代のシーンが余計としか思えないです!現代のニューヨークの部分が、ストーリーの流れを完全に停めてますからネ。
現代のニューヨークの部分を持ってきているのは、「物語」は、それを語る人間によって変わって行くなんていう寓話性を持たせているのかもしれなしけど、自分的には、完全に不必要な部分でした。
マカロニウエスタン全盛のころの作品なんて、ランニングタイム90分で、かなりストーリーがありましたもんね。125分もあるのに、もったい無かったです。
凄腕のガンマンの兄弟の確執!
政府軍とレジスタンスの戦い!
とか、いくらでも面白くなる要素たっぷりなのに!!!
これで、映画の雰囲気がウエスタンとまるっきりかけ離れたセンスの無い映像だったら
「惜しかったね」ですみますけど、100年前のストーリー、シーン、がまさにマカロニウエスタンだったんで、本当に残念です。
マカロニウエスタンへのオマージュのようなシーンはたくさん出てくるので、こういうジャンルが好きな人は必見です! 65点
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