『ウィラード』
WILLARD(2003年アメリカ)
監督 グレン・モーガン
脚本 グレン・モーガン
原作 スティーヴン・ギルバート
出演 クリスピン・グローヴァー、ローラ・ハリング
R・リー・アーメイ、ジャッキー・バロウズ
■ストーリー■
年老いた母親と暮す青年ウィラードは、父親の死後、父親の作った会社を経営している伯父のマーティンのもとで働いていた。だが、マーティンは、内向的で遅刻を繰り返すウィラードを目の仇にしていた。ある日、ウィラードは自分の住む古い屋敷の地下室でネズミの駆除をしていて、白いネズミを捕まえるのだが、ウィラードはネズミにソクラテスという名をつけペットにするのだった。
■感想■
ブルース・デイビソン、アーネスト・ボーグナイン出演のネズミパニック映画『ウイラード』(1971年)のリメイク。
リメイクの今作は、劇場未公開になっちゃいました!!
ネタ切れハリウッド、こんな作品までリメイクかぁ??
オリジナル版『ウイラード』も二昔前(もっと前でした…)のTVの洋画劇場枠で、けっこう放映されてましたけどね。あんまり好きな映画じゃなかったですけど、歳とってから見直すとそんなにイヤじゃないかもしれないです。
ブルース・デイビソンのキャラクターに、どうも感情移入できなかったんですよね~。
ストーリーも、1970年代の雰囲気が全開で暗い感じでしたしね。
動物パニックっていっても人間ドラマの方がメインですしね。まぁ、時代的にも“動物パニック”っていうジャンルもなかったですしね。
人間ドラマより、ストレートに動物の恐怖を描く動物パニック映画は、アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』(1963年)以来、しばらく無くて、スティーヴン・スピルバーグ監督の大々々ヒットの鮫映画『JAWSジョーズ』(1975年)以降に、大量に製作されたんですもんね!
“動物パニック”というジャンルが出来たのは、『JAWSジョーズ』と、そのパクリ熊映画『グリズリー』(1976年)のヒット以降ですもんね。
その後は、犬が人を襲う『ドッグ』(1976年)、『グリズリー』と同じくウィリアム・ガードラー監督の『アニマル大戦争』(1977年)とか色々ありました。
でも、動物パニック映画の主役は鮫だ!とばかりに『JAWSジョーズ』の正式な続篇だけでも『JAWS2ジョーズ2』(1978年)、『ジョーズ3』(1983年)、『ジョーズ87復讐編』(1987年)までありましたもんね。
その他、主なサメ映画だけでも、それに便乗する形でイタリア映画をはじめ数多くの作品が製作されました!
エンツォ・G・カステラーリ監督の傑作『最後のジョーズアメリカ東海岸を最大の恐怖が襲う』(1980年)
動物パニックというより怪獣物『死神ジョーズ戦慄の血しぶき』(1984年)(a.k.a.ジョーズアタック2)
正確には、動物パニックでなくSF映画『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)
Z級映画『タイガーシャーク』(1977年)
等々、たくさんありました!
サメくらい人気のあるワニも動物パニック映画の主役になりました!
『アリゲーター』(1978年)(a.k.a.パニック・アリゲーター悪魔の棲む沼)
『アリゲーター』(1980年)
『キラー・クロコダイル密林に潜む巨大ワニの恐怖』(1988年)
『キラー・クロコダイル怒りの逆襲』(1990年)
『クロコダイル』(2000年)
『レプティリア』(2000年)
等々、ワニ映画もたくさんありました!
とにかく、クマ!サメ!ワニ!山ほどあってフォローできないです!
今作『ウィラード』に話を戻すと、途中、ベンのテーマが流れたときは、昔のオリジナルのファンにも気を使ってるのね!って感じでした。
でも、1970年代初頭の、ちょっと変わったスリラー映画としてオリジナル版の『ウイラード』は、それなりに存在価値はあったと思うんですけど、今さらリメイク化する意味はあるんですかね??劇場未公開になるくらいヒドイデキでもない、けっこう面白い作品です。
監督は『ファイナル・デスティネーション』(2000年)、『ザ・ワン』(2001年)の製作、脚本のグレン・モーガンなんで、手堅い演出です。
出演は『チャーリーズ・エンジェル』(2000年年)、『チャーリーズ・エンジェルフルスロットル』(2003年)のクリスピン・グローヴァー。
『ディレルド暴走超特急』(2002年)、『パニッシャー』(2004年)のローラ・ハリング。
それなりに面白いので、ヒマ潰しに観るなら、けっこう良い作品かも。
オリジナル版の毒も抜けて、ちょうど良い感じです!
オリジナル版を知らない人には、かえって新鮮で良いかも。ポップコーンでも食べながら、楽しく観てください。 65点
WILLARD(2003年アメリカ)
監督 グレン・モーガン
脚本 グレン・モーガン
原作 スティーヴン・ギルバート
出演 クリスピン・グローヴァー、ローラ・ハリング
R・リー・アーメイ、ジャッキー・バロウズ
■ストーリー■
年老いた母親と暮す青年ウィラードは、父親の死後、父親の作った会社を経営している伯父のマーティンのもとで働いていた。だが、マーティンは、内向的で遅刻を繰り返すウィラードを目の仇にしていた。ある日、ウィラードは自分の住む古い屋敷の地下室でネズミの駆除をしていて、白いネズミを捕まえるのだが、ウィラードはネズミにソクラテスという名をつけペットにするのだった。
■感想■
ブルース・デイビソン、アーネスト・ボーグナイン出演のネズミパニック映画『ウイラード』(1971年)のリメイク。
リメイクの今作は、劇場未公開になっちゃいました!!
ネタ切れハリウッド、こんな作品までリメイクかぁ??
オリジナル版『ウイラード』も二昔前(もっと前でした…)のTVの洋画劇場枠で、けっこう放映されてましたけどね。あんまり好きな映画じゃなかったですけど、歳とってから見直すとそんなにイヤじゃないかもしれないです。
ブルース・デイビソンのキャラクターに、どうも感情移入できなかったんですよね~。
ストーリーも、1970年代の雰囲気が全開で暗い感じでしたしね。
動物パニックっていっても人間ドラマの方がメインですしね。まぁ、時代的にも“動物パニック”っていうジャンルもなかったですしね。
人間ドラマより、ストレートに動物の恐怖を描く動物パニック映画は、アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』(1963年)以来、しばらく無くて、スティーヴン・スピルバーグ監督の大々々ヒットの鮫映画『JAWSジョーズ』(1975年)以降に、大量に製作されたんですもんね!
“動物パニック”というジャンルが出来たのは、『JAWSジョーズ』と、そのパクリ熊映画『グリズリー』(1976年)のヒット以降ですもんね。
その後は、犬が人を襲う『ドッグ』(1976年)、『グリズリー』と同じくウィリアム・ガードラー監督の『アニマル大戦争』(1977年)とか色々ありました。
でも、動物パニック映画の主役は鮫だ!とばかりに『JAWSジョーズ』の正式な続篇だけでも『JAWS2ジョーズ2』(1978年)、『ジョーズ3』(1983年)、『ジョーズ87復讐編』(1987年)までありましたもんね。
その他、主なサメ映画だけでも、それに便乗する形でイタリア映画をはじめ数多くの作品が製作されました!
エンツォ・G・カステラーリ監督の傑作『最後のジョーズアメリカ東海岸を最大の恐怖が襲う』(1980年)
動物パニックというより怪獣物『死神ジョーズ戦慄の血しぶき』(1984年)(a.k.a.ジョーズアタック2)
正確には、動物パニックでなくSF映画『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)
Z級映画『タイガーシャーク』(1977年)
等々、たくさんありました!
サメくらい人気のあるワニも動物パニック映画の主役になりました!
『アリゲーター』(1978年)(a.k.a.パニック・アリゲーター悪魔の棲む沼)
『アリゲーター』(1980年)
『キラー・クロコダイル密林に潜む巨大ワニの恐怖』(1988年)
『キラー・クロコダイル怒りの逆襲』(1990年)
『クロコダイル』(2000年)
『レプティリア』(2000年)
等々、ワニ映画もたくさんありました!
とにかく、クマ!サメ!ワニ!山ほどあってフォローできないです!
今作『ウィラード』に話を戻すと、途中、ベンのテーマが流れたときは、昔のオリジナルのファンにも気を使ってるのね!って感じでした。
でも、1970年代初頭の、ちょっと変わったスリラー映画としてオリジナル版の『ウイラード』は、それなりに存在価値はあったと思うんですけど、今さらリメイク化する意味はあるんですかね??劇場未公開になるくらいヒドイデキでもない、けっこう面白い作品です。
監督は『ファイナル・デスティネーション』(2000年)、『ザ・ワン』(2001年)の製作、脚本のグレン・モーガンなんで、手堅い演出です。
出演は『チャーリーズ・エンジェル』(2000年年)、『チャーリーズ・エンジェルフルスロットル』(2003年)のクリスピン・グローヴァー。
『ディレルド暴走超特急』(2002年)、『パニッシャー』(2004年)のローラ・ハリング。
それなりに面白いので、ヒマ潰しに観るなら、けっこう良い作品かも。
オリジナル版の毒も抜けて、ちょうど良い感じです!
オリジナル版を知らない人には、かえって新鮮で良いかも。ポップコーンでも食べながら、楽しく観てください。 65点
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