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指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

京浜急行にはストリップがよく似合う

2012年06月20日 | 大衆芸能
ストリップ劇場と言っても、今や絶滅危惧種で、首都圏でも数えるほどしかない。
だが。戦後から1970年代までは、かなりあったもので、特に京浜地区では、なぜか京浜急行の急行電車の停車駅ごとに劇場があった。

まず、京浜蒲田と川崎には、2軒づつあった。
鶴見にもあり、新子安、神奈川新町にあり、黄金町と日ノ出町にもあり、さらに弘明寺の春風座はかなり有名だった。

横浜橋商店街の中の横浜セントラル劇場(通称ヨコセン)は、由利徹もコントに出たという名門だったが、私が横浜市に来た頃は、すでにピンク映画館になっていた。
ピンク映画というのも、ストリップ同様に絶滅危惧種で、現在では首都圏には3館しか上映館がない。

今でも、黄金町には横浜名劇というストリップ劇場があり、京急の日ノ出町駅から中央図書館に行くときには必ず前を通ることになる。
私の娘が高校生のとき、本を借りるため中央図書館に行く時、必ずその前を通った。
「なんであのような仕事をする人がいるのか、大変不思議に思った」とのことである。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-06-21 15:46:37
生麦にもあったような気がしますよ !!!
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ありました。 (さすらい日乗)
2012-06-21 17:58:29
生麦ミュージックでしたね。

このあたりは、ほとんど花月園競輪か川崎競輪の客が目当てだったと思いますが結構繁盛していました。
神奈川新町にあった劇場については、地域への悪影響から、住民から早期廃止の陳情書が出て、市会でまじめに審議しました。非常に喜劇的でしたが。
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