適格退職年金性の廃止まで、2年を切りました。
適年の移行状況や他の企業年金の数は、どうなっているか、気になるところです。
2009年度末(2010年3月末)の集計状況をお知らせします。
適格退職年金は、昨年(H20年)度末の25,441件から17,184件となりました。
この1年で、8,257件の減少となっています。
適年の減少の推移は、H18、19年度はそれぞれ6,205、6,059件と先行きが心配
されましたしたが、H20年度は7,362件とペースを戻し、この1年は8,257件の減少
となったようです。
2010年3月末時点での適年の件数、17,184件のうち、保険会社が受託している
件数は13,892件、信託銀行の受託分は3,239件です。
適格退職年金の移行先をみると確定給付企業年金が7,405件、厚生年金基金が
608件、企業型確定拠出年金は規約数3,301件(実施事業主数12,902社)です。
加入者でみると、
・適格退職年金→249万人
・厚生年金基金→460万人
・確定給付企業年金→647万人
・企業型・確定拠出年金→340万人
・中小企業退職金共済→302万人
となっています。
5月7日に続き、6月17日に、「これからの企業年金・退職金制度」と題した
セミナーを行います。セミナーのご案内は、6月1日、3日のブログ及びホーム
ページに掲載してあります。
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その中の「セミナーのご案内」をご覧下さい。