まず「適年 4年 8年」ですが、これは、適格退職年金から確定拠出年金
への移行のスキームです。
正確に言うと、退職一時金制度から確定拠出年金へ移行する際、過去分
を4年から8年に分けて移換できるということです。
退職一時金制度では、企業年金制度と違い、移換できる積立金はないの
が普通です。そのため、その過去分を4年から8年の間の年数で、確定拠
出年金制度へ移すことができます。過去分を移すのは年1回です。毎月の
掛金に細かく分けて上乗せするのではありません。
この退職一時金から確定拠出年金へ移行するスキームを、適年の移行に
際して使うことができます。元々適年は、退職一時金制度の一部または
全部が適年になったという考え方です。
退職金制度からどれくらいの割合を確定拠出年金へ移行するのかを決め
て適年の積立金だけでは足りない場合に、上記の退職一時金からの移行
のスキームを組み合わせます。
退職一時金の過去分の移行に関する会計処理は、中小企業では柔軟に
処理することも可能なようです。
「退職給付引当金 生命保険、2重コスト」から、このブログへの訪問は初め
てでした。
そうです。退職給付会計を導入している企業で、退職金の準備手段として
生命保険を使っていると、退職給付引当金と保険料と2重にコストがかかり
ます。
解決法は、生命保険をやめて退職金の準備手段に企業年金制度か中退共
を使うことです。企業年金制度は、DB=確定給付企業年金かDC=確定拠出
年金です。
生命保険を使っていると、生命保険を採用する時、他の制度のデメリット
を、保険会社からかなり聞かされている可能性があります。
退職金準備手段を一度リセットする必要がありますが、その前に情報を
リセットすることが必要です。
また、現状での退職金準備手段が生命保険だけなのか、中退共やDBを
使っているのかなどで、解決法も違ってきます。
お悩みの場合は、是非ご相談ください。
ご質問やお問合せは、メールまたはお電話で。
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04-2955-3407
彩コンサルティングのホームページ
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左下のブックマークにある「適格退職年金の移行コンサルティング」です。
㈲彩コンサルティングを設立して、5年になりました。
その日はたまたま、5年前のクリスマスイブ、その年最後の大安でした。
その当時、コンサルティングをしていた会社に、会社設立のお話をすると、
社長のお母様からご祝儀をいただきました。思いがけないことなので、
大変うれしく、これから頑張ろうという気持ちを後押ししていただきました。
ここで、有限会社として存続する手続きも無事終わっています。
この5年間、正直言って苦しいことの連続でした。
コンサルティングって、本当の儲からない仕事です。
退職金制度に生命保険を使った方が、はるかに儲かります。
でも、それをやったらお仕舞いです。
たまに、「正義のみかたやっているの?」と揶揄されることもありますが、
原則は曲げず、これからも頑張っていきたいと思います。
お世話になった皆様、ブログを読んでいただいた皆様がた
本当にありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。