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厚生年金基金の上乗せ部分に代わる制度としてのDB

2013-09-03 09:00:00 | 厚生年金基金

厚生年金基金制度の改正法の施行(来年4月を予定)により、基金制度は、事実上
廃止となると思われます。

そこで問題なのが、基金制度の上乗せ部分です。

ほとんどの基金が、多かれ少なかれ積立不足ですので、加入者や受給者への給付
は、守られそうにありません。

厚生労働省は、上乗せ部分の給付を、他の企業年金制度へ移行するための支援を
打ち出しており、詳細は、今後、政令等で既定されるようです。

他の企業年金制度とは、確定給付企業年金、確定拠出年金、および中小企業地職
金共済です。

このうち、確定給付企業年金は、使わないほうがいいと思います。

確定給付企業年金は、厚生年金基金と同じように、運用責任が事業主にあります。
積立不足が発生すると、事業主が穴埋めをしなければなりません。

が、一番問題なのは、運用難による負担が重いので、確定給付企業年金をやめよう
という場合、簡単にはやめられないということです。

積立金が最低積立基準額※と同額以上ないと、やめることができません。
終了させるには、不足額の補てんが必要です。

厚生年金基金で苦しんだのだから、もう同じような危険があることはしないほうが
いいでしょう。

※最低積立基準額とは今基金を辞めた場合、加入者、受給待機者、年金受給者が
  過去の加入期間に見合った給付を受けることができるように、現時点で保有して
 おくべき積立金。

 

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