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厚生年金基金に加入していると、平均で幾ら受け取れるのか?

2013-02-05 10:17:26 | 厚生年金基金

厚生年金基金に加入していると、受け取り額は幾らになるのか?
厚生年金だけの場合とどう違うか?

 「う~ん?いくらだろう?」

実は、私も独立する前に勤めていた会社では、厚生年金基金に加入していました。
でも、厚生年金と厚生年金基金の違いは、認識していませんでした。
退職金は、基金の加算部分が内枠でしたが、その仕組みも知りませんでした。

基金は代行返上しました。そのとき基金から文章が送られてきました。
もう、この仕事を始めていましたが、それでも、その文章を穴のあくほど見ないと
何が書いてあるかが分かりませんでした。

ですよね。

厚生年金基金の仕組み等は、分かりにくいと思います。

ということで、受け取り額の説明です。

まず、厚生年金は、会社勤めを40年間していた男性で、月額約16.5万円といわれ
ています。内訳は、基礎年金6.5万円+厚生年金10万円です。
国から支給されます。

基金に加入していると、国からの支給と基金からの支給に分かれます。
国からは、基礎年金6.5万円+厚生年金(本体支給部分)7万円=13.5万円が
支給されます。
基金からは、厚生年金(代行部分)3万円+基本上乗せ給付0.8万円=3.8万円が
支給されます。
合計すると、17.3万円です。

基金に加入していると、基金にしていない人より、年金額が約8千円(月額)多くなります。

え。。。でも、基金からはそれ以外にも給付があるはず???

そうです。基金には加算部分があります。この加算部分は、年金又は一時金で受け取る
ことができます。

基金の独自給付は、つまり上乗せ給付(プラスアルファ部分)は、加算部分と基本上乗せ
部分に分かれています。このうち基本上乗せ部分は、厚生年金(代行部分)と一緒に支給
されます。

なお、上記金額は、40年会社勤めをした男性の、平均的な受取額です。



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