猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

政府の新型コロナ対策は大丈夫なのか、なにかオカシイ

2020-04-15 22:55:45 | 新型コロナウイルス

私の妻の友人の娘が、発熱を繰り返し、3週間自宅に待機していたが、町医者に新型コロナでないと言われ、あすから出勤するという。親から行くなと言われたのに、休暇をとって、フランスに遊びに行き、ヨーロッパからの帰国者の検疫がまだ厳しくない3月に帰ってきて、自宅待機していた。

彼女は新型コロナのPCR検査をやっていない。発熱はまだ収まっていないようだ。医者に新型コロナでないと言われたと、勤務先に言ったら、出勤せよと言われたとのことである。検査していないのだから、もし、町医者の判断が誤っていれば、40代の彼女は新型コロナを広めて歩いていたことになり、これからも広めるかもしれない。彼女は一人暮らしだから、すくなくても、食べ物を買いに外に出ていたはずである。

4月10日、さいたま市保健所所長が、記者から、市の新型コロナのPCR検査数が、県や他市に比べて少ない理由を問われ、「病床が満杯になって重症者が入院できない状況を避けるため、検査にかける条件を厳しめにやった」と答えた。

保健所所長は市長と話し合っていたはずである。

この保健所にかぎらず、PCR検査の抑え込んでいた保健所が多いように私には思える。

4月8日の夜に、横浜市の私立認可保育所に勤務する女性保育士が感染したことが、わかった。市との協議で、「休みたいと主張する保育所側に対し、市は9日に通常通り開所することを指示」した。さらに、混乱を「避けるためとして」、保護者に感染者の発生を知らせないよう求めたという。

理由がわからない。新聞記事によれば「保育士は発熱などの症状があり4月4日から欠勤。市は保健所の助言をもとに『すぐに休まなくても感染リスクが高まるわけではない』と判断した」という。

保育所は、市の要請を無視し、保育士が新型コロナを感染したと保護者に伝え、誰も子どもを預けに来ず、事実上の閉鎖になったという。

この記事はつぎで終わっている。
「政府の緊急事態宣言を受けて市は8日、市内の保育所について『原則開所』とすることを保護者に通知。家庭で保育できる場合は預けないよう協力を求め、その分の保育料を減額するとしている。」

市が保育所の「原則開所」という政府要請を守ろうとしたためだろうか。それとも、「保育料減額」の事態や休業補償を恐れたためだろうか。

私の近所の保育所の子どもたちを見ても、咳をしているマスクなしの子がいる。子どもから保育士が新型コロナを感染するリスクが十分にある。

4月7日に政府の緊急事態宣言がでたが、何かがおかしい。賃労働という経済活動が依然と続いており、消費活動だけが抑え込まれている。政府の新型コロナ対策は大丈夫なのだろうか。政府は個人の自粛に問題を押しつけるだけでなく、経済活動と医療システムにメスをいれないといけないだろう。


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