一昨日、私の郵便受けに、横浜市議の望月高徳のカジノ反対のビラが入っていた。
横浜の市民の多くは、べつに、観光客からの収入で生活しているわけでない。
横浜商工会議がカジノ賛成だというが、横浜商工会議がべつに横浜を代表しているわけでない。
観光に依存しているのはベイエリアだけである。しかも、カジノができたからといって、ベイエリアの商店街で買い物する観光客が増えるわけでない。カジノを目当てに来る客層と、ベイエリアで買い物する客層とは、異なる。
また、カジノができたから、横浜での国際会議が増えるわけではない。カジノを目当てに国際会議するなんて、国際犯罪組織(世界ギャング連合)ぐらいである。
横浜は、京浜工業地帯のキーとなる工業都市であり、また、自然が残る子育てに最適の住宅街であり、また、大学などが集中する学園都市でもある。
横浜には丘陵が多く、緑地や緑道や溜池が多く残る。野鳥も多い。ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハト、スズメ、ツバメだけでなく、セキレイ、シジュウカラ、ウグイス、カワセミ、オナガ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、マガモ、キンクロハジロなどを見ることができる。
横浜港は、もともと、戦前は絹の輸出拠点だった。戦後は、日産の自動車の輸出拠点である。港湾地帯に行くと、輸出を待っている自動車の列を見ることができる。
日産は経営に失敗し、死にかけている。輸出される品目は今後かわるだろう。横浜には、競争力ある特殊技術をもつ中小企業が多い。
また、アメリカからの穀物を輸入する倉庫が港湾地帯に並んでおり、そこで加工食品に変わり、全国に配送される。
カジノ誘致の論理が破綻している。
「横浜にカジノを」はトランプ大統領からの要請だそうだが、横浜の未来をトランプやその家来の安倍晋三に左右されたくない。横浜の良さは、カジノと無縁のものである。カジノに反対である。