『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 おひさま… 』

2011-04-05 23:13:59 | Weblog
                


NHK の朝ドラで、松本、安曇野を中心にした「おひさま」が始まった。
前々から注目を浴びて居たドラマで、登場する俳優も一流所! 
戦中派の老い耄れにとって初回から懐かしい光景が飛び込んで来る!!! そして、注目したいのは、松本~安曇野の田園風景が頻繁に出て来ると言う・・・
昨日、今日と見たが、山葵(わさび)田、延々と広がる蕎麦(そば)畑、池田町の有名な紅葉、北アルプス連峰からの伏流水と水車も登場した。 皆皆、懐かしい光景だ!
これから色々な景色が見られるだろう?

戦後間もない貧しい時代を鮮明に覚えて居るので初回から懐かしかった。
居間にして思えば月と鼈(すっぽん)の感がする!!! あの時代、日本国民は、余り不満も言わずよく耐え抜いて来たものだ!と、感心する。 
戦後間もない頃、田舎でさえ浮浪者がゴロゴロ、傷痍軍人が、これまた、ゴロゴロいた! この時代は長く続いていた。
高校に入って汽車通をするようになったが、物乞いをする傷痍軍事が毎回乗っていた! 「車内の皆さん!云々・・・・・」と、白い装束に松葉杖を突いてビッコを曳きながら胸には献金箱をブラ提げ車中を行ったり来たりしていた!
上諏訪駅前のドブ川の上には掘立小屋が軒を連ね屋台、ヤミ物質等が売られていた。 この流れは、寒村の我村にも及び、例の傷痍軍事を、度々、見たものだ! 時々駅前には、桜の将棋指しが来て田舎っぺを罠に嵌め、高い金品をフンダクッタ。 好奇心の余りこの桜を覗き込んで口を出しつつあると、お袋が耳を引っ張って、家に連れ戻し、「手を出しちゃァ~イカン!メッ!!!」と、叱ったものだ。
悪餓鬼共は、メンコや釘刺し、缶蹴り等で遊び扱けて居た。
確か、小6の時、家庭科という授業があり、オッカナイおばちゃん先生に「何か作ってこい!」と、宿題を出され、野球のグローブに挑戦した事があった。 悪餓鬼等に作れる代物ではなかった。 従姉妹の姉さんにミシンを踏んで貰って作り上げたが、これが御気に入りで三角ベース(野球)で大活躍をした!!! 皮等ある筈もない! 古着をブッバイテ(破って)造った布製だった。
「おひさま」を見ていると、態のイイ手袋見たいなグローブを叩く餓鬼が如何にも嬉しそうに嵌め、右手でドンドンを叩いていたのが印象的だった。 yの悪餓鬼時代そのものだった!
振り返って見れば、65年も前の話である!
「おひさま」は、yの悪餓鬼時代の回顧録ドラマを振り返るようで興味をソソリそうだ!

これからドラマは如何様に展開するか知る由もないが、地元からの発信だけに見続けたいと思っている。 戦中から終戦直後の悲惨さを懐古するだけでも懐かしさが込上げて来る・・・
そして、今日の姿を見ると雲泥の差があり、日本国民はよくぞ頑張った!と、拍手を送らざるを得ない!!!
東北被災者の皆さん、悲しみのドン底だろうが、日本国民、更に世界中の人々が温かい救援の手を差し伸べつつある。 暫くは辛いだろうが、近い将来、必ず、笑い顔になる時が来ると信じている。
朝ドラ「おひさま」と重ね合わせ複雑な思いで見ていた・・・