『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 生態写真撮影… 』

2011-04-23 20:26:02 | Weblog
                   


今年の陽気は本当に異常続きだ!
幾らか暖かくなったかと思ったら長雨が続く・・・ 今日は、一日中降り続いた。 今も音をたてて降り捲っている。    
唯でさえ遅れている陽気、諸般の作業が遅れに遅れている・・・
中でも困っているのが、「放蜂」だ!!!
放蜂の基本として、「取って来た所へ復元してやる!」を、基本に考えている。
そして、実は、取って来た所が遠方! 今年のように陽気が遅れていると、まだ、日陰に残雪があるのでは? と、ツイツイ考えてしまう。 案ずるより思い違い!と、言う事が多いのだが、どうしても安全策を考えてしまう。

庭の草取りも遅れてしまった。
2週間近い風邪の拗らせ! ついつい、ホッタラカシになってしまう。 
そう言えば、庭木の消毒も遅れてしまった。今となっては消毒も出来ない!!! 毎日、「ヘボ」ちゃん女王蜂がご訪問して下さっている! 消毒等出来る筈もない!

昨日の歯の治療は痛かった!      
久し振りに激痛を覚えた!!!
今日は生憎の雨降り、静養に専念した。 幾らか回復するか?

さて、先週は、放蜂でいい思いをした。
「ヘボ」ちゃんと戯れていて、一番の喜びは、①.女王蜂の餌取り、巣材取りに出会えた時、②.初めての子蜂を見た瞬間!、③.子蜂が紙縒りを咥えて飛び、落ちた瞬間!・・・そして、交尾の瞬間!!! これは、また、格別の意味を持っている。
これ等の工程を通して、「ヘボ」ちゃん達の生態写真を撮り続けている・・・
生態写真撮影の為に「スガレ追ひ」道楽をしているのかも知れない?
これまで生態写真撮影と言うとマクロ撮影が常識だった。 世間でも>「の生態写真と言うと大方99.99パーセントがマクロ撮影!
マクロ写真も結構だが、何となく味気ない! 誰もが遣るので、月並!!!と、言うしかない。 
或る時、昆虫写真家:栗林慧さんの画像を見る機会があり、ギョッとした!!!     其処で見た画像は、これまで見た事もない広角画像で、主人公がガ~~~ンと飛び出していた! 
どんなレンズで撮ればこうなるのだろう? 栗林さんの説明は、自作レンズ!と、言うだけで、詳細の説明は無かった! 当然の事ながら、この年、栗林さんは、「草間の宇宙」で内閣総理大臣賞を受賞した。
それからと言うモノこの秘密兵器:蟲の眼カメラが話題になった事は言うまでもない。
もう、10年も前の話である・・・

カメラや光学技術に、全く、疎いy、我にも叶えられないものか?と、コンコンチキの頭を叩く! 友人にも相談した。
が、月日は流れるばかり・・・
実は、原理は判っていた。 「魚眼レンズ」を使えば、バンフォーカスに回りの背景もバッチリ入れて主人公:「蟲」を撮る事が出来るのだが、何せ、倍率が上がらず主人公「蟲」ちゃんは、ゴミにも及ばないチンチクリンになる! 栗林さんの画像には程遠い!!!   
或る時、友人の写真セミプロ:Hira さんが、「魚露目」と言う、コンデジに付ける超小型の魚眼レンズを見付け紹介してくれた。 どうやら、 TV 等で、話題になった事があったらしい?
早速、これを購入!!! Ricoh GX-8 に付けて見る事にした。が、一工夫も二た工夫もしなければボディーに付かない!
アダプターの設計に入る・・・
1週間程して、アダプターが上がって来た!!!     
心臓は高鳴る!!!
ケラレはあるものの、そこそここの画像になった。 そして、ケラレは、ズーム倍率を揚げる事で、解消!!!   
それからと言うもの、画質を上げる算段で明け暮れする。 今にして思えば、開けても暮れてもこの事ばかり考えていた。

  世の中は広いモノ!!!   
同じ事を考えているプロやアマチュァーカメラマンが数人居て、一時、ブログで話題になった!!! 当然、拝見していたので、何がしかのヒントを得た事は言うまでもない!
それから、プロやアマチュァーカメラマン、GX-8 + 魚露目 と言うシステムで、蟲の眼モドキ画像を撮るようになる。
老い耄れ爺もそうだった。
この期間は長かった・・・

が、y的には、この画質、気にいらない! 言うなれば、ピンボケ!!!
A-4サイズに引き伸ばせば、話にならない!!! でも、暫くは使わざるを得なかった。
奏功する内に、Ricoh から GX-100 が発売された。
発売と同時にこれを買い、蟲の眼カメラを狙う!!!  GX-100 、確か@65000円もした! 付属品も含め90000円近く払った記憶がある・・・
新製品 GX-100 を使っても画質の改善は、若干上がる程度! まだまだ、満足のいくものではなかった。

それから、一眼レフの世界に入って行く・・・
Canon、Nikon、Sony と 試みたが、大手のカメラ、マスターレンズ、「魚露目」との相性が悪く GX 止まりの域を脱し切れず、不合格!と、なる・・・   
そして、全く、買う気もなかった Pentax 100 への試みがあった。 ヤマダ電機のカメラ主任のお声!!!
付けて見て眼を疑った!!!      
バッチリ!!!   
その場でカメラを買い、持ち帰った。

以来、Pentax を使っての改善改善作業が始まる・・・
この為に、レンズを何本かったであろうか? 15㎜、35㎜、50㎜、70㎜、ズームレンズ、魚眼レンズ等々数えれば限が無い! ストロボの検討もした。
最近では、55㎜★レンズか?100㎜マクロレンズ?で、更なる、画質向上を考えている・・・
Tamron で 60㎜マクロレンズが発売になっているが、残念かな! Pentax 用は無い!!!     
最近、段々に判って来たが、マスターレンズと「魚露目レンズ」の間には有る制約条件のルールがあり、これをクリヤーしてやらねば高画質は望めない!!!


これが、老い耄れの「蟲の眼レンズ」物語であるが、こうして自己流にデッチ上げ「蟲の眼レンズ」で昨今の生態写真を撮っている・・・
生態写真の中でも交尾写真と同様、女王蜂の放蜂時の顔写真や素振りを撮るのが楽しみで、もう、何百枚と撮って来た・・・毎日、Top 画像に載せている画像はこうして撮影したものである・・・ まだまだ、暫く、続けて連載したいと思っている。 そこから、単なる「ヘボ」と言うマクロ画像ではなく、「ヘボ」ちゃんが営巣しそうな自然環境が同時に窺い知れる。。。  ここに、「蟲の眼レンズ」の妙点がある!
例えば、ここに掲げた画像等大好きなシーンだ!!! 
一寸、解説を加えておこう・・・
旅立つ寸前、面白い事に、コイツ等は、必ず、前脚で髭:触覚を擦り、ゴミや埃を擦り落とし、前脚の埃を口で綺麗にする。 この時の仕草がなんともカワユイ!!! 表情も豊かだ!
あらヨイヨイ!!!と、おどけたオロリ(踊り)をしてくれる!!!
そして、こんな惚けた表情をして出立の時間をつくる・・・
yの春先のメイン・ジョッブは、この撮影にあるのかも知れない?
これからもこのような画像を、暫く、続けるので、是非是非、ご覧頂きたい。 其処から「蟲の眼レンズ」の凄さ、威力が垣間見られる・・・