終日、冷たい雨が降っていた。
お昼近く、薄日が射したので、放蜂した後の竹籠を洗い、干した。 何しろ数が多いので、毎日、水に一昼夜漬け、干す事にしている。 訳は、新品の竹籠、嫌な酸っぱい匂いが強く、女王蜂が参るのでは?と、心配しながら使ってきた経緯がある。 この匂いはどうも頂けない! 何の処理だろう?
水に漬け、洗浄する事によって悪臭は消えた。
本来、点検してから使うべきだったが、洗浄している時間が無く使って来たが、女王蜂には悪い事をした。
エンジニーヤー崩れの老い耄れ、こういう事には至って敏感だ! 何か悪い事が起きるのでは? 際立った事故らしい事故は無かったので、ホッとしているが、あの悪臭だけは頂けない!
暫くすると雨が降り出した。 本降りだ。 慌てて取り寄せる・・・
以降、サテアンに入り、イワチドリの植え替えをした。 手元にない別嬪さんが次から次へと咲いてくれるのでワクワクする・・・
さて、昨日、足助の観光公社の社長:小澤正一の話を書き出したが、齧り読みすると薀蓄(うんちく)があり興味深い!!! 人間様、こうアリタイと思った。
編集後記を読むと、足助に生まれ、高校卒業後、町役場に入り行政の仕事をしてきたと言う・・・ 晩年は、助役にまで上り詰め、引退と同時に観光公社の社長に就任、今日に至る・・・
そして、今春、引退とあった。
見出しを見ただけで町興しに精魂詰めて来た事が伺える。
足助は、古くからの宿場町だったのだろう・・・足助屋敷、萱葺き屋根、田舎町の地場産業、村興し事業、むらの食等々町造りに貢献して来た事が伺える・・・そして、一国の主たるもの、次世代の若者の育成に貢献されている・・・ 「スガレ追ひ」イベントを通して、町興しに気を配り、若者を育ててきた。 事ある毎に余り表には出ず、陰で、「オイ!登美さァ~、これやれ・・・」、「安藤君、蜂追い大会はいつやるデ~~~」等と、巧く若者を煽てて使い込んで居たのが印象的だった。
「あすけ:“草の根の人びと”」の目録だけでも掲げさせて貰おう…
第1章 まちつくり草創
第2章 むらの起業
第3章 多士済々
第4章 むらの食
第5章 交流の中で
第6章 里山に生きる
あとがき 我逢人
とある・・・118ページもある大作。 興味のある方は、足助観光協会事務局に問い合わせるとイイだろう・・・
不肖、老い耄れの紹介も第4章でされていて、一寸、恥ずかしかった。
余程、印象深かったのだろう? 25.エプソンとヘボ追い人 と題し、足助のヘボサミットと結び付け食の一翼を担っている旨…、書かれていた。
最後に付け加えるなら、足助の「村興しヘボ事業」、このような土壌柄、多くの人達が参画して成り立っているのだろうと推測した。 何となく「結い」のスピリットが強い土地柄のように思えてきた。。。 大和魂の根幹をなす伝統文化と言えるだろう・・・ ついつい、東北地方の漁村魂と重ね合わせていた・・・