『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 Made in Japan ② USB メモリー 』

2010-01-25 20:08:50 | Weblog
              


昨年末から今年にかけて USB メモリーを4本も買った。 8Gが3本、4Gが1本。
桁違いに安くなったのには驚かされる!!!   
こちら消費者は有難いが、メーカーは大変だろう… 最も、量産体制が確立し、バカスカ作れるのかも知れない? それにしても馬鹿安で有難い話である。
支払った代金は、8Gで、たったの1670円である!!!
一昔前には到底考えられない事だった。

思い起こせば、若かりし頃、FDD の事業担当責任者を命じられた。もう、20年も前の話である。 当時の相場は、5インチFDD が、1M~2Mの時代で、2M 両面を作るのにヒ~ヒ~していた。 後発も後発!恐らくラスト・バッターとしての登場だった。 未だ勝手、後発が勝ち残ったという話は聞いた事がない! だから、当然、苦しい挑戦だった。 弁当箱のような図体をしているが、中々、高度な精度を要求されていて、おまけに、ペラペラのメディヤを拾うという踏んづけ操作するので、想像を絶する品質上の基本問題があった。
この程度のヨボヨボな製品が、@20000~30000円もしていた。 それが1年足らずで、@10000円まで下落し、採算上、苦戦を強いられた。と同時に、3インチFDD がこれ等に取って代わった。 新製品3インチFDD @10000円時代もそう長く続かなかった。
アレヨアレヨという間に@3000円相場になった。 が、これとて、容量は、1~2M が精々だった。 この頃、当然、フラッシュ・メモリーの話が出始めていた… そして、最終的には、これとの勝負だろう?と・・・

今、考えると、FDD も然る事ながら、パソコンもお粗末なものだった!!! どこのメーカーも笑い話にもならないような技術力だったのである。

引退して、今年で、丁度、14年になるが、3年程して近くの神社の宮総代をやることになった。 そして、一番若いyに会計担当が飛び込んできた!      会計は、年間90万円のお金を扱い、行事・直(なおら)いの都度、買い出しが常だった。 そして、印刷物の発行・印刷は、年寄りの爺達には無理。 当然、yの所に来て、結構、大変な仕事だった。
これを契機にパソコン教室に出掛ける事になる…

パソコン、プリンター、スキャナー、それにデジタルカメラ!買うのに50万円もかかった。
高い高い、お役目!!!!      で御座った。

それから10年が経つ・・・
当時の機材は、余りにもお粗末過ぎて、話にならない! 今の使用状態では、恐らく通用しないだろう・・・ パソコンは4代目となる・・・

話が彼方此方飛んでしまったが、技術革新の進歩は、驚くばかり!!!
価格、FDD 1M  USB 16G 。 と言う事は、約8000~10000倍の付加価値を付けた製品が同価格で買えるという事である。
どう逆立ちしても現在の技術力はズバ抜けていると言えるだろう。
そして、昨夜のNHK「 Made in Japan 云々」、日本が得意としてきた分野が、今では、垂れ流しのように中国を始めとする東南アジアに湯水の如く移りつつある!
キー・テクノロジーまで放出し、空洞化の真っただ中にある・・・ 思うに、低価格競争に巻き込まれ、愚かな経営戦略をしてきた代償が、ザブリと降りかかってしまった・・・
現役経営者達は、如何様な生き残り戦略を模索しているのだろうか?
この所、気にしていたアイテムが、昨夜、報じられたのである・・・ 
世の中をアッと言わせる戦略商品が、中々、見出せないだけにこれからも苦戦は続くだろう?
何となくボタンの掛け違いをしてしまった経営戦略に疑問を投げかけた日だった。