『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 生物絶滅史!!! 』

2008-06-11 22:10:01 | Weblog
              


今日は、終日、骨箱の仕上げをした。 30個の上、仕上げただろうか?
もう、何時蜂追いが始まってもいい、総ての準備が整った!!!  
8月に入ってからの巨大巣の掘り上げは避けるべく、皆、小振りの骨箱にした。
骨箱を作りながら思ったが、あれだけ来ていたヘボちゃん、今日は、1匹も来なかった? そして、これと同期化するかのように、「ロスもどきの飼育箱」に入れて飼育していた女王蜂が、ボロボロと欠けていく!!!   
今朝、砂糖水、蜂蜜の絞り粕を新しくしてやったが、死んでいる女王蜂を数匹確認した。    悲しい。。。


さて連載物も、今日で終焉としたい!!!
四川大地震が引き金となり、この連載物が展開されたが、こうして見てくると、昨今の天災等は屁見たいなもので、これから想像を絶する天災が予測出来る・・・
惑星衝突は悲劇的、マクロ的に捉えると、各大陸は、中国を目掛けて集積しているので、長期的には、四川の何倍何十倍も大きい地震が起こる可能性が確実に起こる!!! 
更に、温暖化が進行すると、スーパーハリケーンは間違いなく起こるだろうし、住み難い地球と化す可能性が大である。
最後の結びで書いて見たが、その時、人間は淘汰され、昆虫の化け物みたいな生き物が、この世の覇者となっているだろう・・・    

10. 生物絶滅史・・・
これまで地球の生い立ちについて、縷々(るる)、書いてきたが、地球46億年と言う歴史は、途轍もなく長い、長い話で、一口で言い表せるものではない。言ってみれば、これ丈長かった歴史を、マァー、よくもここまで解明してきたものだと感心する・・・化石、岩石、地層、海底探査、地震波の解析等々多くの学者先生の汗の結晶の賜物であろう?
また、この一連の話の中で、我々生物が、今日、存在するのは、実に、偶然、偶然、偶然の重なりの結果だと言う事を再認識しなければならない・・・
即ち、太陽から程よい距離に恵まれた事、水(海)があった事、バクテリヤが生まれた事、メタンガス・CO2の温室効果に恵まれた事、計り知れない隕石衝突に出会った事、マントルが存在する事、スーパープルーム爆発・全球凍結に見回った事等々偶然の重なりの結果として、今日がある。。。確率的に見ればホンの点にも満たない偶発的結果と言えよう・・・
今日、地球は、人間様の星だと思い込んでいるフシも見受けられるが、我々人間のの歴史なんてタッタ20万年足らず・・・昆虫を始めとする先輩、緒生物の歴史に比べるとタチッコにも及ばない、ホンの掛け出し者である・・・しかし、何故か、食物連鎖の頂点に居る。。。
茲で、ゼブコスキーの『生物絶滅史年表』を見ながら、地球の生い立ちを総括し、連載物を閉じる事とする・・・
「この年表」と「地球史年表」でこれまで述べてきた事が、概略、頭に入るだろうか?
地球上の生物は、これまで何度も、何度も絶滅の危機に瀕(ひん)し、苦難を乗り越えてきた・・・ 46億年の歴史を「地球史年表」を見ながら辿(たど)ると・・・
  ①.38億年前   核を持たない始原細胞(生物温泉菌)
  ②. 30億年前   光合成生物
  ③. 28億年前   原始藻類の時代  
  ④.20億年前   藍藻類(あいそうるい)の時代
  ⑤.14億年前   核細胞生物の時代
  ⑥. 10億年前   漸く、多細胞生物誕生。初期は、刺細胞動物(エディアカラ動物群)クラゲやイソギンチャクのようなもの誕生。                                       
  ⑦. 5.5億年前   ゴンドアナ大爆発後、生物は一大進化を遂げ、生物の種類は数十種から1万種もの新しい種が出現。これが『カンブリア大爆発』で『生物進化のビッグバン』とも言う。現存している生物の原型はカンブリア期に出揃った。三葉虫の進化が始まる。
  ⑧. 4.4億年前   大氷河が地表を覆い、海洋生物の20㌫が、絶滅した。もうこの頃にはトビムシやコムシ等の昆虫の子孫が誕生している。
  ⑨. 3.7億年前   同様、地球規模の寒冷化により、珊瑚や甲冑魚(かっちゅうぎょ)等20㌫が絶滅
  ⑩. 2.5億年前   生物にとって最大の危機が訪れる。三葉虫を始め海洋生物の9割が絶滅すると言う大惨事が起きた。この原因は氷河説、食糧不足説、火山活動説等あるが、どれも決定打に欠ける。寧ろ、バンゲア超大陸の分裂と関係付けて考えるべきだろう。ヘボちゃんの子孫もこの頃には登場している。
  ⑪. 2.1億万年前  ここで爬虫類が全滅すると言う大惨事が起きた。海中でもやや遅れて二枚貝類やアンモナイトの一部、無顎(むがい)類の魚等が絶滅した。この原因は、地球規模の乾燥化、砂漠化に依るものである。バンゲア超大陸の分裂後、殆どの大陸は赤道直下にあった。
  ⑫. 0.65億年前  中生代のスーパースター恐竜が突如姿を消す・・・メキシコのユカタン半島に衝突した巨大隕石により気候変化を齎(もたら)したと言う説が最も有力視されている。
当時の植物の生態系が裸子(らし)植物から被子(ひし)植物に変わり、恐竜の食料がなくなってしまった。

 このように生物の栄枯盛衰(えいこせいすい)を見て来ると、
1)超大陸の分裂に依る地殻変動の影響
2)隕石衝突に依る冬の到来、地球規模の寒冷化
が大きな原因として挙げられる。生物がついていけないほどの環境変化で絶滅するようだ・・・今から、1~2万年前、大型哺乳類が死滅すると言う特異な現象が起きた。
オオカミ、オオナマケモノ、トラの祖先などが絶滅した。この時は、何と、人間が食い尽くしてしまったと言う事である。生態系を壊すと、必ず、自分達に跳ね返ってくる・・・ “ヘボ”ちゃんを例にとるなら、yは、蜂狂達が“ヘボコンテスト”なる催し物を繰り返し、激減させている事に脅威を覚える!!!
昨今、オゾン層破壊の話やCO2等の温暖化ガスを大量に排出し、自ら地球の気候変動を起こしている・・・
近い将来、人類繁栄も終焉(しゅうえん)を迎える時が来るだろう・・・その時は、更に、高度に進化した人間になっているか? それとも、別の動物が進化を遂げるのか? 興味の湧く所であるが、大方の見方は、後者のようだ・・・・
その動物とは、どうやら昆虫らしい???
4年前の正月、NHKが特集を組んで来るべき地球の存在を放映していた。その昆虫とは、『クワガタ』をモット、もっと大きくしたようなムシで、こいつが何でもムシャムシャ食い漁って、我が者顔で空を飛んでいた・・・勿論、CGに依る想定画であったが・・・

絶滅の規模が大きければ大きいほど、次世代の生物は大繁栄する!!!!!
こう考えると、カンブリア大爆発や中生代の海洋革命は、地球の発展にとって必ずしも悪い事ではなかったようだ。
最後に、総ての生物は共通の遺伝子と異なる遺伝子を持ち、更に、まだ、解明されていない遺伝子もあり、これ等が進化の鍵を握っている。隠れた遺伝子は、普段使われていないが、何かの切っ掛けで生物に変化を齎す。 もう一つは、突然変異を引き起こす「ホメオティック」と言う遺伝子がある。
この2つの遺伝子が、突然表面に現れる事が、進化の引き金となり、生物の多様性を生み出して来た。。。 この解明が待たれるところである・・

                                  おわり