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クラウド、仮想化、グリーンIT

大塚商会主催のIT技術関連企業の展示と講演会に参加しました。毎年行われていて、私はとくにIT企業家でもないし、ITに特別詳しいわけではありませんが、行政のチェックをするにしても行財政運営にITは必要不可欠なものになってきているので、IT業界の流れを知るために日程さえ合えば参加することにしています。

今回は特に経営マネジメントセミナーの中谷彰宏さんの講演を聞きたくて、朝から参加しました。
中谷さん男前でしたね~ といっても始まる時間ぎりぎりに会場に着いたので、1000人規模の会場の後ろのほうしか開いていなくて、ほんとに小さくしか見えませんでしたが。

二つ目の経営マネジメントセミナーは、大阪府特別顧問をされている藤原和博さんと神戸大学の金井嘉宏さんのお話。藤原さんの会場に質問を投げかけては畳み掛けるような話法は、それだけでエネルギーが感じられて、ただただすごいな~という感じ。
でも隣に座った方の話では、「前にも藤原さんの話を聴いたことがあるけど、同じような話ばかりだな~」ですって。リクルート時代の話とか、ヨーロッパに行っていたときの話とか、よのなか科の話とか、さわりを話されて、あと詳しくは本を読んでください、ですって。
とにかく、頭のいい人だなぁと思いました。

話のポイントは、20世紀は正解主義、21世紀は修正主義。
20世紀に求められるのは情報処理力、21世紀に求められるのは情報編集力

情報編集力の5要素は
1、コミュニケーション技術
2、ロジック
3、ロールプレイ
4、シミュレーション
5、プレゼンテーション ですって。

最後は2010年のIT業界の展望と戦略
 日経コンピュータ編集長、NEC、HP、マイクロソフト社の4人の方が仮想化、クラウド、グリーンITについて話されました。
クラウドは導入すればサーバーのスペースも減るし良いことだらけのように思いましたが、データをどこにおいておくかということが問題で、個人情報や特許技術などの情報を簡単に自社以外の場所に置くということができるかどうか、安心して預けることができるようにするのは難しい問題だと思いました。

グリーンITについては、グリーン・オブ・ITなのか、グリーン・バイ・ITなのかによって違っていて、オブの場合はソフトウェアによる直接的エネルギー削減を意味し、バイの場合はソフトウェアによるイノベーションを意味しているとのこと。

話としてはわかるのだけれど、行政に応用できるのかな~というと難しいのではないかな。

企業の情報は顧客情報は個人情報だけれど、特許技術といっても企業の情報ですが、行政の扱う情報は市民の情報を行政が預かっていているものだから、そう簡単にクラウド化したりするのは、難しいですね。もし漏れたらとか、もし消滅してしまったらとか。

まあ、技術の進歩ってすごいなぁと思うだけでも行ったかいがあったかも。

余談ですが、NEC、日本HP、日本MSのいずれの方も40歳台ぐらいで、統括マネージャーとか、部長とか、業務執行役員だとか、いわゆる偉い役をされていました。
それにくらべて役所は・・・

写真は国際会議場近くのほたるまちにあるセブンイレブン。ところ変わればなんとやらで、このセブンイレブンはシックな木目調で、格調高い外観でした。
コメント(1)|Trackback()
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コメント
 
 
 
Unknown (ふくろう)
2010-02-20 00:52:18
私は 中谷彰宏さんの面接の達人の本を 持っています。

中谷彰宏さんは 何年か前に はぐれ刑事純情派にゲスト出演されていました。
 
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