(1)は、当選したら真っ先に取り組みたい政策課題(2)泉田裕彦知事の県政運営への評価(10点満点)(3)その理由--を聞いた。
◇障害者福祉拡充を--高鳥修一氏(48)=自前
前回05年の衆院選で、比例復活で初当選してから4年近く。政権与党として地元からのさまざまな要望に応えようと、ひたすら走り回った新人議員生活だった。「議員は当選回数を重ねなくてはならない。上越の課題や障害者問題などやり残したことがまだある。もう一度、議場に戻って、やり遂げたい」
経済対策のための市町村への臨時交付金や上信越道4車線化の推進などの実績を強調。「党は逆風だが『候補力』は負けていない。『ばかやろう』と言われたこともあるが、高鳥さんが悪いことをしたわけではないと言ってくれる人もいる」
これまで議員活動に忙しく、家族サービスの余裕もなかった。選挙が終わったら「定額給付金を使って家族で旅行にでも行こうかと思っている」。趣味はラーメンの食べ歩き。訪れた店のラーメンを自身のブログで紹介している。
(1)障害者自立支援法の見直し。法案提出者として、ハート購入法と障害者虐待防止法の成立も目指す(2)8点(3)県の農家所得保障制度は、面積当たりの所得の目安が決まっており、民主党案とは異なる。柏崎刈羽原発の再開。
◇大減税で景気拡大--国領大聖氏(32)=諸新
6月に立候補を表明した。6区の候補者の中では最年少の32歳。若さをアピールして選挙区内を走り回る。
出身は広島市。大学院を卒業後、02年に宗教法人幸福の科学の職員に。県内では長岡市と上越市で2年近く、支部長として活動した。今年4月からは東京に戻っていたが、「世直しのために自分の力を使いたい」と立候補を決意した。
選挙の立候補は初めて。上越市内に事務所を開き、スタッフにアドバイスを受けながら、街頭演説やあいさつ回りを繰り返してきた。「今の政治はしがらみが多すぎる。新しさを武器に訴えていきたい」。大減税による景気拡大などを政策に掲げる。
上越の印象については「住みやすい所。上杉謙信の義の精神が根付いている。ただもう少し活気があるといいのでは」。趣味はドライブと映画鑑賞。
(1)消費税・相続税の全廃と、金融緩和など企業への資金繰り支援で景気回復(2)4点(3)北陸新幹線では、後の地域ビジョンを明確に示してほしい。ネガティブな発言ばかりでなく、建設的な都市計画を地域とともに進めて。
◇農家の所得補償を--筒井信隆氏(64)=民前
5期目を目指す今回の選挙は「歴史的な任務を背負っている」と強く意識して臨む。「今の日本の政治をゆがめてしまっている官僚政治を壊し、行き詰まった経済・社会構造を地域主権型に変えなくてはならない」と指摘する。
有権者一人一人に直接、訴えかけるという選挙手法はこれまでと変わらない。党「次の内閣」農相を務めてきただけに、政策面では農業問題に関し、農家の戸別所得補償制度の導入を強く打ち出している。「この制度への期待は大きい。ただし、まだ仕組みについて誤解もある。努力すれば、メリットが大きくなるということを理解してもらいたい」
今回は真夏の選挙戦。「暑さには強いから、冬に比べればいい。たくさん汗をかけばダイエットにもなるし」。性格は「本音で行動する。うそ、はったりは嫌い」と自己分析する。歴史物が好きで、戦国武将の織田信長のように「自分の信念を貫き通す人物に共感を覚える」という。
(1)農業の戸別所得補償制度の導入
(2)9点
(3)当然のことを主張している。
◇農業の再生に意欲--橋本正幸氏(61)=共新
「農業の仕事をしていて農村の疲弊を実感した。自分が実際にかかわってきた立場で農業を再生させたい」
旧三和村(上越市)生まれ。新潟短大を卒業後、三和村で農協職員となり、農家へ肥料や生活用品などを配達した。88年に三和村議に初当選し、上越市への合併で失職するまで連続5期務めた。
共産党には新潟短大の学生時代に入党した。平和運動が盛んな時代で、社会の矛盾を感じたことがきっかけだった。
選挙戦では農業問題に力を入れる。「地域で働くなかで移り変わりを見てきた。農家のことをよく分かっているのは自分。若い人が少なくなっていく深刻な状況に光を当てなくては」と訴える。
「農業が好きだから休日でも農作業に出る」。1ヘクタールの農地で米作りが中心だが、「今年は雨が多くて」と不順な天候を気に掛ける。
(1)コメの価格保障、所得補償で1俵1万8000円を維持(2)2点(3)県民世論に押されて国へ発言しているが、結局は国の言いなり。福祉・子育てなどで県独自の支援は弱く、在来線存続問題では打開策を示せていない。
◇障害者福祉拡充を--高鳥修一氏(48)=自前
前回05年の衆院選で、比例復活で初当選してから4年近く。政権与党として地元からのさまざまな要望に応えようと、ひたすら走り回った新人議員生活だった。「議員は当選回数を重ねなくてはならない。上越の課題や障害者問題などやり残したことがまだある。もう一度、議場に戻って、やり遂げたい」
経済対策のための市町村への臨時交付金や上信越道4車線化の推進などの実績を強調。「党は逆風だが『候補力』は負けていない。『ばかやろう』と言われたこともあるが、高鳥さんが悪いことをしたわけではないと言ってくれる人もいる」
これまで議員活動に忙しく、家族サービスの余裕もなかった。選挙が終わったら「定額給付金を使って家族で旅行にでも行こうかと思っている」。趣味はラーメンの食べ歩き。訪れた店のラーメンを自身のブログで紹介している。
(1)障害者自立支援法の見直し。法案提出者として、ハート購入法と障害者虐待防止法の成立も目指す(2)8点(3)県の農家所得保障制度は、面積当たりの所得の目安が決まっており、民主党案とは異なる。柏崎刈羽原発の再開。
◇大減税で景気拡大--国領大聖氏(32)=諸新
6月に立候補を表明した。6区の候補者の中では最年少の32歳。若さをアピールして選挙区内を走り回る。
出身は広島市。大学院を卒業後、02年に宗教法人幸福の科学の職員に。県内では長岡市と上越市で2年近く、支部長として活動した。今年4月からは東京に戻っていたが、「世直しのために自分の力を使いたい」と立候補を決意した。
選挙の立候補は初めて。上越市内に事務所を開き、スタッフにアドバイスを受けながら、街頭演説やあいさつ回りを繰り返してきた。「今の政治はしがらみが多すぎる。新しさを武器に訴えていきたい」。大減税による景気拡大などを政策に掲げる。
上越の印象については「住みやすい所。上杉謙信の義の精神が根付いている。ただもう少し活気があるといいのでは」。趣味はドライブと映画鑑賞。
(1)消費税・相続税の全廃と、金融緩和など企業への資金繰り支援で景気回復(2)4点(3)北陸新幹線では、後の地域ビジョンを明確に示してほしい。ネガティブな発言ばかりでなく、建設的な都市計画を地域とともに進めて。
◇農家の所得補償を--筒井信隆氏(64)=民前
5期目を目指す今回の選挙は「歴史的な任務を背負っている」と強く意識して臨む。「今の日本の政治をゆがめてしまっている官僚政治を壊し、行き詰まった経済・社会構造を地域主権型に変えなくてはならない」と指摘する。
有権者一人一人に直接、訴えかけるという選挙手法はこれまでと変わらない。党「次の内閣」農相を務めてきただけに、政策面では農業問題に関し、農家の戸別所得補償制度の導入を強く打ち出している。「この制度への期待は大きい。ただし、まだ仕組みについて誤解もある。努力すれば、メリットが大きくなるということを理解してもらいたい」
今回は真夏の選挙戦。「暑さには強いから、冬に比べればいい。たくさん汗をかけばダイエットにもなるし」。性格は「本音で行動する。うそ、はったりは嫌い」と自己分析する。歴史物が好きで、戦国武将の織田信長のように「自分の信念を貫き通す人物に共感を覚える」という。
(1)農業の戸別所得補償制度の導入
(2)9点
(3)当然のことを主張している。
◇農業の再生に意欲--橋本正幸氏(61)=共新
「農業の仕事をしていて農村の疲弊を実感した。自分が実際にかかわってきた立場で農業を再生させたい」
旧三和村(上越市)生まれ。新潟短大を卒業後、三和村で農協職員となり、農家へ肥料や生活用品などを配達した。88年に三和村議に初当選し、上越市への合併で失職するまで連続5期務めた。
共産党には新潟短大の学生時代に入党した。平和運動が盛んな時代で、社会の矛盾を感じたことがきっかけだった。
選挙戦では農業問題に力を入れる。「地域で働くなかで移り変わりを見てきた。農家のことをよく分かっているのは自分。若い人が少なくなっていく深刻な状況に光を当てなくては」と訴える。
「農業が好きだから休日でも農作業に出る」。1ヘクタールの農地で米作りが中心だが、「今年は雨が多くて」と不順な天候を気に掛ける。
(1)コメの価格保障、所得補償で1俵1万8000円を維持(2)2点(3)県民世論に押されて国へ発言しているが、結局は国の言いなり。福祉・子育てなどで県独自の支援は弱く、在来線存続問題では打開策を示せていない。