ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

発達障害理解し見守って 本紙連載森山さん講演

2016年08月09日 02時46分14秒 | 障害者の自立

 発達障害のある双子の姉妹を育てるクリエーター、森山和泉さん(46)=兵庫県在住=の講演会がこのほど、神戸市中央区の県看護協会ハーモニーホールで開かれた。「発達障害を理解する-子育ての中から」と題し、体験談や大切にしている心構えなどを紹介。約350人が耳を傾け、体験を共有した。(貝原加奈)

 同市発達障害者支援センターの主催。森山さんは、本紙で2014年3月から、娘たちとの日常を基にしたエッセーと漫画「泣いたり笑ったり 発達障害の双子の歩み」を連載している。

 森山さんの双子の娘は未熟児だった。「この子たちのためなら何でも受け入れられる」。新生児集中治療室(NICU)にいたわが子を抱いたとき、覚悟ができた。1歳2カ月のときから療育を始めた。

 発達障害は、自分勝手▽集団行動が苦手▽片付けができない-など、マイナスのイメージが先行しがちだが、素直▽純粋▽好きなことは継続する力がある▽規則やルールを守る-など、プラスの特性もある。「バランスよく理解してほしい」と強調した。

 また、発達障害は「親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能が関係する生まれつきの障害」といわれる。「本人の努力や心掛けではどうしようもない。細やかにルールを決めるなど、『別のアプローチが必要』と付け加えたい」と訴えた。

 さまざまなことへの苦手意識を減らすための具体的な工夫も紹介した。例えば、秩序を大切にするという長所を生かし、持ち物とかごに同じ色のシールを貼って片付けやすくしたり、中身が一目で分かる靴箱を洋服入れとして使ったりするなど、アイデアを披露した。

 長女が小学1年のときに不登校になったエピソードも明かした。「学校に行きたくない」という娘に戸惑いながらも、代わりに毎日学校へ足を運んだという。「地域や学校とのつながりを絶やさないようにしながら、本人の力を信じて見守った」と振り返った。

 会場には、小さいころから絵を描くのが大好きで、高校生になった娘たちの絵を展示。「子どもの『好き』という気持ちに意見せず、一緒に好きになってほしい」と呼び掛けた。

「発達障害のいいところにも目を向けて」と話す森山さん

2016/8/8   神戸新聞NEXT


相模原事件受け社会福祉施設対象の研修会

2016年08月09日 02時40分16秒 | 障害者の自立

神奈川県の障害者施設で起きた殺傷事件を受け、県は社会福祉施設の管理者を対象に、職員のメンタルケアに関する研修会を開きました。6日の研修会には県内にある社会福祉施設の管理者など、およそ160人が参加しました。今回の研修会は、神奈川県の障害者施設で起きた事件で、元職員が逮捕されたことを受け「職員のメンタルケア」がテーマとなりました。この中で、精神的なストレスの軽減には職場でのサポートが欠かせないこと、また管理者が職員の勤務態度の変化に気づく必要があることなどが説明されました。県は、今後、国が作成する福祉施設の防犯対策のガイドラインをふまえ、各施設に対し安全管理の徹底を呼びかける方針です。

OBS大分放送ニュース   大分放送


手話、点字利用へ言語条例 愛知県、9月議会提案へ

2016年08月09日 02時33分40秒 | 障害者の自立

 愛知県の大村秀章知事は、手話のほか点字や要約筆記など、障害者の特性に応じたさまざまなコミュニケーション手段の利用促進を図る「言語条例」案を、9月の県議会定例会に提案することを決めた。事業者や学校、行政に努力義務を課す。手話以外に幅広く対象を広げた言語条例の制定は、都道府県では初めて。

 南海トラフ巨大地震といった大規模な災害時などには、障害者への的確な情報提供が課題とされる。障害者団体からの意見を踏まえ、それぞれの特性に応じた対応が必要と判断した。

 手段の対象には、目と耳が不自由な人たちの手を取って手話で意思疎通する「触手話」、相手の指に自分の指で点字を打つ「指点字」、代筆、代読、平易な言葉などが、含まれる。

 県には市町村と連携して通訳者の養成など総合的な施策の推進を、事業者には障害者の各種のコミュニケーション手段の利用に配慮するよう求める。学校には、教職員にコミュニケーション手段の研修を受けさせ、子どもたちへの手話の学習機会の提供などを促す。

 手話言語条例は2013年以降、鳥取や三重、長野など8県で制定され、今年7月には大村知事も参加し「手話を広める知事の会」が設立された。手話以外に要約筆記や点字などを含めた言語条例は兵庫県明石市など全国で3市にある。全日本ろうあ連盟は手話言語法の制定を国に求めている。

2016年8月8日    中日新聞


多様性生かし新しい世界 南米初、リオ五輪開幕

2016年08月09日 02時25分35秒 | 障害者の自立

 【リオデジャネイロ=本社五輪取材団】南米初開催となるリオデジャネイロ五輪が五日夜(日本時間六日朝)、開幕した。世界でテロや紛争など暴力と憎悪の連鎖が続く中、開会式は民族や宗教、政治などの多様性の尊重を人々に強く訴え掛けた。競技は一夜明けた六日朝(同六日夜)から本格的に始まり、メダルが期待される柔道では女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上、名古屋市出身)、男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)が、そろって初戦の二回戦を突破した。

 開会式はリオ中心部のマラカナン競技場であった。先住民族やポルトガル人、黒人ら、さまざまな人種で築かれたブラジルの歴史や文化をサンバやボサノバなど多彩な音楽や踊りで表現。会場はカーニバルのような演出で彩られた。

 一九四五年八月六日の広島への原爆投下から七十一年。その時間帯とちょうど重なった式典では日の丸をモチーフにした衣装のダンサーらが登場し、今や約百五十万人に増えた日本移民の夢と苦難を演じた。

 南米大陸に初上陸したスポーツの祭典はスローガンに「新しい世界」を掲げた。ロシアの国ぐるみのドーピング問題に揺れる中、異例の幕開けとなったが、史上最多の二百五カ国・地域から、一万一千人超の選手が出場。十七日間で二十八競技三百六種目に挑む。

 入場行進は五輪発祥のギリシャ選手団から順にスタート。日本選手団は約百四十人で百四番目に登場した。そろいの赤い上着と白いズボン姿で日の丸とブラジル国旗を振り、両国の友好をアピールした。

 ひときわ温かな声援をあびたのは、中東やアフリカの内戦などで故郷を追われた十選手で結成された「難民選手団」。昨年八月にエーゲ海を泳いで欧州に逃れたシリア出身で女子競泳に出場するユスラ・マルディニは「世界中の難民の希望になりたい」との思いを抱き、観客席に手を振った。

 厳格なイスラム教で女性の体育が忌避されてきた国々にも変化が見えた。イランは、健常者でも障害者でも出場が認められたアーチェリー競技に出場する女子選手が車いすに乗って旗手を務めた。サウジアラビアは四人の女子選手がスカーフを頭に巻いて勝負に挑む。

リオデジャネイロ五輪の開会式で、日の丸が入った衣装を着て日系移民を演じるダンサーら=5日、マラカナン競技場で

2016年8月7日   中日新聞


植松容疑者、大麻の陽性反応 出頭後の鑑定で検出

2016年08月09日 02時19分01秒 | 障害者の自立

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が死亡した事件で、殺人などの容疑で送検された元職員、植松聖(さとし)容疑者(26)の尿を検査したところ、大麻の陽性反応が出たことが捜査関係者への取材でわかった。大麻を使用していたとみられる時期は不明という。神奈川県警は、事件への影響を慎重に見極める方針。

 捜査関係者によると、植松容疑者は7月26日午前3時過ぎに津久井署に出頭した際、覚醒剤などの検査には応じたものの、大麻については検査を拒否。県警が令状に基づいて尿を採取し、鑑定した結果、大麻の成分が検出されたという。

 翌27日の植松容疑者宅の捜索では植物片が見つかり、大麻と確認されていた。また、2月に衆院議長に宛てた手紙の中で植松容疑者は、「精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます」と書いていた。

2016年8月8日   朝日新聞