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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障がい者の沖縄戦証言収集へ 県視覚障害者福祉協

2015年06月23日 01時56分44秒 | 障害者の自立

 沖縄県視覚障害者福祉協会は、視覚障がい者の沖縄戦証言の収集を始める。戦中に障がい者に対する偏見もあり、戦後も証言が限られていたが、戦後70年になり当事者が高齢化していることから取り組みを始めることにした。収集した証言の公表を目指しており、同会の山田親幸会長(80)は「証言を発信することで、視覚障がい者の自立につながってほしい」と話している。
 山田会長によると、視覚障がい者の沖縄戦体験は、市町村史にもほとんど記述がなく、正確な実相があまり伝えられてこなかった。戦中、身体に障がいのある人が差別を受けていた実情も指摘されており、証言をする人も限られていた。
 生まれつき強度弱視の山田会長自身も沖縄戦体験者で、講演会などで自身の経験を語ったり、ほかの視覚障がい者から体験を聞いたりしてきた。家族が頼りで、母親の腰帯をずっとつかんで避難を続けた人や家族の勧めで女装をした男性もいたという。
 一方、これまで同会で証言を収集するといったことはなく、沖縄戦から時間が経過する中でこれまで語ってきた人が亡くなるという現実に直面した。戦後70年に合わせ、これまで体験を語っていなかった人にも証言をしてもらい、あまり知られてこなかった実相を伝えようと収集活動をすることに決めた。
 「思っていることを自由に語ってもらいたい」と収集は一対一の面談ではなく、障がい者が集まってお互いの経験を語り合うことにしている。集まった体験談の公表形式は未定というが、山田会長は「視覚障がい者の発信を通じて、ほかの障がい者にも同様の活動が広がってほしい」と話していた。

2015年6月22日    琉球新報


持っても回してもOK、視覚障害者も楽しめる彫刻展

2015年06月23日 01時42分56秒 | 障害者の自立

 北九州小倉北区のギャラリーで、彫刻作品を手で持ち上げたり回したり、内側に手を入れたりと自由に楽しめる「enjoyちょうこく展」が開催中だ。

 21日には視覚障害がある人たちが鑑賞。手足を高く上げたスケート選手、愚痴を書いた紙を口から入れる神様など、形だけでなく重さや動きも味わった。

 全盲の男性(61)は「触るだけじゃないのが良い」。制作した同市の元盲学校教諭尾形満歳さん(52)は「みんなが楽しめる作品を作りたい」と話す。29日まで。

2015年6月22日    朝日新聞

写真・図版

愚痴を書いた紙を口に入れる作品「ぐちきき神」を触って鑑賞する全盲の男性=

北九州市小倉北区馬借1丁目のディーキューブギャラリー


働く障害者 情報交換の場

2015年06月23日 01時37分15秒 | 障害者の自立

 ◇岡山に開所 常駐スタッフに相談も

 企業や団体で働く障害者がくつろぎながら、仕事について情報交換ができる交流スペースが岡山市北区の表町商店街にオープン、21日、近くで記念イベントが行われた。市保健福祉局の沢岡哲雄・審議監は「障害者の方にとってかけがえのない施設になるよう力を合わせていきたい」と話した。

 岡山市から委託を受けた社会福祉法人「あすなろ福祉会」が事務所を置く同区表町3丁目のビル2階に5月末、広さ約280平方メートルの交流施設を開設。ソファやテレビ、パソコンなどを備え、無料開放している。精神保健福祉士や介護福祉士などの資格を持つスタッフが常駐し、仕事の悩みなどを抱えた障害者が相談できる。

 開設時間は木曜午後5~7時半と日曜午後2~5時。同市内在住で在勤か求職中の障害者が対象。面談を受けて登録すれば利用でき、現在の登録者は約20人。問い合わせは同福祉会(086・201・1720)。

2015年06月22日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

働く障害者のために設けられた交流スペース(岡山市北区表町で)

働く障害者のために設けられた交流スペース

2015年06月22日     読売新聞


障害者とともに天体学ぶ つくばで点字や点図体験講座

2015年06月23日 01時30分39秒 | 障害者の自立

 点字や点図で書かれた視覚障害者向け天文教材を使ったワークショップが20日、つくば市東新井のつくば市民大学で開かれた。障害者と共に学ぶことを通して、新しい形の学びのスタイルをつくり出そうという「障害学習」の実践の一環で催された。

 市民団体「つくばバリアフリー学習会」(北村まさみ代表)と、市民による学びの場を提供する同市民大学(徳田太郎代表)が主催。視覚障害者や聴覚障害者、留学生や健常者など市内外の約40人が参加した。

 「あなたの宇宙、私の宇宙~宇宙を通して自分を学ぶ」と題して、バリアフリー天文教材の開発と教育実践をしている京都大学宇宙物理学教室の嶺重慎教授と、県立水海道一高理科教員の高橋淳さんが宇宙と生命の進化についてそれぞれ、点字や点図の教材を用いながら話した。

 嶺重教授は太陽系や惑星の歴史について解説。地球に生命が誕生した要因について「太陽が長生きで、遠くに木星と土星という大きな惑星があり、近くに月があるからといわれている」と三つの条件が重なったからだと説明した。

 高橋教諭は地球の生命の進化について、点字の教材のほか、いん石や化石などを見せたり触ってもらうなどしながら説明し「ずっとたどっていくと生き物や地球、太陽は同じところから生まれ、つながっていることがわかる」などと話した。

 嶺重教授は、国立民族学博物館准教授で視覚障害者の広瀬浩二郎氏らと共に「障害学習」を提唱。健常者と違う発想に触れたり、ゆっくり歩いて周りを観察したり、じっくりものに触ることなどを通して、それまで見えていなかったものが見え、人生が豊かになる時間をつくろうと呼び掛けている。

点図に触り宇宙学ぶ

点字や点図の天文教材を使って太陽系や惑星について話す京都大の嶺重慎教授=つくば市東新井

2015年06月22日     常陽新聞スマートフォン版