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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

鈴鹿市 救急活動時、情報確認に

2012年09月19日 01時39分19秒 | 障害者の自立
 外出先で倒れた高齢者や障害者らの救急活動に役立てようと、鈴鹿市は災害時要援護者台帳の登録者を対象に、「救急情報ネックレス」を無料配布している。

 ネックレスを希望すると、持病や掛かり付け医など本人の医療情報が台帳に登録される。ネックレスはシリコン製で登録番号が印字されており、119番する際に番号を伝えれば、本人の情報が分かる仕組み。12日には市内の喫茶店で70歳代の女性が体調不良を訴え、来店者が番号を通報して迅速な救急活動につなげた。

 6月から民生委員を通じて希望者を募り、今年度は計400人に配布する予定。現在、同市庄野、稲生、鈴峰の3地区で希望者を募集している。台帳登録者は5693人(昨年10月1日現在)で、市では「継続的にネックレスの利用者を広げていきたい」としている。

 問い合わせは市消防本部消防課(059・382・9155)。


配布している「救急情報ネックレス」

(2012年9月18日 読売新聞)

大阪市福島区:住民票宅配サービス 高齢者ら対象に

2012年09月19日 01時36分16秒 | 障害者の自立
 大阪市福島区は10月から、高齢者や身体障害者を対象に、住民票の写しや戸籍謄本を宅配する珍しいサービスを始める。配達料は無料で、区の職員が自転車で届ける。区は「気軽に申し込んでほしい」と呼び掛けている。

 対象は区内に住む75歳以上の高齢者と外出が困難な身体障害者の延べ約9000人。電話やファクスで受け付け、早ければ即日、職員が自宅を訪問。その場で請求書を書いてもらい、本人確認の上、住民票の写しなどを発行する。配達料は無料だが、通常の発行手数料は必要。

 市内24区では、橋下徹市長の肝煎りで8月に公募区長が就任し、独自サービスを競っている。福島区の坂本幸三区長は「身近な区民ニーズをとらえた職員の発案。電話一本で駆けつけます」と意欲を見せている。問い合わせは窓口サービス課(06・6464・9963)。

毎日新聞 2012年09月18日 23時13分

NPO法人文福(4) 障害者が語る幼少期

2012年09月19日 01時30分20秒 | 障害者の自立

 障害のある人々がどんな子ども時代を過ごし、どうやって自分の居場所を獲得してきたか。文福に集う仲間たちの貴重な証言が1冊の本になり、県内の小中高校に静かに広がりつつある。制作に携わった筆者にとっても、忘れられない仕事の一つとなった。


 NPO法人文福では学習会を行っている。テーマは障害者、福祉制度、社会問題など権利擁護にかかわること。


 このたび、その学習会の記録を「障害者はどう生きてきたか」という本にまとめた。特に読んでいただきたいのは、障害者が自ら語った、彼らの幼少期の物語だ。  


 昭和三十~四十年代の障害児教育の転換期、まだ幼かった彼らは何を感じていたか。時代に翻弄(ほんろう)される小さな心は、資料から推し量ることはできない。当事者の生の声だけが伝えてくれるのではないか。


 その点だけでも、オーラルヒストリーとしての価値がある本と自負している。市民の歴史はやがて埋もれていく、誰かがそれをとどめなければならない。


 編集作業を始めた当初は、そこまでの気負いはなかったが、完成が近づくにつれ、この作業の意義に気づき、携われたことをうれしく思った。


 この本には十人の当事者の個人史を収録しているが、個人的にはNさん(女性)の話に思い入れがある。


 Nさんは八歳で入った施設を皮切りに、いくつもの施設を転々とした。それは「居場所を求める旅」だったと思う。「女、三界に家無し」で、私も自分の家がどこに定められるか、不安になることがある。障害があってはなおのことだろう。自分らしくいられる場所を探すNさんに自分が重なった。


 しかし、Nさんの足取りは軽やかだ。自分が生きられないと思えば、積極的に次を探す。探して、選んで、ピョンと移る。


 家族との関係を語る人も多い。ことに親との関係については、誰でも思い当たることが多いだろう。


 この本を富山市内の小中高校に寄贈させていただいている。考えてみれば、五十年も前の障害児の教育制度を知る先生は、もう教育現場を離れている。子どもたちが学校から切り捨てられることがもう二度とないように、先生たちにも読んでいただきたい。


「障害者はどう生きてきたか」。定価500円(NPO法人文福提供)

 (NPO法人文福・堀田正美) 中日新聞-2012年9月18日

障害者アートの拠点オープン 美園町

2012年09月19日 01時27分31秒 | 障害者の自立
 障害者アートの拠点施設 「アートサポートセンターRAKU (らく)」 が15日、 和歌山市美園町にオープンした。 一般社団法人 「共助のまちづくり協会」 (島久美子理事長) が作業所やNPO法人わかやまNPOセンターなどと連携し運営。 障害のある人が表現活動を楽しむ場、 作品を発表する場となる他、 専門家とのコラボで作品の商品化も進める。 わかやまの底力・市民提案実施事業。

 この日は、 障害者や支援者約30人がオープンを祝った。 作業所に通うhirochikaさんの文字をエコバッグにデザインした児玉夏希さん (32) =わかやまNPOセンター=は、 「みんなと何ができるかワクワクしています。 微力ながら一助になりたい」 と笑顔。

 12年前から障害者アートに取り組んでいるエイブル・アート・ジャパンの播磨靖夫理事 (70) は 「アートは人と人、 場所と人をつなぎ、 生活コミュニティーの再生につながる。 ここで新しい可能性が生まれるのではと期待している」 と話した。

 会場には、 さまざまな作品と共に、 すでに商品化されたエコバッグと、 殿垣内 (とのがいと) さんが描くイラスト入り絵はがき 「紀州のとの猫さん」 も展示された。

 ワークショップは毎月2回、 ステンシルや書道、 陶芸、 音遊びなど多彩なテーマで開く予定で、 島理事長(56)は 「アートは本来楽しいもの。 楽しい出合いと人とのつながりを、 どんどんつくっていってほしい」 と話している。

 オープニング企画として22日まで、 織り工房 「はぁと・つう・はんど」 (NPO法人和歌山盲ろう者友の会運営) の第1回作品展 「世界でひとつだけの織り」 が開かれている。

 場所は美園町商店街内、 麦の郷総合支援センター1階。 月~金曜日の午前9時から午後5時 (不定期で土日もオープン)。

 問い合わせはRAKU (℡073・427・3313)まで。

わかやま新報オンラインニュース-09月18日 21時30分

障害者らの芸術「アール・ブリュット」 先進地の県、積極取り組み 滋賀

2012年09月19日 01時23分48秒 | 障害者の自立
■「美術旅館」で滋賀の魅力発信

 正規の美術教育を受けていない障害者らを中心にした芸術「アール・ブリュット」の作品を、県内の旅館やホテルのロビーなどに展示する「美術旅館」の取り組みを、県が進めている。県は平成16年に国内で初めて専門の展示施設を近江八幡市に開設するなど、アール・ブリュット普及の先駆的な役割を担っており、担当者は「観光客に見てもらうことで、滋賀の芸術の魅力をさらに発信したい」と意気込んでいる。

                   ◇

 アール・ブリュットはフランス語で「生(き)の芸術」を意味し、既存の流派などに関係なく表現するのが特徴で、絵画、彫刻など幅広いジャンルの芸術活動。障害者のほか、罪を犯した人や、子供らが営利目的でなく自分自身のために取り組む。フランス人画家、ジャン・デュビュッフェが提唱した。英語圏では「アウトサイダー・アート」と呼ばれ、独創的な作風が人気を集めている。

 県内での取り組みは古く、「日本の障害者福祉の父」と呼ばれる糸賀一雄が昭和21年に設立した障害児福祉施設「近江学園」(湖南市東寺)で、粘土を利用した造形活動から始まった。29年には大阪や京都の百貨店で作品展が開かれ反響を呼ぶなど、先駆的な役割を果たしてきた。平成16年には県の外郭団体、県社会福祉事業団がアール・ブリュット作品を専門的に展示する「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(ノマ)」を近江八幡市に開設し、独特の造形美で人間を表現した鎌江一美さんの「ひと」など、ユニークな作品の発掘に力を入れている。

 こうした中、県は、アール・ブリュット作品の魅力発信を目指し、県内の旅館やホテルでの作品展示を推進する方針を決定。6月と7月には県内の計8カ所の宿泊施設の関係者を招き、アール・ブリュットの説明会や見学会を開き、作品が展示されているNO-MAや、近江学園での制作現場などを見てもらい、魅力をアピールした。

 作品を展示する宿泊施設は「美術旅館」と位置づけられ、管理などの費用は施設側の負担になるが、県や県社会福祉事業団が作品の選定や展示ノウハウの提供、PR支援などを担当する。各施設で専門家を招いての講演会も予定している。

 NO-MAは、アール・ブリュットを提唱したデュビュッフェのコレクションを展示するスイス・ローザンヌ市の美術館「アール・ブリュット・コレクション」と提携しており、国内の拠点としての機能も充実させている。

 県内の活動は本場フランスでも評価された。2010(平成22)年にフランスのパリ市立アン・サン・ピエール美術館で日本の作家による特別展「アール・ブリュット・ジャポネ」が開かれ、出展した作家63人のうち18人が県内の作家だった。こうした活動をたたえ、県を代表して嘉田由紀子知事が同年10月にパリ市から勲章を贈られている。国内で先進地となっていることを受け、県「美の滋賀」発信推進室は「アール・ブリュットは『滋賀の宝』。観光客を通じて全国の人に知ってもらいたい」と、「美術旅館」の取り組みに期待をかけている

MSN産経ニュース- 2012.9.18 02:02