「困った方に、トイレを貸します」-。外出先で安心して買い物などを楽しめるよう、トイレ貸し出しのステッカーを建物の入り口に貼り出す「OPEN Toilet Project(オープントイレプロジェクト)」が、横浜市の元町や中華街、山下町地区9店舗で先行スタートしている。来年3月末まで同地区で100店舗を目指すとともに、市内の他の地域にも広げたい考えだ。
プロジェクトでは、トイレを借りることのできる店舗などが、建物の入り口に目印となるステッカー「オープントイレマーク」を貼る。
高齢者や障害者らに優しい多機能トイレの位置情報をインターネット上で提供するNPO法人「Check(チェック)」(東京都)と、印刷会社「大川印刷」(横浜市)が共同で実施。チェックの金子健二代表理事は「ネットだけでなく、皆が利用できるトイレ情報提供の仕組みを作りたかった」とプロジェクトを企画した理由を話す。
ステッカーには借りられるトイレの種類によって、通常の人の形のトイレマークのほか、車椅子での利用や、おむつ替えのできるマークなどをプリント。また花のマークのデザインも加えた。登山中に用を足すことを「花を摘みに行く」と表現することから考案されたという。
ステッカーは1枚800円。売り上げの一部は、東日本大震災の被災地でのトイレ調査など、チェックの活動費などに充てられる。元町や中華街、山下町地区の希望店舗には、年度内限定で無料提供される。トイレの位置情報はチェックのネット上のサイトにも掲載される。
障害者の社会参加を進めるNPO法人「animi(アニミ)」(横浜市)の服部一弘理事長は、障害者の立場から事業を評価。「車椅子の人にとって、利用できるトイレを探すのは結構大変。ステッカーが外に貼ってあれば、どんな種類のトイレが借りられるかすぐに分かるので便利ですね」と話していた。
2011.12.8 22:53 MSN産経ニュース
プロジェクトでは、トイレを借りることのできる店舗などが、建物の入り口に目印となるステッカー「オープントイレマーク」を貼る。
高齢者や障害者らに優しい多機能トイレの位置情報をインターネット上で提供するNPO法人「Check(チェック)」(東京都)と、印刷会社「大川印刷」(横浜市)が共同で実施。チェックの金子健二代表理事は「ネットだけでなく、皆が利用できるトイレ情報提供の仕組みを作りたかった」とプロジェクトを企画した理由を話す。
ステッカーには借りられるトイレの種類によって、通常の人の形のトイレマークのほか、車椅子での利用や、おむつ替えのできるマークなどをプリント。また花のマークのデザインも加えた。登山中に用を足すことを「花を摘みに行く」と表現することから考案されたという。
ステッカーは1枚800円。売り上げの一部は、東日本大震災の被災地でのトイレ調査など、チェックの活動費などに充てられる。元町や中華街、山下町地区の希望店舗には、年度内限定で無料提供される。トイレの位置情報はチェックのネット上のサイトにも掲載される。
障害者の社会参加を進めるNPO法人「animi(アニミ)」(横浜市)の服部一弘理事長は、障害者の立場から事業を評価。「車椅子の人にとって、利用できるトイレを探すのは結構大変。ステッカーが外に貼ってあれば、どんな種類のトイレが借りられるかすぐに分かるので便利ですね」と話していた。
2011.12.8 22:53 MSN産経ニュース