東日本大震災による被災者のストレスに対処する市町村の窓口を総合的に支援する「みやぎ心のケアセンター」(仙台市青葉区)が1日開所し、最長で約10年を想定した長期的な取り組みが始動した。
社団法人「宮城県精神保健福祉協会」が運営し、精神保健福祉士や保健師ら5人が常駐する。現場の相談窓口となる市町村と、医療機関をつなぐ役割を果たす。
被災市町が43カ所に整備した「仮設住宅サポートセンター」とも連携し、巡回相談や精神障害者の支援を実施。精神疾患の予防や症状の緩和に努める。
来年度は石巻、気仙沼両市内に「地域センター」を設置。人員を30人体制に拡充して被災自治体を支援する。
センターによると、失業や生活環境の激変を背景に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やアルコール依存、抑うつ傾向が懸念されるという。
精神科医の白沢英勝センター長(東北会病院理事長)は「心の傷は歳月とともにさらに深まる恐れがある。国の事業を活用して専門職の確保を急ぎ、きめ細かく対応していきたい」と語った。
震災ストレスに関連して被災自治体の相談窓口を支援するケアセンター
2011年12月03日土曜日
社団法人「宮城県精神保健福祉協会」が運営し、精神保健福祉士や保健師ら5人が常駐する。現場の相談窓口となる市町村と、医療機関をつなぐ役割を果たす。
被災市町が43カ所に整備した「仮設住宅サポートセンター」とも連携し、巡回相談や精神障害者の支援を実施。精神疾患の予防や症状の緩和に努める。
来年度は石巻、気仙沼両市内に「地域センター」を設置。人員を30人体制に拡充して被災自治体を支援する。
センターによると、失業や生活環境の激変を背景に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やアルコール依存、抑うつ傾向が懸念されるという。
精神科医の白沢英勝センター長(東北会病院理事長)は「心の傷は歳月とともにさらに深まる恐れがある。国の事業を活用して専門職の確保を急ぎ、きめ細かく対応していきたい」と語った。
震災ストレスに関連して被災自治体の相談窓口を支援するケアセンター
2011年12月03日土曜日