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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

【陸上】九州チャレンジ 藤嶋選手(熊本DFIA)ら大会新

2010年03月23日 00時44分43秒 | 障害者の自立
 身体障害者による第13回九州チャレンジ陸上競技選手権大会が21日、熊本市の県民総合運動公園陸上競技場であった。全国各地から肢体・視覚・聴覚に障害がある約90人が出場し、視覚障害者の男子1万メートルなどで6個の日本新記録が出た。

 同大会は第10回まで九州パラリンピック陸上競技選手権と呼ばれており、パラリンピック選手選考にもつながる全国大会。今回は、12月に中国・広州で開かれるアジアパラゲームス広州大会と、2011年にニュージーランドである世界選手権出場に向けた標準記録突破大会への選手選考の機会となった。

 競技は障害の程度によってクラスが分かれており、選手はレース仕様の車いすや義足で参加。視覚障害者のトラック競技ではそれぞれに伴走者が付いた。

 県内からは11人が出場。男子走り幅跳びに義足で挑んだ藤嶋大輔選手(熊本DFIA)が5メートル17の大会新を記録した。

 開会式で選手宣誓を務めた園田義和選手(県視覚障害者陸上競技協会)は初出場だった前回大会の男子1万メートルから種目変更し、視覚障害者による砲丸投げに挑戦。記録はふるわなかったが、「他の選手の競技力の素晴らしさは心の支えになる。楽しかった」と話した。(熊本日日新聞

パラリンピックは「障害者のスポーツの祭典」と呼ばれる…

2010年03月23日 00時43分23秒 | 障害者の自立
 パラリンピックは「障害者のスポーツの祭典」と呼ばれる。バンクーバーで行われてきた冬季大会は、心に響く言葉も多く種々発信してくれた

▼アルペンスキー男子回転立位のアダム・ホール選手(ニュージーランド)は2回目に転倒した。すぐに起き上がって金メダルを取った。「転ぶようなことがあっても、また起き上がればいいんだよ」

▼ノルディックスキー距離男子の新田佳浩選手は、メダルを期待された2006年ミラノでは転倒している。「転んだことで、成長する機会を与えてもらったのだと思う」。2010年の金メダルをそう振り返る

▼新田選手は29歳。岡山県の実家は農家だ。3歳の時、田んぼで稲刈り用のコンバインに左腕を巻き込まれて、ひじから先を失った。運転していた祖父は自分を責めた。孫の成長を見守りながら自分を責め続けた

▼祖父の気持ちを、ちょっとした言葉にも感じながら佳浩少年は大きくなっていった。逆に自分のほうが申し訳ないと思うこともあったそうだ。今年1月にNHK教育テレビが「福祉ネットワーク」という番組のなかで伝えていた

▼「おじいちゃんに、『最高のおじいちゃんだよ』と言ってあげたい」と新田選手は話していた。金メダルを贈るのが夢だった。だから17歳の時から4大会連続で挑戦した。転んでも起き上がることができた。92歳になった祖父の喜ぶ顔が、新田選手には最高のメダルになるだろう。


=2010/03/22付 西日本新聞朝刊=

重度心身障害者の往診交通費助成  市川三郷町、医師らに月1万円上限

2010年03月23日 00時41分32秒 | 障害者の自立
 市川三郷町は、重度心身障害者が医療機関による往診を受ける際の医師らの交通費について、月額1万円を上限に助成する方針を固めた。
 対象となるのは、医療機関などに定期的、長期的に往診を受ける必要のある身体障害者手帳1~3級所持者や、精神障害者保健福祉手帳1、2級所持者などで、町民税非課税世帯。医療機関は県内に限る。
 町福祉支援課などによると、往診に必要な交通費は保険請求が認められておらず、患者の負担となるため、経済的負担軽減につなげる。交通費が必要かどうかは医療機関によって異なるという。町は住民からの要望を受けて検討を進めていた。
 新年度は10人の利用を見込み、事業費120万円を3月定例町議会の一般会計当初予算案に盛っていて、4月から実施する予定。
 助成希望者は町に申請書を提出し、審査を受ける必要がある。交通費の助成は償還払いとなり、受診後に領収書を添付して町に請求する。同課は「今後は往診を受ける際に交通費を無料にできるか検討したい」としている。

山梨日日新聞

「障がい」表記 呼ばれる側の立場から

2010年03月23日 00時36分59秒 | 障害者の自立
 「障害者」という表記を「障がい者」などに改める動きが広がっている。「害」には否定的な意味、印象が強いといわれるためで、国の論議も始まった。呼ばれる側の立場から考えたい。

 「障がい」表記の基になっているのは、戦前に使われていた「障碍(がい)」。「害」が「損なう」「災い」の意味なのに対し、「碍」は「妨げる」の意で、否定的な意味合いが比較的弱いとされることから言い換えに使う人もいる。自治体などでは「障がい」を使うところが増えている。

 内閣府によると、二〇〇八年度末で都道府県と政令指定都市のうち、岐阜、三重両県、浜松市など十道府県と五市が「障がい者」「障がいのある人(方)」という言い方に変更している。東京都多摩市や愛知県豊田市、石川県加賀市など、市町村でも改めたところがある。

 英語圏でも「ハンディキャップド」があまり使われなくなった。「キャップ・イン・ハンド(手に帽子)」が物ごいを連想させるからだともいう。最近は「パーソン・ウィズ・ディスアビリティー(障害のある人)」が一般的で、バンクーバー・パラリンピックでもこの表記を使用した。

 国の法令は今もすべて「障害」だが、鳩山政権は見直しに積極的だ。障害者政策を提言するために新たに発足した「障がい者制度改革推進会議」は、政府の会議では初めて名称に「がい」を使用。正式に法令上の表記も検討する。

 ただ、変更については、障害者の意見もさまざま。「『害』をなくしても、障害者への偏見が変わるとは思えない」と消極的な人もいる。その思いも考えたい。精神分裂病を統合失調症、痴呆(ちほう)症を認知症と表記を変えたのは言葉の正確さだけでなく、呼ばれる側の痛みの反映でもあった。

 鳩山首相は一月の施政方針演説で、障害者を「努力を必要とする人」という意味の英語「チャレンジド」と呼んだ。首相なりの発議だったのだろう。

 「推進会議」は、障害そのものの定義の見直しをすることにもなっている。国際的な障害の定義では、障害者の社会参加を阻む社会の側の対応が重視されるようになった。

 問われているのは社会でもある。会議の委員二十四人のうち十四人が障害者やその家族だ。当事者ならではの議論を通じ、新しい社会・社会参加像を見いだし、新しい表記も見つけてほしい。
中日新聞

「真の勝利者とは」 SO記念式典で細川佳代子さん講演

2010年03月23日 00時34分56秒 | 障害者の自立
 知的発達障害を持つ人のスポーツ団体「スペシャルオリンピックス(SO)日本・佐賀」(藤川謙二会長)の設立15周年記念フォーラムが20日、佐賀市の佐賀県医師会成人病予防センターであった。SO日本名誉会長の細川佳代子さんが講演し、障害者の社会参加を訴えた。

 細川さんは細川護煕元首相夫人。1991年、SO世界大会に参加した少女と出会い、自分の目標に向けて努力し”真の勝利者”をめざす姿に心を揺さぶられたのがきっかけ。「今の日本に必要な価値観。これが当たり前の社会にしなければならない」と当時の思いを情熱的に話した。

 94年にSO日本を設立。05年には長野県で世界大会を成功させ、活動の認知度は高まったが、「一般の人たちへの理解が深まり、社会参加が進んだかと言えば、そうではない」と課題も挙げた。

 講演終了後、SO佐賀のアスリート(参加する障害者)も壇上に。その1人は「次の大会ではみんなで力を合わせて頑張りたい。これからもSO佐賀を応援してください」とあいさつした。

佐賀新聞