GOCCIのオトコヲミガク旅(w)

旅行記や、日常の面白い、或いはキレイなモノの写真を中心に
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「ゲームの名は誘拐」東野圭吾著、読んでみました。

2006年11月11日 | *本*BOOKS*
   
「ゲームの名は誘拐」東野圭吾著、読んでみました。


 
「東野圭吾」の作品をはじめてをはじめて読んでみました。

読書量はそこそこだと思うんだけど結構「食わず嫌い?読まず嫌い?」で、最近話題の作品や人気の作家でも読んでないのが、かなりあるんじゃないかと思ってます。

彼の作品を「読んでみようかな」と思ったのは、図書館の予約リストの上位に彼の「容疑者Xの献身」がランクされていたから、「直木賞受賞作品」と言う事も知りませんでした・・・・・。

さて、読んだ感想なんですが、いかにも直木賞を受賞しそうな感じの作家さんの作品で、完成度はかなり高く、文体も素直で読みやすく、結構気に入りました。

デビューして「20年以上」も経っているのに、人気作家の「東野圭吾」を読んでなかった自分も、ある意味「すごい」と思いました。

主人公は連載された「GAINER」という雑誌のテイストをかなり意識して創造されたんじゃないかなぁ。かなり「鼻につく、いけ好かないやつ」なんだけど、当時はこんな男が流行った時代だったような気もします。

仕事を断られたクライアントの自宅に行く設定もチョット変だし、主人公の「佐久間」「葛城の娘」との初接触場面も、彼女が「*****をした直後」にしては、すこし落ち着きすぎている描写のような気がします。

脅迫を自宅から「メール」「FAX」でする辺りは「大丈夫かなぁ」と思ってみたりもした。いろいろ突っ込みどころは有るけど、楽しく読ませていただきました。

少し予想できたけど「ラストのどんでん返し」も良かったです。一冊目なので、この作品が
「東野圭吾」の著作の中でどのような位置なのかは分かりませんが、これから「いろいろ読んでみよう」と思わせるには十分な作品じゃないかと思いました。