今朝、鶴岡八幡宮の「鎌倉大銀杏」が倒れたと言うニュースを知りました。

OLYMPUS E-510+ZUIKO DIGITAL14-45mm/F3.5-5.6
今朝、鶴岡八幡宮の「鎌倉大銀杏」が倒れたと言うニュースを知りました。どうやら11日の未明に強風により倒れたようです。
「鎌倉」は小学校の時の遠足、高校生の時の初詣、大学時代のデートなどで何度も訪れた場所で、勿論、この「鎌倉大銀杏」もよく知るなじみのある存在でした。
因みに2007年10月の「デジイチのデビュー」もここ鎌倉で、下手ですが「鎌倉大銀杏」の在りし日の姿を数ショット撮っていました。

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「鎌倉大銀杏」は高さが約30メートルで、幹回り約6・8メートルの樹齢約1000年の老木で、鎌倉幕府3代将軍・源実朝を暗殺する際、おいの公暁が身を隠したという伝承が残る有名な巨木です。
まさか、倒れてしまうとは思いもしませんでしたが、倒れた根の部分の写真を見ると、根元の幹の部分が腐って大きな空洞になっているのがよく分かりました。
「回復は不可能」とか「再生の可能性は90%」とか、色々なニュースが入っていますが、再生したにせよ、当然の事ながら、あの迫力のある姿になるのは何百年もかかるんでしょうね・・・・・・。
鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏「再生の可能性は90%」

強風の影響で倒れた鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)の県指定天然記念物「大銀杏(おおいちよう)」について、八幡宮の依頼で再生を指導している東京農大の浜野周泰(ちかやす)教授(造園樹木学)は13日、八幡宮で会見し、倒れた幹部分を移植した場合の再生の可能性について「昨日の判断では90%は戻るのではないか」との見通しを示した。八幡宮ではこの日午前、倒れた幹を移植して根付かせるため、根元から4メートルの高さで切り離す作業を行った。浜野教授によると、幹の根元にある直径30~50センチの大きな根4本はすべて折れた状態。しかし、2ミリ~5センチの細い根が周囲にまんべんなく出ており、養分や水分の吸収が期待できるという。浜野教授は「生き物なので絶対ということはない」とした上で、「今後の気象によるが、昨日の判断では90%は戻るのではないか」と述べた。気象条件については「高温、乾燥が続くと確率は落ちる。湿度が高く、曇り空でなるべく風が吹かないこと」とした。切り離した上部や枝については、八幡宮は保存や調査など必要な措置を講じるが、信仰の対象のため境内から出さないとしている。八幡宮総務部長の国生(こくしょう)護衛(もりえ)禰宜(ねぎ)は「本体が何とかならないかと思い、ご神体ではあるが切断した。残せるかぎりの大きさで、1%でもいいから再生させたい」と話している。【産経ニュース 2010.3.13 21:26】