「69 sixty nine(シクスティ・ナイン)」観てみました。
1月12日(月)にテレビ朝日で放送され、HDに録って置いたのを見てみました。
とても良かった「フラガール」の「李 相日」が監督で、とても楽しかった「タイガー&ドラゴン」の「宮藤 官九郎」が脚本を手がけた、大好きな「村上龍」原作の青春映画なので面白かったのは当然かもしれません。
「クリーム(中シゲヲ & the surfcoasters project がカバー)」の懐かしい「White Room」をバックに写し出される、いかにも「60’s」テイストアニメの出だしはカッコ良過ぎです。
破天荒でミーハーな「ケン(妻夫木聡)」も魅力的でしたし、脇を固める「アダマ(安藤政信)」や「イワセ(金井勇太)」をはじめとするキャラクター達が本当にいい味を出してました。年初に「松田龍平」と結婚した「レディ・ジェーン(太田莉菜)」は個人的にあまりタイプではなかったですが、それはそれとして悪くは無かったと思います。
米軍ベースの町「佐世保」辺りの独特な風景と、彼らのしゃべる「長崎弁?」が、この作品をより魅力的な物にしているように感じます。自分より少し先輩の「昭和時代」の高校生が繰り広げるさまざまなエピソードにはどれも、今の自分をワクワクさせる何かが散りばめられていて、時には「元気」を、時には「勇気」を与えて貰えた様な気がしました。
「アルファロメオの女(井川遥)」との妄想
「バター犬」事件
「オー・チンチン」校内放送事件
「校長室脱糞」事件etc
そのほかさりげなく出てたり、流れてくる
「平凡パンチ」/「11PM」/「夜明けのスキャット(由紀さおり)」
なんかは結構ツボだったかもしれません。
見終わった後、少し錆び付き始めた自分の「ハート」が、この作品によって研磨され、ちょっとの「輝き」と「活力」を取り戻したような気分にさせてくれる素敵な映画でした。