グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

縦組みで小数点

2018-11-07 14:05:10 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年史や冊子を縦組み(縦書きで文章を組む)で制作することがあります。原稿を執筆される方はWordなどで横書きに書いていらっしゃるので、そのまま縦組みにするとおかしなことになる場合があります。その筆頭が数字です。
そもそも算用数字を使うのか、漢数字を使うのか。執筆者が複数の場合など、漢数字と算用数字が混在することはしばしばです。その冊子なり年史なりの方針として、どちらを使うかを決めてから執筆依頼をするとよいでしょう。できれば原稿作成時も縦書きにしておくと仕上がりイメージに近くなります。

算用数字を使う場合は、2桁までを横に並べ3桁以上の場合は縦に並べることが多いようです。DTP作業においては「文字パネル」の縦中横を適用すると縦組みの中でも数字が横並びになります。少数点が入る場合は中黒「・」を使用します。この中黒は全角ドリでもかまいませんが、二分ドリのほうが数字としてのまとまり感がありますね。

漢数字の場合は、そのまま数字を並べていくことが多いです。横書きで算用数字を使って書かれた原稿を縦組みにする場合は、小数点がピリオド「 . 」になっていることが多いので、中黒「・」に変換します。算用数字の場合と同様、二分ドリがよいでしょう。
  

▲縦組みで小数点を含む場合の書き方の一例


いくつか方法はあると思いますが、一つの方法に統一して原稿を作成すると校正の手間も減りますし、統一感のある冊子や本になります。


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デザイン=カッコイイもの?

2018-10-25 14:18:23 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある博物館の企画展に行きました。貴重な書物なども展示されていて、展示物保護の観点から館内の照明は暗めに設定されていました。それだけでも「見やすい」という状況ではないのですが、展示物の説明文がこれまた黒地に白い明朝体の文字。「説明が全然読めない」とおっしゃっている年配の方もいらっしゃいました。
この展示会の関係者の方によると、ある有名デザイン事務所の若手スタッフの手によるものだとか。「私も読めないんですよ。格好はいいんですけどね…」と言葉を濁していらっしゃいました。


▲同じフォント(文字)サイズでも、フォントの種類や太さによって視認性が変わります


「デザイン=カッコイイもの」という捉え方をされることが多いように思いますが、必ずしもそうとばかりは言えないと思います。ユーザーにとって見やすいもの、使いやすいものということも重要なデザイン要素だと思います。特に年配の方がユーザーである場合は、文字の大きさや背景とのコントラストなどによる視認性、ときにはシンプルさ、などにも配慮が必要だと感じました。
これからの高齢化社会に求められるデザインについても勉強していきたいと思います。


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本当に元画像のサイズで取り出せている?

2018-10-15 11:49:46 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日「画像データのはがし方」というタイトルでブログを書きました。その後、実際に十数点のWordデータから画像をはがす作業が発生し(涙)、何点もの画像を取り出しているうち、「果たして本当に元画像のサイズで取り出せているのだろうか?」という疑問を抱きました。

それでちょっとした実験をしてみました。Wordに3つの画像を貼り付けます。


▲Wordに3つの画像を貼り付けたもの。
元サイズの違い、貼り付けてからの縮小率の違いは関係あるの?

左ページの上は【社窓1.jpg】という421KBの画像を貼り付け、Word上で25%に縮小したものです。
その下は【社窓1.jpg】を【社窓2.jpg】と名前を変えて貼り付け、それをWord上で15%に縮小したものです。名前を変えただけなので、画像のデータサイズは【社窓1.jpg】と同じ421KBです。
右ページは【社窓1.jpg】の画像をあらかじめ145KBに縮小した【社窓3_縮小.jpg】を貼り付け、それをWord上で50%に縮小したものです。

それを先日書いた方法の一つ、「Webページとして保存」をしてできたフォルダ内はこのようになっていました。


▲赤いラインは画像の元サイズと同じ。
青いラインは画像の元サイズより小さくなっているがなぜ?

まず【.jpg】というファイルと【.png】というファイルができています。
【image001.jpg】はデータサイズが421KB、これは【社窓1.jpg】と同じデータサイズなので【社窓1.jpg】と考えて良いでしょう。
【image005.jpg】はデータサイズが145KB、これは【社窓3_縮小.jpg】と同じデータサイズなので【社窓3_縮小.jpg】なのでしょう。
さて【image003.jpg】は?【社窓2.jpg】ではないかと思いますが、データサイズが183KBになっています。実際にこの画像を開いてみると元であると想像される【社窓2.jpg】より明らかに解像度が低く、ぼやけています。これは一体どういうことなのか?

ちなみに【.png】ファイルはWord上で表示されているサイズではないかと思われます。開いてみると【.jpg】より画像サイズが小さくなっているので、印刷用に少しでも高解像度のものが欲しい今回は、不適当としておきます(改めて別の検証をしたいと思います)。

今回の実験では「必ずしも元画像のデータサイズではがせるとは限らない」という結果になりました。とはいえ使用するOSやWordのバージョン、画像サイズなど、条件によって違う結果が出るかもしれませんのでまだまだ断定的なことは言えません。引き続き検証していきたいと思います。理由や原因、より良いはがし方などご存知の方はぜひご教示ください。

いずれにしても画像はWordやExcelなどの原稿に貼り付けるだけでなく別添いただく方が良い、ということはご理解くださいませ〜。

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電子書籍には出せない質感

2018-10-09 11:27:38 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
東京では気温30℃を超える日があるかと思えば20℃そこそこで肌寒い日もあり、着るものに頭を悩ませるこの頃ですが、社窓はゆっくりと秋の景色に移り変わっています。


▲秋の色合いになってきたお向かいの国立新美術館

伊藤亜紗さんの『どもる体』という本をご存知でしょうか。
医学書院という出版社から出ている、『シリーズ ケアをひらく』の1冊で、吃音について書かれた本です。出版社のサイトによれば「従来の医学的・心理的アプローチとはまったく違う視点から、徹底した観察とインタビューで吃音という謎に迫った画期的身体論!」ということです。内容については、それぞれお読みいただくこととして(ぜひお読みください!)、ちょっと別の視点から感じたことを。

不謹慎だと思われる方がいらっしゃれば、予めお詫びを申し上げておきますが、本当に面白い本でした。
身体論としての研究書なのですが、文章は平明で非常に読みやすく、ページレイアウトも明るさを感じさせて、ページをめくるたびに気分が良くなるような本でした。用紙の選択、文字間のバランスや配色など全てが気持ちいい!
この感じは、電子書籍には出せない質感だなと思います。
紙媒体の仕事がまだまだ多い身としては、静的なデザイン・レイアウトの持つ力をまざまざと見せられ(しかも、軽やかに)、気持ちを新たにさせられました。
実際に本の中を紹介できないのが残念なのですが、とにかく開放的で明るい印象をもたらしてくれる本です。ぜひお手にとってみてください。

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画像データのはがし方

2018-10-03 12:09:22 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
学生向けの副教材的なものを制作しています。ページごとに執筆者が異なり、全部で40名ほどの方から原稿をいただきます。原稿はWordで支給され、掲載画像もそこに貼り付けられています。
画像がWordに貼り付けてあると、どの文章の近くにどの画像を掲載したいのかはとてもよくわかるのですが、制作作業のためには画像がとても扱いにくいのです。
WordやExceなどOfficeデータlに貼り付けてある画像は、制作時には「はがす」作業が必要になります。ところがそのまま画像を選択して「図を保存」とすると、本来の画像と縦横の比率が変わってしまったりするので、一度Word(またはExcel)上でサイズを縦横とも100%に直して、それから保存…という作業が必要となります。それが1枚や2枚ならまだしもなのですが、30枚、50枚となるとけっこうな作業量になり時間がとられます。
おまけに今回は上記の方法でも本来のサイズではがせないものがあり、いろいろ調べましたのでメモしておきます。
*いずれも元データのバックアップをおとりの上、ご自身の責任でお試しください。


「.docx」や「.xlsx」を「.zip」に書き換える


WordやExcelの拡張子、「.docx」や「.xlsx」を「.zip」に書き換えます。圧縮するのではなく、拡張子を直接変更します。すると「本当に変更していいの?」と聞かれますがここで「".zip"を使用」を選択します。


▲「本当に変更していいの?」と聞かれますが、「".zip"を使用」を選択

その結果できた.zipファイルを解凍するとフォルダができていて、そのフォルダ内にさらにいくつかのフォルダが。Wordの場合は「word」というフォルダがあり、その中に「media」というフォルダ、この中に貼り付けられた複数の画像が入っていました。

これはいいぞ〜。さて次のデータを…と思い、同じように拡張子を「.zip」に書き換えても今度はうまくいきません。なぜ?なぜ今度はできない⁈
よくよく見たらこのデータは「.docx」でなく「.doc」でした。「.doc」を「.zip」に書き換えて解凍してもフォルダはできず、「.cpgz」というデータができるばかり…。仕方なくさらに調べたところ、別の方法がありました。

Webページとして保存

画像が貼られている「.doc」ファイルを開き、メニューの「ファイル」から「Webページとして保存」を選びます。これでできた「.fils」というフォルダの中に画像が保存されています。


提供されるデータのOfficeバージョンや作成したときのOS、はがすときの環境などによって、できる場合とできない場合があるようです。この「はがす」作業に時間をとられることはデザインをする側にとってはかなり残念な事態です。どうか画像データは別添でお願いいたします。


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プリンタの最新機種デモ会

2018-09-27 11:07:15 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
プリンタの最新機種デモ会に参加しました。Canon、FUJIxerox、OKIなど各メーカーさんの最新プリンタ、同じデザインデータを出力し比較できるというものです。メーカーさんのショールームなどではそのメーカーさんの機器を試すことはできますが、今回のように複数のメーカーさんの機種をまとめて比較体験できる機会はなかなかありません。
大変貴重な機会ということで、当社プリンタで思った色が出なかったデザインデータを持参し、各機種で出力してもらいました。


▲左から Canon(1)、Canon(2)、FUJIxerox、OKI の出力

やや黄色味を感じるもの、墨を感じるもの…どれも微妙に色が異なります。
当社で出力したものが制作時のパソコン画面のイメージと違ったり色校正と異なったりするのは、プリンタの経年劣化のせいかな、と思うところもありましたが、必ずしもそれが理由とは言えないようです。メーカーさんごとに特徴があること、調整の仕方によっても色が変わってくること…などいくつかの要因があると伺いました。もちろん使用する用紙にも左右されます。

今回のデータは印刷会社さんで出してもらった色校正がありましたので、それとも比較しましたが、これまた色が異なりました。もっとも、印刷機で出力してもその時その時の気温やインクの盛り具合などで色が変わってしまうとのことなので、「これと同じに出れば正解!」とも言えません。当然、色校正を出した用紙とプリンタのデモで使用した用紙は異なりますし、そもそも自分が見ているパソコンモニタの色の再現性が絶対正しいとは言えないのです。

正しい仕上がりイメージをクライアントさんにご覧いただくことの難しさ、今回のデモ会であらためて勉強させていただきました。

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[世界を変えた書物]展

2018-09-21 10:36:49 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
上野の森美術館で『[世界を変えた書物]展』が開催されています。書籍の造本設計、デザイン、レイアウトを仕事としている身としては、以前から気になっていた展示会なのですがなかなか足を運べずにいました。土曜、日曜は大変混雑しているとのことだったので、近くで打ち合わせの予定があったのをこれ幸いと、その帰りに思い切って寄ってみました。


▲[世界を変えた書物]展。上野の森美術館で開催中。

金沢工業大学ライブラリセンターの『工学の曙文庫』に収蔵されているコレクションから選りすぐりの稀覯本が展示されていました。『工学の曙文庫』の名が示す通り、その後の世界に変革をもたらした理学、工学の発展に寄与した名高き書物(しかも初版)が並んでいました。
「古代の知の伝承」「ニュートン宇宙」「解析幾何」「力・重さ」「光」「物質・元素」「電気・磁気」「無線・電話」「飛行」「電磁場」「原子・核」「非ユークリッド幾何学」「アインシュタイン宇宙」の12の系統に分けられかつ、それぞれのゆるやかなつながりが示唆された展示となっていました。
展示された書物の一例をあげると、ユークリッド(エウクレイデス)「原論」、コペルニクス「天球の回転について」、デカルト「方法序説」など。湯川秀樹さんのノーベル物理学賞受賞の元となった論文「素粒子の相互作用について」が製本されたものもありました。


▲ユークリッド(エウクレイデス)「原論」


▲デカルト「方法序説」


▲湯川秀樹さんのノーベル物理学賞受賞の元となった論文「素粒子の相互作用について」


ありがちな印象ですが、オリジナルの原書には“モノ”としてのまとったオーラを発しているようで、本という形に改めて好ましいものを感じてしまいました。ただ、そんな中にもふと思うことがありました。
展示された初版本は活版で印刷されているので、どんなに遡っても、グーテンベルグが活版印刷を実用化した15世紀以降に作られたものです。ユークリッドなどは紀元前の人ですから、それ以前の手稿本が残っていて、それを元に目の前の書物ができあがったということでしょう。となれば、オーラを放っているのは“モノ”ではなく、著者の知的営為なのかもしれません。そのエッセンスをいかに伝えていくかということなのでしょう。
印刷という技術によって、それが多くの人の手に届きやすくなったという歴史が今回の展示のテーマだったのですね。
この文章を読んでいただいているインターネットも、多くの人の手に様々なものを届きやすくした技術です。印刷物という物体から電子的な書物への変化も当然の流れなのでしょうね。
とは言え、人間の英知の集積は感動的なものでした。(それぞれの内容はほとんど理解していないのですが)

『世界を変えた書物』展の会期は9月24日までです。入場無料ですので、お時間をある方は足を運ばれてはいかがでしょう。

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荒木飛呂彦原画展 JOJO!

2018-09-17 10:15:49 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
会社近くに「メルセデス ミー東京(六本木)」というカフェ&ギャラリーがありますが、その外観が夜になるととても目を引きます。


▲夜になるとひときわ目を引くメルセデス ミー東京(六本木)>「JOJO」のウィンドウラッピング

そう、六本木の国立新美術館では「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」が開催されていて、これはそのコラボレーション企画の一つなのです。
この展覧会は完全日時指定制とのことで
「全てのチケットは指定日時ごとの数量限定販売となります(先着順、予定数量に達し次第販売終了)。」

社窓に国立新美術館が見える当社ですが、今回ばかりは「すいてそうだからちょっと見てこよう」とはいかないのは残念。

ちなみにご近所の六本木ヒルズ森タワー・森アーツセンターギャラリーでは「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 」を開催中です。こちらは「-2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」ということで、出展作品の中にはもちろん『荒木飛呂彦』の名もありますよ。

秋の三連休、荒木飛呂彦の世界を堪能してはいかがですか。




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「余白」もデザイン

2018-09-10 10:39:24 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
前回に続き、PTA広報誌を制作する場合のおせっかいアドバイスです。
ちょっと残念だったのは、用紙の端に配置された先生の顔写真が切れそうになっているものがあったことです。
もちろん意図的に端まで写真を配置することはありますが、先生紹介のようにある程度整列させて見せたい場合などは、あまり端まで使わない方が安全です。

通常の冊子印刷などは、印刷してから「断裁」といって用紙を仕上がりサイズにカットするのですが、そのときに若干のズレが生じることがあります。そのために3mm内側に画像などを配置することが推奨されています。誌面としても5mmとか10mm内側に揃えて配置すると、ゆとりが出て読みやすくなります。


▲文字や写真が切れてしまわないよう、最低3mmは内側に配置しましょう。


また中央部分への写真配置や文字の掲載も注意が必要です。
広報誌などで使用される「中綴じ」という綴じ方では、中央にホチキスが使用されます。顔写真の真ん中にホチキスの針が刺さったりすることのないよう、中央を避けて画像を配置するといいですね。

企業のカタログやパンフレット、社内報などでもそうですが、「隙間が空いてる」といって無理矢理何かで埋めようとする方がいらっしゃいます。
でも「余白」もデザインの大事な要素です。余白を上手に使うことで読みやすく見やすい冊子になると思います。

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PTA広報誌 教職員紹介のレイアウト 

2018-09-03 11:56:22 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「この広報誌、どうでしょう?」と見せていただいたPTA広報誌。印刷物の制作は初めてという方々で編集やデザインをされたそうですが、いろいろ工夫されているなぁと思いました。
イベントごとに背景色を変えたり、内容に沿ったイラストを配置したり。見出しの入れ方も吹き出し風、マスキングテープ風とかわいらしく演出してあります。
制作ソフトは何を使用されたのかはわかりませんが、今はデザイナーでなくてもここまでできるのね!とびっくりしました。

僭越ながら、より良くなるためのワンポイントアドバイス!
●教職員紹介のレイアウト
 → 写真サイズそのものや、先生方の顔のサイズをできるだけ揃える。

複数の人を一人一人紹介するような場合は、縦 ●mm × 横 ●mmという写真サイズをできるだけ揃えたほうがきれいです。元の写真の具合で縦横のサイズを変更しているようで、長方形だったり正方形だったりと写真サイズがバラバラになっていましたが、役職等によって意図的にサイズを変えるのでなければ、揃えたほうが良いですね。
また、顔の大きさもできるだけ揃えましょう。写真サイズが同じでも、おでこや顎が切れるほど顔だけが大きく写っている人、逆に胸のあたりまで写っている人、など顔の大きさがバラバラなのもきれいに見えません。もし画像加工ソフトをお持ちであれば、顔の明るさも同じくらいに調整すると良いですね。


▲写真サイズや顔のサイズが揃っているほうがきれいに見えます

PTA広報誌は予算の関係もあり、なかなか外部への発注は難しいということは、自分が経験してよくわかりました。そのため広報担当になった保護者の方が制作されることが多いと思いますが、ちょっとしたことに気をつけるといっそう読みやすい・見やすい広報誌になると思います。

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「ルーヴル美術館展」特別夜間開館

2018-08-27 12:10:10 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社向かいの国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展」に行ってきました。「ルーブル美術館展」はこれまでにも何度か開催されていますが、今回は「肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」と題して、時代もさまざまな肖像がテーマ別に展示されています。


▲向かいの国立新美術館では「ルーブル美術館展」が開催中です。


数々の肖像には、権力のあるさま、強さ、美しさなど「自分をこう見せたい」「こういう自分を残したい」という人々の思いが見られました。が、《ブルボン侯爵夫人、次いでブローニュおよびオーヴェルニュ伯爵夫人ジャンヌ・ド・ブルボン=ヴァンドーム(1465~1511)》は全く異質なものでした。
この作品の女性は、顔も体も肉が削げ落ち、腹部にはウジがわき大腸が出ています。このような姿を残したのはなぜか。女性ならなおさらこのような姿を残したくないだろうになぜ?

今回私は高橋一生さんによる音声ガイドを借りたのですが、このガイドではその疑問に答えてくれました。《戴冠式の正装のナポレオン1世》の像のところでは、ベートーヴェンがナポレオンに "捧げようとした" 交響曲第3番「英雄」をBGMに、その時の逸話を聞くこともでき一層興味を惹かれました。

本展示会は他にも、27年ぶりの来日となる《美しきナーニ》、大理石で作られたとは思えないほど繊細な表現の《トガをまとったティベリウス帝の彫像》、1世紀にイタリアで制作された見事なカメオなど、たくさんの見どころがあります。
今日から9月2日までは「特別夜間開館」もされるようです。昼間は待ち時間がかなりあるようですが、夜は比較的空いているようなので足を運んでみてはいかがですか。




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元号の変更にそなえて

2018-08-20 11:09:03 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年はあちこちで「平成最後の夏」というフレーズを耳にしました。そう、平成は残り1年もありません。にも関わらず次の元号はまだ公表されず、ことによっては新天皇の即位後に公表、という案もでてきているとか。いろいろ思惑もあるのでしょうが、一般企業においても元号変更への対応はあちこちで必要になってきます。

今年に入ってクライアントさんの返信用封筒の刷り増し依頼がありました。差出有効期限の変更も必要で、「平成32年3月31日」への変更というご指示でした。でも平成32年が無いことは明らか。そこで西暦での記載をご提案しました。


▲「平成」で記載していた期限を、西暦での記載に変更

1年以上にわたって使用する印刷物などはそろそろ年号の記載方法を検討したほうがよさそうです。
またパンフレットやカタログも、元号の変更にそなえて改定の準備をされてはいかがでしょうか。西暦のみで作成する、あるいは新元号発表にあわせて速やかに改定版が出せるようにする、場合によっては全体の見直しも必要かもしれません。お困りの場合はどうぞグラフィックメイトにご相談くださいね!
いつ新元号が公表されるかわかりませんが、できる準備をすすめておきましょう。





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巨匠たちのクレパス画展

2018-08-13 11:07:06 | 親子つれづれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
巨匠たちのクレパス画展 〜日本近代から現代まで〜」が東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。中学生の娘が珍しく自分から「この展覧会に行きたい」と言い出したので私も同行しました。


▲「巨匠たちのクレパス画展」東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中

クレパスなんて子供の画材かと思いきや侮るなかれ。巨匠たちの手にかかるとこんなに豊かな表現ができるのか!とびっくりしました。

そもそもクレパスとは? 
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クレパスは、クレヨンとパステルの良いところを生かした描画材料なので「クレパス」です。クレヨンでもなく、パステルでもない、クレパスだけの描き味があります。
株式会社サクラクレパスのWebサイトより
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ということで、株式会社サクラクレパスの登録商標でした(一般名称は「オイルパステル」)。

「巨匠たちのクレパス画展」では、大正から昭和に活躍した巨匠たちの作品を中心に、現代の作家たちのクレパス画も紹介されています。ほかにもクレパスの開発・普及の歴史が紹介されていたり、多色の特別セットの展示もありました。中でも目を引いたのはサクラクレパス創業90周年を記念したクレパス、これはなんと700色セット! 25色ずつがアクリルキューブに入っていていろいろなディスプレイ方法が楽しめるとのことですが、残念ながら我が家に置くスペースはありません…。「クレパス誕生90年記念 90色セット」はもう少しこじんまりしているうえ波型のトレイも素晴らしく、ぜひ手元におきたいセットです。

帰宅後、娘は机の引き出しに眠っていたクレパスを出してきて、重ね塗りや混色、ぼかしなど、見てきた表現方法をあれこれ試して「ほんとにできる!」「こんなことできる!」とクレパスにも絵画にも、あらためて興味をもったようでした。
親娘それぞれに楽しめた「巨匠たちのクレパス画展」、夏休みにいかがですか。




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ルビを振る基準

2018-08-06 10:51:47 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある研究所の中学生向け冊子制作のご相談がありました。中学生向けということで、内容は平易な文章で執筆し漢字にはルビを振ることになりました。がしかし、「漢字にルビを振る基準」というものが難しいのです。
参考に、とある自治体が中学生向けに制作したパンフレットを見せていただきました。


▲ある自治体が中学生向けに制作したパンフレット


「このくらいは読めるんじゃないかなぁ」と思うような漢字にもルビが振られています。それと、熟語のようなものでも1文字だけにルビを振っているのですね。
一方、娘から借りた教科書がこちら。1年生から3年生まで使うものだそうです。


▲中学の3年間で使用する教科書

自治体パンフレット、教科書とも「状況」という漢字が出てきますが、ルビの振り方が異なります。自治体パンフレットでは「況」にだけルビが振られていて、教科書は「状況」に振られています。それぞれどういった基準でルビを振っているのか? 教科書は何かきちんとした指針があるのか?

ちょっと調べてみたところ、文部科学省の委嘱事業に「教科書の改善・充実に関する研究事業」というのがあり、その中に「漢字表記、提示の仕方を改善・充実させる」という項がありました。一部引用させていただきます。

以下、引用-------------
配当学年にない漢字でも、上学年の漢字をつかいルビ付き表記をしている例は多い。今後も、配当漢字にないが、学習や日常生活で必要な言葉は児童の負担にならない程度に漢字を使用するべきと考える(例えば、「疑問」の「疑」は6年生、「問」は3年生の配当であるが、3年生で語彙として初出のときは「ぎもん」と平仮名表記、上学年になるとルビ付きで示されている。)。日常生活で使うことを考え、ルビを付け漢字表記をすることが言葉の獲得につながると考えるため、できる限り上学年の漢字をルビ付きで使用するよう柔軟に取り上げるべきである。
-------------引用ここまで。

これからすると、今回のように「中学生向け」というものでは、中学3年生までに学習する漢字は中学1年生にも読めるようにルビ付きで表記する、ということになるのでしょうか。となると、小・中学生で学習する漢字はどれか、ということを知っておく必要がありそうです。そのうえで「この冊子はどういう基準でルビを振るのか」という方針を決めて編集していったほうがよさそうです。

対象読者に適した冊子制作、今回の事例も大いに勉強させていただきます。




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受講「著作権超入門」

2018-07-30 08:21:07 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ブログを書いていると、他の方のSNSなども気になってしまいます。あれ、この写真大丈夫かな。この表現、引用と言えるのだろうか?…と思うことが少なくありません。仕事柄、著作権は常に意識していて、自分のブログで使用する表現や写真には十分に気を配っているつもりなのですが、実はそこに法的な根拠があるのかと問われると、自信をもって肯けるわけではありません。
先日、著作権に関する専門家として著名な福井健策弁護士による「著作権超入門ーここまでOK、ここからNG」という講座があったので受講させていただきました。
それにしても福井先生のお話のうまいこと!まるで講談でも聞いているのかという感じでした。わずかな時間だったのですが、「どんなものに著作権が生じるのか」「著作権がない情報」など、表と裏からレクチャーをしていただきました。中でも、これは!と思わされたことが……。
① スナップショットにも著作物と考えられることがある
② 公衆送信権は要注意
③ 著作権は譲渡可能
④ 引用は公表作品のみが対象
⑤ ちょっとした映り込みなら、あのねずみの会社も恐れずに足りず
などなど。

著作権侵害の事例として紹介された、「スイカ写真事件」には被告側の弁明も含めて笑わせていただきました。最後には質問にもお答えいただき、非常に勉強になりました。それでも、90分という時間では著作権に関する知識のさわりのさわりということで、更に勉強したい人にはと、以下の2冊の本を紹介されました。関心のある方はお手にとってみてください。
18歳の著作権入門
著作権法入門第2版

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