グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

切り欠き加工

2023-04-14 10:37:30 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

先日、オンラインで開催された雑談会に参加しました。雑談といっても単なる世間話をするのではなく、それぞれの仕事や活動について紹介したり質問したりというものです。
参加者それぞれ自己紹介では、私はもちろん音声コード Uni-voice(ユニボイス)への取り組みについてお話ししました。
皆さんの自己紹介のあと司会の方から「質問とか話したいことのある方は?」と促されると「ユニボイスについて聞きたい」というご発言が。

おお!興味を持っていただけたとは!少々緊張しながらユニボイスについてお話しさせていただきました。
地域によっては選挙券(投票所入場券)やコロナワクチン接種券の封書にもユニボイスコードがついてます、とお話しすると「あった、これだ!」。ほどなく画面の向こうからユニボイスの音声が聞こえてきました。さっそくユニボイスアプリをインストールして聞いてくださったんです。
介護施設の方は「視覚障がいの方だけじゃなくて高齢者にも必要」と言ってくださったり、デザイナーさんは「お客さんに紹介したい」と言ってくださるなど、関心を寄せていただきました。
雑談会後にはDMで「切り欠き加工はどうするのか」というご質問をいただきました。切り欠きについては以前ブログに書きましたが、情報不足でしたので補足します。
以前の記事はこちら→「切り欠きでわかるユニボイス」

切り欠き加工は所定の位置に直径6mmの半円形の切り込みを入れる加工です。
これは印刷時の対応となります。簡単そうでけっこう大変な加工なようで、対応してくれる印刷会社さんは多くありません。印刷通販で一部の商品に対応しているところもありますが、対応商品は少ないです。
当社では冊子も含め各種印刷物に切り欠き加工をしてくれる印刷会社さんとのお付き合いもありますので、お気軽にご相談ください。

小部数なら穴あけパンチを使う方法があります。
100円ショップで売っている「1穴パンチ」!これを使うと自分で切り欠き加工ができるんです。


▲100円ショップで購入したもの。「1穴パンチ」という商品名でした


紙の厚さにもよりますが数枚まとめて穴をあけられるので、名刺のように少部数ずつ使うものならこれでけっこう事足ります。穴のサイズもユニボイス用としてジャストサイズの6mm。裏側から紙の位置が見えるタイプを使えば大きな失敗もなく半円ができますよ。


▲紙を半分くらいくわえるように穴をあければちょうど良い切り欠きができます


ユニボイスについて、あるいは印刷時の注意、そのほかご質問などありましたらお気軽にお問合せください。
ユニボイスコードの生成のみも承っていますので、広告会社、デザイナーさんなど同業の方々もお気軽にどうぞ。通常の画像のようにデータに貼って入稿できます。
ユニボイスを無料でお試しいただける「無料トライアル」も実施中です。

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大判はがきで年賀状

2022-12-01 15:11:55 | デザインいろいろ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
いよいよ12月。年賀状の準備はお済みでしょうか。当社はまだです!
最近は個人で年賀状を出される方は減ったようですが、企業ではまだ出されるところも多いと思います。企業としては年賀状も営業ツールの一つ。少しでもお客様の目に留まって欲しいですよね。

そんなときに有効なのが「大判はがき」。
一口に「大判はがき」と言ってもいろいろなサイズがあります。印刷通販では12cm×23.5cmの定型郵便物サイズのほか、A4、B5、A5など各サイズの「大判はがき」があります。
12cm×23.5cm のものは定形郵便物なので、「年賀」と記載して投函すれば12月早々に投函してもちゃんと年明けに配達してくれるそうです。
それ以外のA4、B5、A5などの大判はがきは第一種郵便物の定形外。「年賀」と書いても年賀扱いにならないそうです!そのため12月早々に投函すると12月中に先様に届いてしまうので要注意です。「12月29日あたりに投函すれば1月に入ってから届くと思いますが…」とは日本郵便の方の弁。

ちなみに「年賀状」は信書にあたるのでサイズに関わらず ○○メール便などでは出せません。内容がDMであれば ○○メール便などでも出せます。
「『年賀』と書かなければいいですか?」と尋ねたら「『年賀』と書いてなくても内容が年賀状であれば信書扱いです」とのことでした。

さて「年賀状」として出す場合、宛名面はどの程度記載していいのでしょう?せっかく大判を使うなら、宛名面も有効活用したいもの。
縦長で使う場合は「宛名スペースは紙面の上半分」ということでした。下半分は内容(通信文)に使えます。
ただそれは厳密に半分ということではなく、A4サイズのように大きなものであれば半分以下(4割くらい)でも良いそうです。要は「宛名がちゃんとわかるように」だそうです。
横長で使うときは、縦の用紙をそのまま90度回転させるイメージです。そのため切手の位置は右側になります。
DMとして ○○メール便で出す場合は、宛名位置は上部でなくても良いようですし、宛名用に半分ものスペースは必要ないようですね。

大判はがきの宛名面の画像。縦長に使う場合と横長に使う場合の例
▲大判はがきで記載できるのは縦長の場合は下半分。横長の場合は左半分。

そして気になる郵便料金は以下の通りです(2022年12月1日現在)。
  普通の年賀はがき 63円
  大判はがき(定型内:12cm×23.5cm) 84円
  大判はがき(定形外:A4サイズ)  120円

以上、港区芝郵便局に問い合わせた結果を自分の覚書としてまとめました。
地域によって、あるいは回答者によって若干違いがあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

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印刷用紙 選び方のポイント

2020-09-14 11:02:10 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
パンフレットやチラシを印刷するとき、「どんな用紙を選べばいいんだろう?」と悩むことはありませんか?私どものようなデザイン会社に依頼いただいた場合はもちろんご提案させていただきますが、ご自身で印刷通販などに発注する場合は値段だけで決めていませんか。

紙の種類は膨大にあり値段もさまざまです。用途もさまざまですが、大きく分けると「情報を伝える」「感覚(質感、触感)を伝える」になるでしょう。そして中小企業や個人事業主の方が印刷物を作るときの主な用途としては「情報を伝える」場合が多いと思います。
「情報を伝える」ときに一般的なのは以下の用紙です。

1、コート紙
2、マットコート紙
3、上質紙

それぞれとてもよく使われる用紙です。使い分ける場合はいくつかのポイントを考慮しましょう。


【特性】

1、コート紙
表面がツルツルしていて光沢がある。発色が良いので写真などが鮮やかに印刷される。
筆記性が悪いので、アンケートや申込書には不向き。

2、マットコート紙
光沢が出ないような加工がされている。写真はそれなりに綺麗に印刷されるが落ち着いた印象になる。
コート紙よりは筆記性がある。

3、上質紙
表面に加工を施していないためざらついた質感で、光沢はない。
コピー用紙のような仕上がりで写真の発色は良くない。
筆記性が良いのでアンケートや申込書などに向いている。


【金額】
上記3種はいずれも比較的安価な用紙です。印刷通販の場合は、
コート紙<マットコート紙<上質紙
という費用感のところが多いです。コート紙は需要も多く、印刷通販会社ではキャンペーン価格にしている場合も多くあります。

また一部には
コート紙=マットコート紙=上質紙
という印刷通販もあります。
一般の印刷会社さんの場合は、この3種の用紙で金額の差はほぼありません。


【厚み】
種類が決まったら、用紙の「厚み」も考えてみてください。
厚みは「●kg」と表されます。数字が小さいと薄く、数字が大きくなるほど厚い用紙となります。必ずしも「薄いから安い、厚いから高い」ということではありません。印刷通販では90kgが「標準」とされていて、需要が多いためか他の厚さより安価になっています。
郵送するチラシは送料を抑えるために薄い用紙、しっかり作りたい会社案内などは厚めの用紙、というように用途に合わせた選択をしましょう。


ツルツルして書きにくいコート紙の申込書、商品の色が沈んで見える上質紙の商品チラシ…。残念な印刷物を見かけると「あの用紙を使えばいいのになぁ」と思います。印刷物を制作する場合は、金額だけでなく用紙の特性も考慮して、目的にあった用紙を選んでみてください。

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印刷用紙の不足

2019-03-25 11:57:16 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年度末から年度初めは印刷業界の繁忙期です。
官公庁や学校関係を中心に「年度内に」「始業前に」というご注文が大変多くなります。この時期はどの印刷会社さんも納期に追われていて割り込みが難しいのですが、通常はスピード対応が可能な大手印刷通販でも「注文制限」が行われているところがあります。

加えて、今年は「用紙の供給減」もあります。
東京都印刷工業組合からも官公庁あてに「用紙・再生紙の供給不足に伴う印刷物ご発注に関するお願い」が出されているほどです。
すでに原燃料価格や物流費の上昇を理由に印刷用紙の値上げが実施されているうえ、用紙によっては生産中止や製品集約が行われ、全国的に印刷用紙が品薄となっています。


印刷用紙が値上げされたうえ、品薄となっています

当社としては余裕のある制作スケジュールや柔軟な用紙選択等も含めてご提案し、お客様のご要望にお応えできるよう努力してまいります。




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リッチブラックとスミベタ

2018-12-04 10:38:52 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「こんなイメージでチラシを作成したい」とAdobe の Illustratorで作成されたデータをいただきました。そのデザインは黒をメインに使用したデザインなのですが、印刷においてはこの黒がなかなかの曲者。いただいたデータを拝見するとCMYKのそれぞれが80%以上(合計で320%以上)でかなりの高濃度。

黒というのは墨(K)100%でも黒なのですが、CMYKの掛け合わせでも黒になります。「リッチブラック」とよばれ、K100よりもしっとりした深みのある黒になると言われています。しかし4色を100%で掛け合わせると400%という高濃度になり、乾きにくい、印刷した紙同士がくっついてしまう、などのトラブルになる可能性があります。


▲合計220%以下に設定したリッチブラックとK100のスミベタの違いのイメージ

ではどのくらいの濃度ならよいのか。
印刷会社さんによって推奨濃度は違いますが合計が220%以下であれば概ね良さそうです。300%までOKという会社もありますし、使用する範囲(量)や用紙による、という会社もあるので、データ作成には印刷会社さんに問い合わせるのが安心です。印刷通販の会社などでは各社で推奨する数字がWebサイトに掲載されているのでご確認ください。


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製本不備

2018-07-23 11:20:18 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
毎月発行の広報誌制作をしています。印刷には短納期が可能な印刷通販を利用し、当社から入稿してクライアント様に直接配送してもらっています。先日制作した分がそろそろ納品されるころ…と思っていたら、クライアント様から製本不備があったというご連絡が入りました。「製本箇所が裂け、針が取れているもの、取れかかっているものが多数…」とのことでしたので、すぐにお伺いし状態を見せていただきました。


▲ホチキスの針がとれかかっています


▲納品された箱の中にはとれた針が落ちていました


その日に発送の予定で短納期印刷で進めていたのに、これでは発送どころではありません。
すぐに印刷会社に電話をしましたが電話はなかなかつながらず、Webフォームからの問い合わせメールに帰ってきくるのはもちろん自動返信メールです。ようやく電話がつながり、とにかく大至急印刷し直してくれるよう依頼しました。
印刷会社のほうでは速やかに再印刷・再納品を手配してくれたのですが、なぜこのようなことになったのかはわかりません。センサーの不調と思われる、とのことでしたが、印刷から梱包・発送まで、人の目にふれずに機械だけで進んでいくのでしょうか。何よりも、連絡がなかなかとれなかったことが大きな不安となりました。

クライアントさんからは「グラフィックメイトさんのせいではありませんから。刷り直しの対応をありがとうございました」と言っていただきましたが、発送が遅れてしまったことを大変申し訳なく思います。自分たちの努力だけでは避けられない事故ではありますが、再発防止を心がけていきたいと思います。

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デザインソフトのお試し利用

2018-06-22 10:59:55 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
 
昨年度、娘の学校のPTA活動で、広報委員を務めました。
今年度はお役御免となり次の方に引き継ぎましたが、引き継ぎのときに「広報誌の制作にはどんなソフトを使ったらいいか」という質問がありました。
私は仕事でAdobeのデザインソフトを使用しているので、広報誌制作もIllustrator や Photoshopを利用しましたが、デザインソフトはお持ちでない方のほうが多いでしょう。最近の印刷通販ではMicrosoft Officeで作成したものもPDF変換すれば入稿可能なところも多いので、利用する印刷通販会社のWebサイトなどをご覧になってみてください。

さて、今年度の広報委員の方は「Illustratorでやってみようかな」とのこと。「やってみようかな」の場合には、デザインソフトのお試し利用の方法がありますよ。

1)Creative Cloud 体験版の利用
Illustrator や Photoshopほかクリエイター向けの各種ソフトがつまったCreative Cloud は、7日間の無料体験期間があります。この期間に使ってみて「いける!」となってから購入というのがいいかもしれません。最新バージョンが使えます!

2)Kinkos の利用
コピーやプリント、オンデマンド印刷サービスを行うKinkos では「店頭PCレンタル」というサービスがあります。ここではPCにインストールされているソフトが利用でき、店舗によっては Illustrator や Photoshop もインストールされているようです。レンタルPCの利用にはある程度の費用がかかること、店舗やPCによってアプリケーションのバージョンが異なること、などにはご注意ください。でも「7日間」という縛りがないのはいいですね。

そして。「やってみたけどやっぱり自分では大変…」という場合には、ぜひグラフィックメイトにお声がけくださいね。




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1箱は何枚入り?

2018-04-06 12:19:22 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
桜はすっかり花を落とし、ピンクだった社窓も緑になろうとしています。


お客様から封筒デザインのご依頼がありました。規制封筒のデザインで、印刷まで当社で請け負い納品します。
たまたまA社さんとB社さんからのご依頼が重なりましたが、A社さんは特色印刷(*1)をご希望、B社さんは4色での印刷をご希望でした。そのためA社さんは特色印刷が可能な印刷会社さんへ、B社さんは大手印刷通販会社に発注しました。
(*1)「特色印刷」とはあらかじめ調合されたインクで印刷することです。特色を複数使用するとコストが高くなることもありますが、1〜2色であればコストを抑えつつコーポレートカラーを表現できるなどメリットもあります。

A社さんからは「封筒1箱」、B社さんは「1000枚」のというご注文でしたが、A社さんの分は1箱に1000部、B社さんの分は1箱に500部が梱包され2箱が納品されました。念のためとどちらも枚数の確認をしたうえで発注したので事なきを得ましたが、箱数で注文していたら大変なことになるところでした。印刷通販では枚数(または部数)での表示の場合が多く、1箱に何枚入っているのかがわかりにくいですね。既製封筒などは厚みやサイズが明確なので、1箱は何枚入りなのかを明記していただけるとありがたいと思います。


これは1箱500枚入りでした




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PTA広報誌 進行管理

2017-12-21 13:44:43 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年度は娘の学校のPTA広報委員をやっています。今年度4号目となる広報誌を発行しました。

デザインの仕事をしている関係もあり、私は毎号レイアウトから印刷発注を担当しています。
しかし広報誌の発行には他にもさまざまな仕事があります。PTAが関わる学校行事に参加し取材や撮影をする。PTAが関わらなくても掲載したほうがいいことがあれば取材や写真提供の依頼をする。行事によっては多数の写真が集まる場合もありますが、そういうときは掲載写真を選んでレイアウトのベースを考えてくださることも。
そして印刷物が学校に納品されれば、「仕分け」という作業もあります。
学校分は先生方が配布しやすいようにクラス別に人数分の広報誌をまとめる。ほかにも他校や行政に配布するので、それぞれの宛名をつけて配送準備をする…。
みなさん、お忙しいなか時間をやりくりして学校に足を運んでくださるので、仕分けの日には確実に印刷物が到着している必要があります。

今回は冬休み前に生徒たちに配布したいということで、本日21日に仕分け、明日22日に生徒配布というスケジュールで進行しています。
印刷通販を利用しての印刷なので納品までの日数は明確。最長納期でも21日には納品される計算でしたが広報委員長の判断で20日に納品されるよう発注しました。年末は印刷物も配送物も多いため、遅配に対する安全策です。
結果として、午前中希望としていたにも関わらず学校到着は20日の午後6時すぎ。20日が仕分けの日でなくてよかった〜! 今回は印刷通販会社からの発送が遅れたわけではなく、物流関係の遅れのようです。年末はお歳暮などの配送物が多いのでやむを得ないでしょう。

仕事での納期遅れもあってはなりませんが、PTA広報誌も皆さんがボランティアで活動してくれるからこそ、無駄足にならないような進行管理が必要だと感じました。

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印刷通販10 発送遅延?!

2017-10-12 11:52:38 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
毎月発行の会報誌制作をさせていただいています。原稿をいただいてから納品までかなり短期間で進めますので、印刷通販を利用します。今回も「2営業日発送」という短納期で印刷発注をしました。発送日翌日には配達されるはずなので、クライアント様から会員様へも今週中に発送、という段取りでした。入稿後ほどなく「発送予定日」の連絡があり、こちらが予定したとおりでしたので一安心。このあとは「印刷完了」「発送完了」の連絡を待つばかり。
ところが「印刷完了」連絡があったのが発送日の22時半を過ぎていました。でもまあ、日付が変わるまでには発送してくれるのだろうと思っていたら…。「発送完了」の連絡があったのは翌朝…つまり納品日の5時半でした。なんと発送日に発送されなかった?!

納品日にお届けできないとなったらお客様に申し訳ありません、とにかく状況を把握に努めました。印刷通販会社は何度電話してもお話中でつながらず、ひとまず問い合わせメールを。配送先が関西と関東のため運送会社が2社に分かれており、各運送会社のネットの「荷物問い合わせサービス」を確認するも、まだ荷受したことになっておらず各運送会社に電話を。
すると東京向けの荷物は「即日便」という航空便で手配されていることがわかりやや安心したものの「時間は遅くなります」とのこと。え〜〜営業時間中に納品されない?!
一方の関西向けは「先ほどお預かりしたので通常ですと明日のお届けです」。そんな!「今日納品してもらうための営業日で発注してるんですけど!」と運送会社さんに言ってもしかたのないことを言うと「営業所のほうに聞いてみてください」。営業所のほうに電話してみると「当日便になっています。でもお届けは遅くなります」う〜ん、嬉しさ半分…。ともかくお客様にも状況のご報告をしました。
その間も印刷通販会社に電話を入れますが、とにかくいつかけてもお話中。問い合わせメールの返事もありません。

結果としてはどちらもその日のうちに配達され(関西は不在のため再配達)大事にはならずにすみました。しかし当社としては丸一日ヤキモキさせられました。翌日になってからようやく印刷通販会社から報告のメールが届きましたが「遅い!」という気持ちです。
物流の方の問題で遅延が生じたとしたらそれは印刷会社さんの責任ではないと思います。だからこそ「納品日」ではなく「発送日」としているのでしょう。しかし印刷会社さんのほうで「発送日」に発送できなかったのであれば、その旨を速やかに連絡してほしい。こちらからの問い合わせに応じられるようにしてほしい。と切に思います。
印刷通販8 連絡とれず!」でも書きましたが、某大手印刷通販会社さんは本当に連絡がとりにくいです。利用にあたってはそのへんも念頭においてのご利用をおすすめします。


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プリンタ用デザイン ここにご注意!

2017-08-18 12:55:05 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
セミナー用のチラシ制作のご依頼がありました。今回は印刷物としての納品ではなく、データでの納品をご希望です。最近は印刷通販の普及もあり、「デザインだけしてほしい」というご依頼も増えてきました。もちろんそういったご依頼にも対応しています。

印刷通販会社によってデータ作成の方法が異なりますので、「どちらで印刷されますか?」と伺ったところ、社内のプリンタで出力されるとのこと。最近はプリンタの性能もよくなっていますから、少部数でしたらそれもひとつの方法ですね。
がしかし!プリンタ出力となると、印刷とは違った配慮が必要です。

ひとつは「裏写り」の心配です。普通のコピー用紙を使用してプリンタ印刷する場合は、色によって裏写りしてしまう危険があります。「色によって」…つまり濃い色はインクをたくさん使うわけですから、その分裏写りしやすくなります。背景全体を濃い色で塗りつぶすようなデザインは避けたほうが安全でしょう。
そしてもうひとつ。プリンタでは「フチまで印刷されない」ということです。
プリンタによっては「フチなし印刷」等の設定で、用紙の端まで印刷可能になる場合もありますが、そうでない場合は印刷物の端まで印刷されずに白くフチが残ってしまいます。全面を着色するデザインなのにフチが白く残ってしまっては、いかにも「プリンタ印刷」という感じになってしまいますね。そうならないためには端が白く残っても不自然でないデザインがオススメです。いくら良いデザインでもそれが再現されないのは残念ですから。

今回は濃い色はポイント的に使うにとどめ、フチを自然に空けるデザインにしました。
当社ではデータ納品であっても、印刷方法や用紙についても考えてデザインしてまいります。
お気軽にご相談ください。




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印刷通販9 短納期受付休止

2017-04-17 14:40:14 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
社窓の桜はすっかり花びらを落とし、緑の葉を見せています。これからは日ごとに緑が濃くなって初夏の姿に変わっていくことでしょう。


年度末の慌ただしさがちょっぴり落ち着いたかな、と思っていたら、「GW前にお願いします!」という書籍デザインのご依頼をいただきました。「GW明けでいいです」とおっしゃっていただいた別の書籍デザインも、GW前にほぼ完成していないといけません。GWは各所がお休みになる分、定期刊行物の制作も前倒しに進めておかねば。4月も半ば、ぼやぼやしてはいられません。

GWだけでなく年末年始やお盆など、クライアントさんをはじめ印刷会社や印刷工場の休業も考慮しておかないといけません。
日頃お付き合いのある印刷会社さんには工場の休業を確認してスケジュールを立てるのですが、先日は思わぬところで予定が狂ってしまいました……。

毎月発行のある会報誌は、デザインだけでなく印刷までお引き受けしています。クライアントさんから原稿をご支給いただき当社で編集・デザインをして印刷に出しますが、短納期のため印刷通販を利用しています。
3月号の発行にあたっては2月末に入稿する予定でしたが、原稿の都合により3月に入ってからの入稿となりました。
いざ入稿という段になってみたら、いつもの印刷通販会社では「繁忙のため、一部の短納期商品を受付休止」となっているではありませんか。予定より遅れている分、さらに納期を短縮したいくらいなのに受け付けていないなんて! 事前にWebサイトを確認したときにはそんな予定は掲載されていなかったのに!
困ったけれどやむを得ません、クライアントさんと相談のうえ短納期対応のある別の印刷会社さんにお願いしました。

印刷に限らず《ネット通販》では、一方的に「休止」「中止」」を宣言されることがありますね。日頃からコミュニケーションがとれている印刷会社さんならこういったことは起こらないので予想外の事態でした。
印刷通販の利用にあたっては、こういう不測の事態も起こり得ることを念頭に置きつつ、クライアントさんにも余裕のある進行をアドバイスしていきたいと思います。




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会報誌の御見積

2016-12-21 15:10:04 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今週は会報誌について2つのお問い合わせをいただきました。どちらも「A4で●ページ、●部印刷で見積を」というご依頼です。

会報誌と一言でいっても見積はなかなか難しいのです。サイズやページ数、印刷部数などのほかにも、制作側としては見積時に考慮したいことはいろいろあります。

・図版の有無
(グラフやフローチャート、イラストなどは作成しますか?)
業績報告のようなものですと、グラフやチャートなどで説明したほうが断然わかりやすくなります。子どもにまつわる会報誌だと、読むのは保護者だとしてもイラストなどを使って親しみやすさを出すとよいでしょう。一方で、クライアントさんからのテキスト原稿と写真で良いレイアウトができる場合もあります。それによって制作する側の労力はだいぶ違ってきます。
具体的に「グラフ●点、イラスト●点」とご依頼いただくのは難しいと思いますので、イメージに近い冊子などを見せていただけると御見積がしやすいです。

・発行のタイミング(年報、月報、季刊など)
年に1回の発行ですと、毎回新しい誌面を作ることが多くなります。毎月発行ですと、ある程度定型化して誌面作りができます。
定型化することでデザイン費を抑えることも可能ですし、クライアントさんが原稿作成をされる場合も文章量の見当がつき、毎月の編集作業が進めやすくなると思います。

・制作期間(数日or数週間?)
ページ数にもよりますが、数日で制作というのはなかなかタイトなスケジュールです。場合によっては夜間や休日作業も発生します。印刷通販を使う場合は、印刷期間が短いとかなり割高になりますので、スケジュールは余裕があるといいですね。

・配布方法(単独郵送か、何かと同梱か。それとも手渡し?)
会報誌は郵送される場合が多いと思います。その場合でも、A4サイズのものを折らずに送るのか、あるいは折って定型封筒に入れるのかによって、使用する用紙の選択が変わります。
定型封筒で送るなら、なるべく薄い用紙で重量を軽くしたほうが良いでしょう。ゆうメールのようなもので送る、あるいは商品などと同梱するのであれば、重量についての制限は多少ゆるくなります。送料によって用紙を選択することは、用紙代を含む印刷費に関係してきます。

ご予算があまりない場合でも、制作方法によってコストを抑えることも可能です。ぜひ一度ご相談ください。




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印刷通販8 連絡とれず!

2016-12-07 13:48:07 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
会社案内パンフレットを制作しました。前回のパンフレットを基に、サービス内容の変更や追加を加えての改訂版のため、会社概要などのページは前回のとおりです。
こまめに改訂するので印刷費を抑えるため印刷通販での印刷を希望され、今回も前回と同じところに依頼しました。「印刷通販比較サイト」などでそれなりに評価の高い会社のひとつです。

データを入稿するにあたっては自分で行えるWeb上の「データチェック」をしたうえで入稿。ほどなく印刷通販会社からも「データチェック完了」メールが届きました。「これで一安心」と思っていたところ、それから丸2日たってから「データ不備・要再入稿」という連絡が入りました。
今ごろになって?どこがいけなかったの?と思いつつ先方からのメールを見ますと、前回も使用した「会社概要」のページではありませんか!前回は全く問題がなかったのになぜ?

ともかく印刷ができないことにはお話にならないので、(休日だったけれど)再入稿をしてなんとか納期に間に合いました。
短納期が可能で夜間・休日も受け付けてくれる印刷通販はとてもありがたいけれど、いざという時にはこちらも休日であろうと対応を迫られるのだ、とあらためて思い知らされました。

一方、データ不備の原因は?
前回は問題なく印刷できたのに、今回に限って「不備」となったのはなぜか。それも「データチェック完了」報告から2日もたってから。
当該ページは今後も使用するので原因を究明しようと印刷通販の会社さんに連絡をしましたが、お返事をいただけません。電話はいつかけても話し中、メールは何度送っても返信なし。こちらから連絡をとることができません。

印刷通販の会社でもきちんと連絡のとれる会社さんもあると思います。利用の際は、そういう面も考えて選択したほうがよさそうです。




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印刷通販7 テンプレートにご注意!

2016-07-26 14:10:44 | 印刷通販
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
クライアントさんから折り加工のある印刷物の制作をご依頼いただきました。折りはA4サイズの紙を3つに折る「巻き三つ折り」です。クライアントさんから「文章が内側になるような巻き三つ折りで」というご指示があり、印刷通販に折り加工も含めて発注しました。

問題なく印刷・納品されましたが、数日後お客様から「内容を一部変更して、改めて印刷・折り加工してほしい」というご依頼がありました。文章の一部変更なので印刷用データを変更し、「過去の注文方法をそのまま」という発注方法で再入稿しました。
しかし…納品されたものは折りが逆、つまり文章が外側になるような折り方だったのです。

データはその印刷通販会社の「A4巻三つ折り_裏面(内側)」というテンプレートを使用して作成し、折り方の指示が入っています。加えて「過去の注文方法をそのまま」という発注をしているにも関わらず逆折りになっていました。
印刷通販の会社に問い合わせたところ、「『裏面』『内側』などの指示がなかったから」とのことでした。

使用したテンプレートには枠外に「裏面(内側)」という記載がありますが、入稿用のPDFに変換するとその部分が見えなくなってしまうのです。印刷通販会社としては、指定テンプレートを使用しただけではダメで、細かな指示を入れるのが発注側の義務だと考えているようでした。
「裏面(内側)」という記載が必要なら、入稿データにしたときでも「裏面(内側)」がはっきり見えるようなテンプレートにしてほしいものです(その旨、申し入れました)。

印刷通販を利用するには思いがけないリスクがあり油断できないな、と感じた出来事でした。




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