グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

港区 障害者アート展【語り合う色 よりそう形】

2019-03-04 11:39:26 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社向かいの国立新美術館の1階ロビーでは、「地域で共に生きる障害児・障害者アート展」として、【語り合う色 よりそう形】という展示会が行われています。これは港区主催で「重度障害児を対象とした事業や区内の障害者施設等で制作した作品」を展示しています。
障害者アート展 チラシはこちら(PDF:3,117KB)


▲1階ロビーで開催の障害者アート展【語り合う色 よりそう形】


▲ダンボールを使って立体的に作られた「夜のレインボーブリッジ」


▲左「指で描く春」  右「シマウマ」


ここ港区では定期的に「障害者アート展」が開催されていて私も何度か足を運んでいますが、全国でも各地で同様の展示会が開催されているようです。
2020年のパラリンピックを控え、パラスポーツを体験・紹介しているCMや番組を見る機会も増えましたが、文化面でもこういう展示会が催され作品を鑑賞できるのは素晴らしいことだと思います。
会期は3月11日の月曜日まで、どうぞご覧になってみてください。

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デザインは遍く潜む?!

2018-11-21 13:14:32 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
とある企画の関係で、ある製作所を見学させていただきました。
普段、目にする機会のない場所なので、興味深いこと限りなしという状態に。
針金状の鋼材を加工する工場で、写真は立体的なクリップを形成しているところです。


▲立体的なクリップを形成

中央から鋼材が出てきて、それを折り曲げたり、回転させて形成していきます。実際の作業では一連の工程のセットを入力したコンピュータによって制御されている動作を、手動で(と言っても、リモコンの操作盤を使用してです)行ってサンプル作成をしてくださり、クルッ、クルッ、カキッ、カキッと見る間に形が出来てきました。コンピュータへの入力前にも、このように手動で動きの確認をしているそうです。
折り曲げや切断に使う刃も加工の状態に合わせて選択されています。製品の形状によっては、その『刃』から制作することもあるそうです。
もちろんクライアントさんからは設計図や仕様書が渡されるそうですが、立体なのに平面図のみということも珍しくないとか。仕様書内容の立体への展開は、まずアタマの中で行われて、割とすぐに機械を動かしての検証になるそうです。機械のセッティングは、刃の取り付け位置(角度など)、本数、動き方まで幾つもの要素からなっているそうです。
これは空間におけるデザインじゃないの?! そうお伝えしても製作所の方は微笑んでいらっしゃるばかりでしたが。
平面から立体への驚異の読み換え力。デザインの力は色々なところに潜んでいます。


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時間を考えたデザイン

2018-03-30 11:37:33 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
社窓の桜は満開!を過ぎて散り始めてきました。名残り惜しむかのようにカメラを向ける方を何人も見かけます。桜が散ったあとは手前のツツジが花開き、また違った風景を見せてくれます。


社窓からの風景を眺めると、庭園デザインというのはすごいものだといつも思います。平面デザインが主である私どもとは違い、立体的に、さらには時間まで考えてデザインするのですから。
以前、ある植木やさんは「季節の変化だけでなく、10年先、20年先まで考えて植樹します。」とおっしゃっていました。

当社が手がける平面デザインの中でも、年史は「時間を考えたデザイン」と言えるかもしれません。30年前、50年前のことを今の人に伝える。あるいは20年先、30年先にも読まれるものにする。ファッション雑誌のように「今」を切り取ったものとは違うデザインが求められます。
庭園デザインのように、10年先、20年先にも愛されるデザインを残したいものです。




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