世の中、期待して待っていると大抵は外れてしまい
期待しなかったことに望外の嬉しい結果が訪れることは良くあります。
あれから2週間。
まただめかと思っていたら意外や意外しっかりときれいに咲いてくれました。
嬉しさの余り、いろいろな角度からいろいろな光の加減で撮ってみました。
咲き初めは花弁に緑を含みクリーム色にも見えます。
弁元と距に紅を散らしなかなかの美花。
どちらかといえばバックシャンかも。
なぜ真夏はいつもだめで今の時期に咲いたのか。
相変わらず、日中は暑いのですがさすがに夜は秋めいて涼しくなっています。
それで木の消耗が抑えられたのでしょう。
花を見ることが出来ましたのでこれで大満足。
なんか良いことがありそうとちょっぴり力も湧いてきました。
木のほうも今度は増殖に力を入れなくっちゃ。
あれから1年半。
画像を見比べてみたら葉数も増えていないしさっぱりです。
無駄に大きくなっているのはこのユウレイ仔。
外してしまうと株のバランス的に寂しくなってしまうのでそのままにしていましたが
そうかこいつが脛を齧っていたようです。
養分を引っ張られているせいか紺地のある仔はやせ細り気味。
確か7,8年のお付き合いですが未だに一進一退です。
あれから5ヶ月。
覆輪になった親木から生まれた縞ですが
まずは最上柄を維持しています。
とりあえず覆輪になる気配はなさそう。
姿はありふれた日本の風蘭で流行のアマミ系のような迫力はありません。
それでも人気は移り変わりますから
その内こっちに戻ってくるかもとちょっと期待もしています。
そうなった時には縞と覆輪、両方持つのが肝心。
ワンセット並べて見ると芸の奥深さが倍増する・・・かも
ジャンルの違う奄美系と比べてもあまり意味はないのですが
思うに痩せても肥えても間延びしてもいない普通の葉姿のちょっとした株立ちで
花茎の一本でも立った姿に限りなく深い味わい、旨みを感じます。
上作を目指すほどに味わいが置いてけぼりになるとはややこしい話ですが・・・。
ここら辺、どう言ったら良いのか難しいのですが
例えば上作された美術株はどうしても人が作った工芸品のような雰囲気が出てきます。
見る人にすごいっ!と思わせなければ大会で入賞できませんからね。
でも、自分的には同じように多くの手間を掛け、長い歳月を重ねたにしても
特に際立った主張がなく自然の中にぽんと置いても違和感無く、すっと景色に溶け込むような
そんな姿の株に育てるのが理想かなと思っています。
まあ、山野草なんかを育てていましたので
満作にしちゃうと山の草らしい風情が台無しになるという刷り込みがあるせいかもしれません。
行きがかり上、話が脱線しましたが上の株はこれとは関係ありませんです。
あれから5ヶ月。
天葉がいきなり覆輪で出ましたが次の天葉も白覆輪。
こんなに順調に事が運ぶとは思いませんでした。
これほど覆輪に成りたがるということは仔も含めて先々も安定度は抜群でしょう。
これで心置きなくカテゴリーを覆輪に置き変え
新たに白宝殿という名前を付けてみました。
まだ実生間もない若い木ですから花芽を付けるのも忘れてどんどん増えてくれるでしょう。
もう少し葉幅引いて葉を重ねるようになるのはまだ先の話かも
あれから1年。
親木の下の方に付いていた縞葉はほぼ取れて完全覆輪っぽくなってきました。
当棚の中にあっては異常に大きく育っていますが、まあそれでも宝覆輪なのでしょう。
今年伸び出した仔も覆輪で、これで4本立ち。
縞から変化したにしてはなかなかの固定度です。
でも、ここまでは順調ですがここから先が問題。
仔に付いたアタリは何やらユウレイっぽい感じがぷんぷんします。
もっと大株にするには早めに見切りを付けて
親木を太らせつつ芽数を増やしていくしかないのでしょう。
あれから1年と3ヶ月。
墨が入って、しかも柄が派手。
その為か生育状況がイマイチで親木の途中の葉が抜け落ちたり
炭団のような黒いポチが付いたりしてとてもする気になりませんでした。
しかし最近、ぼろっは~着~ててっも~心・・・もとい仔~の~~錦~
といったものを目にしましたのでようやくその気に。
3枚葉だった仔は6枚になり
更に仔を3本生んでいます。
その仔は冴えた白柄に松葉を散らし、しかも紅を差してまことに綺麗です。
そしてこの品種はここから本領発揮し、いくら派手でも直に松葉を乗せてきます。
たぶん全部成長してくれるでしょう。
もう1本の仔は黒いポチが付いてハラハラさせられましたが
それも無事収まり仔が2本。
1本は久々に柄の少ない仔ですがこんな仔は元気に大きく育ちます。
柄抜けがほとんど出ない曙芸ですから
これを基点にして大きな柄のある仔を見てみたいものです。
あれから1作。
派手仔を外したせいもあるのでしょうがやはり九州産。
痩せた大江丸縞くらいの葉幅になってボリュームが出てきました。
富貴蘭讃歌さんに習って夏の間日の弱いところに置いて
肥培していましたらこれがドンピシャ。
柄は彩度の高い鮮やかな若草色になりました。
それが下葉で黄覆輪に移ろいます。
光の加減を気に入ったのか仔がたくさん出たものの柄は期待薄。
相変わらず派手仔量産しまくりです。
まだ認知度が低いのでヤフオクをにぎわす事も無さそうですが
これで人気が出たら朝日殿が大活躍しそう・・・。
と、今から釘をさしておかなければ。
さて、あれから1作。
やはり紺地がしっかりある仔は最初からそうですし
派手な仔はず~と派手なまま。
派手柄の割り仔を安く買ったとしても安物買いの銭失いになってしまいます。
親木はそんなに大きくならなくてもよいけど
今年の作でもう少し葉幅が欲しかったのですが
すねかじりの派手仔が足を引っ張っているのでしょう。
昨年と雰囲気変わらず現状維持といった感じです。
変える為にはバラバラにするしかないのでしょうがそれもちょっと面倒です。
さて、あれから4ヶ月半。
昨年の春は下葉をバラバラ落としてガックリでしたが1作半ほどで無事回復。
しかもたくさんのお土産まで頂きました。
この親木は昭和62年7月12日50万で入手と帳面に書いてあります。
もう25年経った古木ですがまだまだ現役で毎年のように仔を上げてきます。
もう何本仔を取ったことか。
親木の仔には早くも紺が乗って何より。
その上のもう一本仔が出てきました。
大仔からは3本の仔。
まあ、こちらはちょっと派手気味ですから欲は申しません。
昨年の割り仔は下葉2枚振るったもののまずは順調な滑り出しです。
そして今年の仔。
やはり割ったばかりなので天葉は少し短くなりましたが
早くも仔が2本お出ましになりました。
今年は全般的に良い調子です。
秋仔を目にするようになるのはこれからですが
猛暑に不作なしといった所でしょうか。
あれから9ヶ月。
今年は天葉の痛みもなく順調に生育しています。
昨日の木と同じく泥根しか出しませんが黄縞は通年冴えてきれいです。
すこし後冴えですが・・・。
これもまだ完全ではありませんが紺地が中心に集まり
大覆輪の様相を呈してきました。
う~む、中透けはなかなか出ませんが
なぜか昨日の木や大冠、建国冠など覆輪ばかりが黙っていても集まります。
4者4様、比べて面白がったりはしていますが・・・。
ところで気になっていた派手仔は芯痛。
私の心も心痛。
やはり紺覆輪中透けには縁が薄いようで・・・。
期待しなかったことに望外の嬉しい結果が訪れることは良くあります。
あれから2週間。
まただめかと思っていたら意外や意外しっかりときれいに咲いてくれました。
嬉しさの余り、いろいろな角度からいろいろな光の加減で撮ってみました。
咲き初めは花弁に緑を含みクリーム色にも見えます。
弁元と距に紅を散らしなかなかの美花。
どちらかといえばバックシャンかも。
なぜ真夏はいつもだめで今の時期に咲いたのか。
相変わらず、日中は暑いのですがさすがに夜は秋めいて涼しくなっています。
それで木の消耗が抑えられたのでしょう。
花を見ることが出来ましたのでこれで大満足。
なんか良いことがありそうとちょっぴり力も湧いてきました。
木のほうも今度は増殖に力を入れなくっちゃ。
あれから1年半。
画像を見比べてみたら葉数も増えていないしさっぱりです。
無駄に大きくなっているのはこのユウレイ仔。
外してしまうと株のバランス的に寂しくなってしまうのでそのままにしていましたが
そうかこいつが脛を齧っていたようです。
養分を引っ張られているせいか紺地のある仔はやせ細り気味。
確か7,8年のお付き合いですが未だに一進一退です。
あれから5ヶ月。
覆輪になった親木から生まれた縞ですが
まずは最上柄を維持しています。
とりあえず覆輪になる気配はなさそう。
姿はありふれた日本の風蘭で流行のアマミ系のような迫力はありません。
それでも人気は移り変わりますから
その内こっちに戻ってくるかもとちょっと期待もしています。
そうなった時には縞と覆輪、両方持つのが肝心。
ワンセット並べて見ると芸の奥深さが倍増する・・・かも
ジャンルの違う奄美系と比べてもあまり意味はないのですが
思うに痩せても肥えても間延びしてもいない普通の葉姿のちょっとした株立ちで
花茎の一本でも立った姿に限りなく深い味わい、旨みを感じます。
上作を目指すほどに味わいが置いてけぼりになるとはややこしい話ですが・・・。
ここら辺、どう言ったら良いのか難しいのですが
例えば上作された美術株はどうしても人が作った工芸品のような雰囲気が出てきます。
見る人にすごいっ!と思わせなければ大会で入賞できませんからね。
でも、自分的には同じように多くの手間を掛け、長い歳月を重ねたにしても
特に際立った主張がなく自然の中にぽんと置いても違和感無く、すっと景色に溶け込むような
そんな姿の株に育てるのが理想かなと思っています。
まあ、山野草なんかを育てていましたので
満作にしちゃうと山の草らしい風情が台無しになるという刷り込みがあるせいかもしれません。
行きがかり上、話が脱線しましたが上の株はこれとは関係ありませんです。
あれから5ヶ月。
天葉がいきなり覆輪で出ましたが次の天葉も白覆輪。
こんなに順調に事が運ぶとは思いませんでした。
これほど覆輪に成りたがるということは仔も含めて先々も安定度は抜群でしょう。
これで心置きなくカテゴリーを覆輪に置き変え
新たに白宝殿という名前を付けてみました。
まだ実生間もない若い木ですから花芽を付けるのも忘れてどんどん増えてくれるでしょう。
もう少し葉幅引いて葉を重ねるようになるのはまだ先の話かも
あれから1年。
親木の下の方に付いていた縞葉はほぼ取れて完全覆輪っぽくなってきました。
当棚の中にあっては異常に大きく育っていますが、まあそれでも宝覆輪なのでしょう。
今年伸び出した仔も覆輪で、これで4本立ち。
縞から変化したにしてはなかなかの固定度です。
でも、ここまでは順調ですがここから先が問題。
仔に付いたアタリは何やらユウレイっぽい感じがぷんぷんします。
もっと大株にするには早めに見切りを付けて
親木を太らせつつ芽数を増やしていくしかないのでしょう。
あれから1年と3ヶ月。
墨が入って、しかも柄が派手。
その為か生育状況がイマイチで親木の途中の葉が抜け落ちたり
炭団のような黒いポチが付いたりしてとてもする気になりませんでした。
しかし最近、ぼろっは~着~ててっも~心・・・もとい仔~の~~錦~
といったものを目にしましたのでようやくその気に。
3枚葉だった仔は6枚になり
更に仔を3本生んでいます。
その仔は冴えた白柄に松葉を散らし、しかも紅を差してまことに綺麗です。
そしてこの品種はここから本領発揮し、いくら派手でも直に松葉を乗せてきます。
たぶん全部成長してくれるでしょう。
もう1本の仔は黒いポチが付いてハラハラさせられましたが
それも無事収まり仔が2本。
1本は久々に柄の少ない仔ですがこんな仔は元気に大きく育ちます。
柄抜けがほとんど出ない曙芸ですから
これを基点にして大きな柄のある仔を見てみたいものです。
あれから1作。
派手仔を外したせいもあるのでしょうがやはり九州産。
痩せた大江丸縞くらいの葉幅になってボリュームが出てきました。
富貴蘭讃歌さんに習って夏の間日の弱いところに置いて
肥培していましたらこれがドンピシャ。
柄は彩度の高い鮮やかな若草色になりました。
それが下葉で黄覆輪に移ろいます。
光の加減を気に入ったのか仔がたくさん出たものの柄は期待薄。
相変わらず派手仔量産しまくりです。
まだ認知度が低いのでヤフオクをにぎわす事も無さそうですが
これで人気が出たら朝日殿が大活躍しそう・・・。
と、今から釘をさしておかなければ。
さて、あれから1作。
やはり紺地がしっかりある仔は最初からそうですし
派手な仔はず~と派手なまま。
派手柄の割り仔を安く買ったとしても安物買いの銭失いになってしまいます。
親木はそんなに大きくならなくてもよいけど
今年の作でもう少し葉幅が欲しかったのですが
すねかじりの派手仔が足を引っ張っているのでしょう。
昨年と雰囲気変わらず現状維持といった感じです。
変える為にはバラバラにするしかないのでしょうがそれもちょっと面倒です。
棚にはアマガエルがたぶん10数匹生息しています。
農薬を散布しないからだと思いますが
木酢や油粕スーパーワンの薄めたものぐらいは掛かっても平気なご様子です。
蛙の面に何とかという諺があるくらいですからね。
しかもみんな丸々と肥えています。
そんなに虫はいないようなので何を食しているんだか。
よく葉に糞をしていますから害虫みたいなのを食べてくれているのでしょう。
一度、現場を押さえたいものですがなかなか見ることは出来ません。
農薬を散布しないからだと思いますが
木酢や油粕スーパーワンの薄めたものぐらいは掛かっても平気なご様子です。
蛙の面に何とかという諺があるくらいですからね。
しかもみんな丸々と肥えています。
そんなに虫はいないようなので何を食しているんだか。
よく葉に糞をしていますから害虫みたいなのを食べてくれているのでしょう。
一度、現場を押さえたいものですがなかなか見ることは出来ません。
さて、あれから4ヶ月半。
昨年の春は下葉をバラバラ落としてガックリでしたが1作半ほどで無事回復。
しかもたくさんのお土産まで頂きました。
この親木は昭和62年7月12日50万で入手と帳面に書いてあります。
もう25年経った古木ですがまだまだ現役で毎年のように仔を上げてきます。
もう何本仔を取ったことか。
親木の仔には早くも紺が乗って何より。
その上のもう一本仔が出てきました。
大仔からは3本の仔。
まあ、こちらはちょっと派手気味ですから欲は申しません。
昨年の割り仔は下葉2枚振るったもののまずは順調な滑り出しです。
そして今年の仔。
やはり割ったばかりなので天葉は少し短くなりましたが
早くも仔が2本お出ましになりました。
今年は全般的に良い調子です。
秋仔を目にするようになるのはこれからですが
猛暑に不作なしといった所でしょうか。
さて、9月です。
富貴蘭の生育期間はあと2ヶ月足らず、中終盤といったところですが
それにしてはいつまで続くかこの真夏といった感じです。
富貴蘭の生育期間はあと2ヶ月足らず、中終盤といったところですが
それにしてはいつまで続くかこの真夏といった感じです。
あれから9ヶ月。
今年は天葉の痛みもなく順調に生育しています。
昨日の木と同じく泥根しか出しませんが黄縞は通年冴えてきれいです。
すこし後冴えですが・・・。
これもまだ完全ではありませんが紺地が中心に集まり
大覆輪の様相を呈してきました。
う~む、中透けはなかなか出ませんが
なぜか昨日の木や大冠、建国冠など覆輪ばかりが黙っていても集まります。
4者4様、比べて面白がったりはしていますが・・・。
ところで気になっていた派手仔は芯痛。
私の心も心痛。
やはり紺覆輪中透けには縁が薄いようで・・・。