富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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白宝錦

2012年09月10日 | 白宝錦




あれから5ヶ月。
覆輪になった親木から生まれた縞ですが
まずは最上柄を維持しています。
とりあえず覆輪になる気配はなさそう。
姿はありふれた日本の風蘭で流行のアマミ系のような迫力はありません。
それでも人気は移り変わりますから
その内こっちに戻ってくるかもとちょっと期待もしています。
そうなった時には縞と覆輪、両方持つのが肝心。
ワンセット並べて見ると芸の奥深さが倍増する・・・かも

ジャンルの違う奄美系と比べてもあまり意味はないのですが
思うに痩せても肥えても間延びしてもいない普通の葉姿のちょっとした株立ちで
花茎の一本でも立った姿に限りなく深い味わい、旨みを感じます。
上作を目指すほどに味わいが置いてけぼりになるとはややこしい話ですが・・・。
ここら辺、どう言ったら良いのか難しいのですが
例えば上作された美術株はどうしても人が作った工芸品のような雰囲気が出てきます。
見る人にすごいっ!と思わせなければ大会で入賞できませんからね。
でも、自分的には同じように多くの手間を掛け、長い歳月を重ねたにしても
特に際立った主張がなく自然の中にぽんと置いても違和感無く、すっと景色に溶け込むような
そんな姿の株に育てるのが理想かなと思っています。
まあ、山野草なんかを育てていましたので
満作にしちゃうと山の草らしい風情が台無しになるという刷り込みがあるせいかもしれません。
行きがかり上、話が脱線しましたが上の株はこれとは関係ありませんです。

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