富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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羆の光

2011年05月11日 | 羆の光
月の初めは毎日更新しようと心掛けますが、それが続かないのもいつものことです。
気を取り直してまたがんばります。






あれ
以来です。

我慢できず、ついに株分けしてしまいました。
しかも、新根が伸びてから・・・。
でも、その影響も無く順調に生育しています。






親木は寂しい姿となりましたが
またすぐ仔を生んでにぎやかになってくれることでしょう。






星光殿にも現れるガシが出ています。







仔は分けた甲斐があってとってもりりしい葉姿です。
青の仔は残念ですがそんなにやたらと増えてくれないという安心感に繋がります。

柄は棚でも一際目立つ極黄中透け紺覆輪。
春蘭や長生蘭では定番の芸ですが
富貴蘭ではほとんど無い貴重な存在です。
この品種はときおり調子を崩すことがあると聞きますが
この木は入手して7,8年、派手になることもなく柄を維持しています。
ところで最近、おぼろげながらその秘密に気づきました。






この木の天葉には紺が煙るように湧き上がり
やがて晴れて下葉で極黄柄になります。
たぶん、この紺が木勢を応援しているのではと思えてきました。







一方、こちらの木は昨年上の木から株分けしたものですが
天葉からスカッと透けているタイプになっています。
新根はそれなりに降りていますが葉の成長はイマイチ。
このまま派手に移行し、
お決まりの芯止まりになってもおかしくない雰囲気がアリアリです。
手持ちの木だけで判断するのは早計ですが、ここら辺が人気低迷気味の理由でしょうか。
もちろん入手するのであれば上のほうのタイプ。
元気で少しずつでも増えてくれさえすれば、棚に置いて末永く楽しめる品種です。

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