とうとう11月です。
このところの冷え込みで山の木々もすっかり色づきました。
紅葉といえば、木の葉は水分や養分を本体(木)に戻して
カサカサになってからハラリと落ちるのだそうです。
風蘭もそうかもしれないと、下葉が黄変して見苦しくなっても
なるべく自然に離れるまで待つことにしています。
古い順に落ちる分には順番ですから問題ないのですが
葉に黒いポチが付いたりすると寿命は短いようで
この木もあれから途中の葉が抜け落ちてしまいました。
でも、気になっていましたから返ってスッキリしたような気もします。
天葉がハデになった絶望的な木はここが売り時なのかよく目にしますが
この木はさらに紺覆輪が深くなり安心感も深まりました。
まあ、このまま進んで青になることはないでしょうが。
親木から新たな仔は出ませんでしたが仔から出たのは今のところ青。
やはり気前よく増えてくれる品種ではなさそうです。
昨年の割り仔のほうは根が少なかったものの何とか持ち堪えて
二本仔が出てくれました。
そして一本は親と同芸になりそうです。
栴檀は双葉より芳しとも言われるように
やはり柄の出る仔は稚葉にも柄があります。
こんな風にじわじわと増えてくれるのがなんとも心地よく感じます。
目にも鮮やかな極々黄中透けは貴重な存在ですが
ある程度数が増えて、人々の記憶にとどまり、
また、おいしい思いをする人が多くならないと
再度、桧舞台に上ることはないのでしょう。
でも、それを待ちつつ堪能し尽せるのは嬉しいことです。
お久しぶりです。栄養分や水分を戻して葉が落ちるですか。私はなぜか半分くらいシワが寄って、ア枯れるなと思うとピンセットで丁寧に取ってました。言われてみればそうかも知れませんね。これから自然に落ちるまで待つようにしますね。
でもホント綺麗ですね。極黄の中抜け羆の光!
なんだか欲しくなっちゃいましたよ。
いつもコメントいただきましてありがとうございます。
しっかり観察したわけではありませんが
水分のあるうちに毟ったものより、木に付けている葉のほうが乾燥が早いような気がしています。
羆の光はホントに綺麗な柄ですから
良い木にご縁があればよいですね。