富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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植え替えその2

2010年09月30日 | 作について
まあ、考えてみますと樹上で生育するランを
湿原に生えるコケで植え込む訳ですから
たぶん相当にミスマッチなのでしょう。
扱い方によっては素晴らしく上作する反面
ダメな時には一気にといった感じで
案外、作のハンドリングが難しいのです。
思えば長い間、根腐れには悩まされてきたものです。
なにしろ乾かし気味にと思っても水をやったらミズゴケは水を吸うに決まっていますから。
ということで積極的に増やしたり
展示会などで人に見せる予定のない木は
なるべくミズゴケを使わずにあの時以来せっせと木炭植えにしています。





これは三年前に木炭植えした試作第一号、青光墨が主体の一群です。
持ち崩し感がありありですが、それ以前にミズゴケ植えで
根をボロボロにしてしまいましたから
その頃から比べたらこれでも相当に回復しています。
もちろんその後、根腐れは皆無。
よく見ると面白そうな柄などお宝がアチコチにありますから
きれいに植え直すのが楽しみです。
そう、ミズゴケを使わないと植え替えより植え直しがぴったりの表現かも




こちらは今植え替えたばかりの一群です。
株立ちでも寄せ植えでも、ある程度混ませたほうが
たくさんの根がコンポスト代わりになって乾燥にも強そうです。




これはあの時の実生。
普通、これだけ混ませると根腐れやスッポヌケは必至ですが
これは夏の間も元気一杯でした。
このまま何作か出来そうですね。




あの幽谷錦も根がたくさん出来ていましたから
根性出してこれで植え替えてみました。
か、枯れたらどうしよう




でも増やしたい黒牡丹などはやっぱりミズゴケ植え。
さすがに全部切り替える根性はありません。
お友達無くしそうで・・・・。

一生懸命に増やした後、どう維持して楽しむかのお話でした。
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