あれから1年7ヶ月。
改めて品種の紹介をさせていただくと
羆覆輪が富貴殿のような大覆輪に変化したものです。
年に2枚程の葉繰りはあるようですが
ほとんど変わり映えしないのは増えている印象が無いためなのでしょう。
なんて毎度同じようなことを書いている気がします。
こんな柄ですから花芽は付き難く
その分、仔出しは良好なのですが派手柄になるのが多く
紺地のある仔は5本に1本も出ないかもしれません。
しかし派手柄でもいわば新月殿。
親木に付けている限りいつまでも生きています。
こっちの株も似たようなものですが
紺地のある仔が2本付いてちょっと良い感じです。
ただ、昨年の仔は派手模様。
写真を撮っていてこのままではなんか面白くないと思い立ち
植え替えを兼ねて株分けすることに・・・。
ということで植え替えと株分けをしてみました。
改めて親木はまずまずの覆輪。
仔はこっちは紺中通しはありますが
こちらは派手。
それでも外せない思い切りの悪さが玉に瑕かも。
こちらも親木はまずまず。
この仔も良い感じなのですが
こっちの派手仔はやはり毟りきれません。
そして外した仔はというと
これは何やら勢いがあって物になりそうです。
しかしこんな柄の木はすぐには枯れなくても
じわじわと弱り数年後にはたぶん逝ってしまうかも。
そんな感じでほとんど増えませんから出回ることもなく
それで人気とは無縁の品種なのでしょう。
建国殿系マニアにとっては本当は必須のアイテムなのですが。