富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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剣龍

2005年03月23日 | 剣龍
宝剣の次は剣竜です。
深い紺地に純白の深い覆輪。
そのコントラストが強烈で
怪しく光る妖刀のような魅力を秘めた品種です。

せめて5,6本位の株立ちを見てみたいと長年挑戦しているのですが
葉焼けして下葉を振るう、仔が出てもハデで育たない等
素一本の維持すら難しく
こっちが生きているうちに実現できるかどうか?
いずれ登録品種の中では一番の難物かもしれません。

強健そうな剣竜はなかなか見かけないものです。
ならば自分の棚から出そうと
伯青竜をたくさん育てていますが
10年に一度恵まれたら良い方で
貴母殿や貫雪と比べても出物は極端に少ない感じです。

私の棚で比較的元気なのが画像のもの。
もう10年以上も作りこんでいますが
03年6月03年12月04年9月
と順を追ってみても木勢は維持できているようです。

次は伯青竜畑から出たもの。
下葉は地味柄の伯青竜でしたがいきなり派手な覆輪に・・・。
今のところは根も多く下葉の緑のおかげですくすく育ってはいますが
その下葉、下根が古くなって落ちたときにどうなるか。
今までの少ない経験では数年で昇天するのがパターンでしたが
年々、作も上達していることだし
今度は懐いてくれるのか楽しみにしているところです。
派手な仔はやはり枯れてしまいましたが。

もう一つ、この剣竜下から出た仔でなかなか大きくならず、
外せば枯れそうでそのまま付けて10年近く。
親木の軸が枯れてとうとう外れてしまいました。
ただ、柄は良く見ると西出都などと同じ三光中斑で
地味柄に出る仔は育つのか一応株立ちにはなっています。
まだ小さいのですが、これが夢の株立ちへの第一候補かもしれません。
コメント (2)
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