

あれから1年とちょっと。
いつもより10日ほど遅れたようですが
今年も咲き始め風蘭のような(と言うかこれも風蘭ですが)良い香りを放っています。
外の桜よりも早くお花見を楽しめ、棚には欠かせない一鉢になっています。



あれから8ヶ月。
新根がたくさん出ましたので収拾が付かなくなる前に植え替えることに。
3年振りの植え替えです。

鉢底からも根が溢れています。

一見、鉢から抜くのは大変そうですが
水をたっぷりとやれば鉢や木炭から根が楽に剥がせます。



根に埋もれた下の子を外しスッキリとした姿になりました。

根がたくさんあって丈夫そうに見えますが
葉はオリーブグリーンの柄がベースですから
意外に弱体で葉持ちがよくありません。


それでも久しぶりにもう一鉢増えました。



あれから冬を挟んで半作。
なにやら上の方で墨を流さなくなってきました。

でも、派手な柄の影響か締まった木姿はそのままです。


濃い泥軸と泥根も健在。
この種の柄の中ではピカイチかなと思っています。



あれから冬を挟んで半作。
黄柄の朧月です。
昨日は夕立(土砂降り)を葉に受けて気持ちよさそうでした。

これで水遣り(水道代)一回分儲けました。
水苔を使っていませんから雨に当てても根腐れの心配のないのが

更なる大株を目指したいところですが
最近、大き過ぎると展示会へ持っていけないことに気付きました。


あれから冬を挟んで半作。
冬場、葉がペッタンコになりますので
そのイメージが残っているせいかあまり手に取る機会はありません。
でも、たまにはネタのため写真を撮ってみました。
昔はこの曙が高くて買えず、東洋殿を買い求めて
曙を出そうと一生懸命でした。

その時の木はどこへ行ったのか行方不明です。
それはともかく、今はこの株に混じった東洋殿がむしろ新鮮に映るから不思議です。




あれから一作。
寒い3月ですが日が当たればそれなりに温度は上がり
棚の風蘭も少しは動き出したようです。

そしてこれだけは皺が伸びたと思ったとたん早々に花茎が伸びてきました。
毎年満開に咲かせることにしていますが
それでも徐々に株は増えているようです。

曙柄なら中国も日本も同じなのか
冬場は葉がペッタンコになって見る影もありませんが
それでも春一番に花を楽しませてくれる
棚には欠かせない木になりました。



あれから一作。
下葉が落ちたせいなのか今年の木勢はイマイチ。

葉は2枚出ませんでした。

いくら曙芸とはいえ、これだけ派手柄だと作は微妙に難しそうです。


それでも仔はしっかり2枚。

親の脛を齧りまくったのかも~。

冬になると葉がペッタンコになってやや心配ですが
もうこれしかありませんから
枯らさないよう大切に育てなくては。



あれから一作。
春はなんとなく持ち崩し感が漂っていたのですが
今はまた精気が蘇ってきました。


億劫だった植え替えは木炭植えで超簡単になりましたし
通気が悪く傷みがちだった古根もいまのところ腐らず
良く出来るようになったおかげかなと思っています。

それよりも大丈夫かなと観察した目肥が利いているのかも~。

今までは持ち崩し


まだまだ楽しめるという先の見通しが立ったという点では嬉しい限りです。



あれから一作。
それほど印象変わらずです。

昔、こんな株は持たしてもらえないほど人気の時代がありました。
今は探せばもっと大株もゴロゴロ転がっているのでしょう。
でも、ちらほら類似品は出ているものの独特の松葉中班は曙の独壇場です。
もう、しょうがないから更に大株目指して作を重ねるのみですね。




なんとあれから4作。
柄は鉄橋殿と極似していて
むしろこちらのほうが若草色の明るい柄で弱そうです。
しかし意外に根が良く出来ましたから
思い切って木炭植えにして2年経過しています。


これだと古根もよく観察できますがその後も根痛みは皆無。

でも、生育環境はちょっと厳しめなのでしょう、
下葉は早目に落ちてしまいます。
新陳代謝が良好ともいえますが~。

いずれにしても大株を長~く維持するにはこれが決め手かなと思っています。
これでも水は真夏に3日やらなくても平気ですが
どうせ毎日棚を覗きに行くのですから
木酢や薄い液肥などを混ぜつつ、朝晩やっているとご機嫌のようです。
面倒な大株の植え替えから開放されこちらもご機嫌です。

でも、風蘭の世話なんか週一で十分と考えている人には不向きな植え方ですから~。

早々に満開のお花見です。

昨年より1週間ほど早い開花かな。

これは少し温度があれば葉や根が伸びないうちに
花茎が伸びだす面白い性質があります。
ちゃんと夕方になれば香るところをみると
向こうのお国では寒い時期でも夜に蛾が飛び交っているのでしょうね。

それはともかく1番に咲いてくれるので春先の気温や天候、
温度の掛け具合を見る絶好の先導役になっています。
毎年の楽しみが出来たかも~

あの時の木です。
株立ちで入手し、増やす為に株分けして育てていたのですが
木が新しく若々しいのか丈夫で良く増えてくれました。

でも、仔がポコポコ出て増えすぎたらなんだか食傷気味に~。

そこでまた以前の株立ちを再現しようと寄せ植えです。
姿は前作の長い葉が隠れてだいぶコンパクト感が出ています。
柄は鉄橋殿と同じ萌黄地合に紺覆輪と紺中通し。
好みの渋い柄なのですが
渋すぎて写真に写らないのが玉に瑕かも~

あれから一作。
超派手柄にもかかわらず葉が二枚出て
順調に生育中です。

真っ白いアタリはたぶん仔だと思うのですが
今までの経緯からして少しずつ紺を乗せながら
十分に育ってくれることでしょう。

こちらの仔はそろそろ外し頃かも。



目にも鮮やかな


これがあるからこそ、このタイプの柄が気になるのでしょうね。

さて、4月です。
この頃は週間天気予報を見るのが楽しみ。
マークが多く出て、蘭舎の中だけでなく外界にも春の訪れは近いことでしょう。
春は曙・・・という訳ではありませんが引き続き曙ネタです。
この木の柄は曙とそっくり。
でも、良~く見ると完全青軸で
もちろん根も青根です。
このタイプの柄は特殊で類似品はほとんどないのですが
それでも特徴のある木がポツリポツリと出ているんですね。
そうは言っても人気無いですから大半の方は柄が白でも黄でも青軸でも
どうでも良いといった感じなのでしょう。
でも、この種の柄に異常な興味を示す向きには
コレクションのひとつとして持っていても損はなさそうです。
・・・売ったら買値に届くかな~
・・・・無理でしょうね。
この頃は週間天気予報を見るのが楽しみ。


春は曙・・・という訳ではありませんが引き続き曙ネタです。
この木の柄は曙とそっくり。
でも、良~く見ると完全青軸で
もちろん根も青根です。

このタイプの柄は特殊で類似品はほとんどないのですが
それでも特徴のある木がポツリポツリと出ているんですね。
そうは言っても人気無いですから大半の方は柄が白でも黄でも青軸でも
どうでも良いといった感じなのでしょう。

でも、この種の柄に異常な興味を示す向きには
コレクションのひとつとして持っていても損はなさそうです。

・・・売ったら買値に届くかな~


あれから3作。
何とか姿はコンパクトさを維持しています。

でも柄が~

芽数は増えたものの中には地味な柄がチラホラ。

イマドキ東陽殿なんて入手難ですから嬉しいことです~

柄の揃った株に仕上げるのは白柄のほうが難しそう
