monologue
夜明けに向けて
 



それはいつともしれぬある午後のこと、白黒映画のような世界にわたしは立っていた。まだ小学校に入ったばかりのような少年が近寄ってきてこみあげる笑いをこらえながら「ねえ、おじさん、おかしな話をしてあげる」という。「あのね、あるところに白い犬が二匹いたの。顔が白くておなかも白くて足も白くてしっぽも白い犬としっぽだけ黒い犬。そのしっぽだけ黒い犬がしっぽも白い犬に「尾貸しな」と言ったの。おかしな話でしょ、おじさんもお話してよ」「おじさんはおかしな話は知らないからおかしくンない話をしてあげる。あのね、あるところに白い犬が二匹いたんだ。顔が白くておなかも白くて足も白くてしっぽも白い犬がお菓子を食べているとしっぽだけ黒い犬がしっぽも白い犬に「お菓子くれない?」と言ったんだ。でもしっぽも白い犬はお菓子をくれなかったんだ。おかしくンない話でしょ」「うん、おかしくンなかった」そういって少年は白黒映画の世界からどこともなくかけぬけていった。今度はどこかのだれかにおかしくンない話をしているのだろうか。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今日はわたしの母方の祖父、山下安次郎の命日。
明治16年1883年生1956年昭和三十一年十二月十二日 七十三才没
かれは和歌山県新宮市出身で中田サキと結婚して戦後京都に移り住んだ。住居の近くにあったタバコの専売局で娘たちを働かせた。
復員してきた滋賀県出身のわたしの父山下幹雄が一時専売局で働いた時、母と出会って結婚してわたしを設けたのだった。双方とも偶然苗字は山下だったが出自は滋賀と和歌山で違った。わたしは共働きの母が専売局で働いている昼間、祖父の家に預けられ祖父といつも遊んだ。それでわたしにとってはとても仲のいいおじいちゃんだった。おじいちゃんあの頃はありがとうね。今日は赤飯を炊くから一緒に食べよう。合掌。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





それはいつともしれぬある午後のこと、白黒映画のような世界にわたしは立っていた。まだ小学校に入ったばかりのような少年が近寄ってきてこみあげる笑いをこらえながら「ねえ、おじさん、おもしろい話をしてあげる」という。「あのね、あるところに白い犬がいたの。顔が白くておなかも白くて足も白くてしっぽも白かったの。ねえ、ねえ、尾もしろかったでしょ、おじさんもお話してよ」「おじさんは面白い話は知らないからおもしろくない話をしてあげる。あのね、あるところに白い犬がいたんだ。顔が白くておなかも白くて足も白くてしっぽだけは黒かったんだ。尾もしろくなかったでしょ」「うん、おもしろくなかった」そういって少年は白黒映画の世界からどこともなくかけぬけていった。今度はどこかのだれかにおもしろくない話をしているのだろうか。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





 95/04/13 開かずの扉、残るは3つ。萬灯を掲げて百鬼夜行の列は進む‥
**********************************************************
このメッセージのように萬灯を掲げて百鬼夜行の列は進むとばかりに人類は進んできたが
最後の開かずの扉の三つのうちの一つが開いてきたらしい。
「叩けよさらば開かれん」とその扉を叩いた京都大学の山中伸弥教授のような人々。
一度の失敗で神経が切れても初期化して正しいDNA情報によって生成してゆけば元に戻る。
開かずの扉は、残るは2つとなってもだれかがその扉を叩きすべての扉が開く時が来るのだろう。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




私的カウントダウン、アルバム「水面に書いた物語 」、「プロセス」「カリフォルニア・サンシャイン」「ひかりのくにへ」「現代の愛 」シリーズインストルメンタル曲集「夢神楽」などの今週のアクセス聴取ランキング
**********************
11月30日(金)~12月7日(金)
ヒット数 :469件中  
順位前週前々週 
第1位(1)<1>祭りの夜
第2位(3)<->オクラホマシティナイト
第3位(4)<4>そしてなにが残った
第4位(7)<6>水面に書いた物語
第5位(2)<2>夢の旅
第6位(15)<15>オーロラの町から
第7位(13)<12>
第8位(11)<9>雨の日のデート
第9位(24)<27>Sentimental lady ‘M’
第10位(14)<25>はるかなるメロデイ
第11位(-)<->わかりあえる日まで
第12位 (5)<5>あやかしのまち
第13位(8)<7>ごめんなさい
第14位(12)<24>軽々しく愛を口にしないで
第15位(22)<10>ときめきFALL IN LOVE
第16位(-)<->夢神楽
第17位(19)<->月とラクダ
第18位(20)<3>光闇ツアー
第19位(-)<->愛と光のテーマ
第20位(25)<->まほろば回帰
第21位(16)<16>女優(スター)
第22位(17)<18>それってⅨじゃない
第23位(18)<26>水の中で
第24位(6)<->竜騎兵
第25位(9)<23>ラスト・ランデヴー
第26位 (10)<7>愛し疲れて
第27位(23)<29>ハロー!マイラヴ(わが地球)
第28位(21)<14>プロセス

*********************************
今週もまた祭りの夜 が首位で「現代の愛」シリーズの新曲オクラホマシティナイトが二位。そしてなにが残ったのような曲が三位に入っているのは今度の選挙の焦点の原発問題を人々が真剣に考えている証拠のよう。ご愛聴感謝。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昨夜の「GRACE of JAPAN」は大阪府大阪市住吉区住吉の地元で「すみよっさん」と呼ばれて親しまれている住吉大社(すみよしたいしゃ)を採り上げていた。主祭神は住吉大神 (底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長足姫命の総称)という海神だが、参詣に訪れる人々が「初辰参り」で廻る末社 が面白い。
1種貸社(たねかししゃ。倉稲魂命)2楠珺社(なんくんしゃ。宇迦魂命 (うがのみたまのみこと) 3淺澤神社(あさざわじんじゃ。市杵島姫命)4大歳社(おおとししゃ。大年神)と順番に参詣する。
最後の大歳社(おおとししゃ。大年神)は稲の収穫の守護神で大阪商人の間では、特に集金の守護神として信仰されてきたという。
大歳とはもちろんこの大和を建国した天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(ニギハヤヒ)の青年期の名前。こんなところに何食わぬ顔で祀られている。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先日、BS朝日 「 知られざる物語 京都1200年の旅」で比叡山を採り上げていた。最澄が比叡山上に延暦寺を建立し、比叡山の地主神である滋賀県大津市坂本にある山王総本宮日吉大社(ひえたいしゃ、現在は「ひよしたいしゃ」)日吉神社を、天台宗・延暦寺の守護神として崇敬し山王権現に対する信仰と天台宗の教えを結びつけて山王神道を説いた。元々の信仰の地であった牛尾山(八王子山)山頂の磐座奥宮(牛尾神社・三宮神社)に対する里宮は樹下神社。 近江京遷都の翌年である天智天皇七年(668年)、大津京鎮護のため大和国三輪山(三諸山(みもろやま)とも)の大三輪神(おおみわのかみ)、すなわち大物主神(ニギハヤヒ)を勧請しともに祀られた。
元亀2年(1571年)、織田信長の比叡山焼き討ちにより日吉大社も灰燼に帰したが信長の死後、豊臣秀吉が復興した。豊臣秀吉の名前を見ればかれが何者であったかわかる。幼名が「日吉丸」。そして樹下神社から苗字をとって木下藤吉郎となり、日吉神社の神使が猿であるからあだ名が「猿」。豊臣の豊は天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(ニギハヤヒ)の治めた豊の国。その臣である「日出吉」という名前なのである。違うようにみえる「藤吉郎」の「藤」を日(クサ)に月とみれば「日吉」ばかり。かれが天下人となることは幼時より決まっていたようである。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




『ファミリーヒストリー』(NHK総合テレビ)の12月3日(月)の放送で、ものまねのコロッケこと滝川広志が登場して母・博子が教えてくれた「あ・お・い・く・ま」。「あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな」という教えを紹介していた。それは禅宗の道元の「おいあくま」の教えの並びを変えて派生したようだった。「Never be hasty,never get angry,never be arrogant,never feel down,never give up」と英訳すれば欧米人にも日々の心の支えのことばになると感じた。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




このところどういうわけか「七つの子」という語を検索して「七つの子」の謎を解くというページを訪れる方が多い。野口雨情がブームになっているのだろうか。世界の童謡にはなにげなく隠された秘密が多い。人々はその意味を知ることなく次の世代に継承してゆく。
fumio


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昨日、柔道のグランドスラム東京大会最終日が、国立代々木競技場で行われ、女子78キロ超級は田知本愛(ALSOK)が決勝でロンドン五輪金メダルのイダリス・オルティス(キューバ)に一本勝ちした。田知本は2分40秒すぎに投げ技をかけた襟を持ったまま回り込んで首を絞めた。オルティスは完全に締まったのですぐに参ったの合図をした。以前は息子が柔道部で柔道をしている時も柔道に興味がなかった妻が最近テレビ観戦するようになり絞め技に驚いていた。わたしは田知本はオルティスにはまだ歯が立たないと思っていたので感心した。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




私的カウントダウン、アルバム「水面に書いた物語 」、「プロセス」「カリフォルニア・サンシャイン」「ひかりのくにへ」「現代の愛 」シリーズインストルメンタル曲集「夢神楽」などの今週のアクセス聴取ランキング
**********************
11月23日(金)~11月30日(金)
ヒット数 :409件中  
順位前週前々週 
第1位(1)<2>祭りの夜
第2位(2)<3>夢の旅
第3位(-)<->オクラホマシティナイト
第4位(4)<4>そしてなにが残った
第5位 (5)<6>あやかしのまち
第6位(-)<->竜騎兵
第7位(6)<8>水面に書いた物語
第8位(7)<9>ごめんなさい
第9位(23)<24>ラスト・ランデヴー
第10位 (7)<10>愛し疲れて
第11位(9)<9>雨の日のデート
第12位(24)<16>軽々しく愛を口にしないで
第13位(12)<22>
第14位(25)<7>はるかなるメロデイ
第15位(15)<->オーロラの町から
第16位(16)<23>女優(スター)
第17位(18)<23>それってⅨじゃない
第18位(26)<25>水の中で
第19位(-)<->月とラクダ
第20位(3)<1>光闇ツアー
第21位(14)<13>プロセス
第22位(10)<->ときめきFALL IN LOVE
第23位(29)<18>ハロー!マイラヴ(わが地球)
第24位(27)<26>Sentimental lady ‘M’
第25位(-)<12>まほろば回帰

*********************************
今週も祭りの夜 が首位。
昨日アップロードした「現代の愛」シリーズの最新曲オクラホマシティナイトは三位に入ってきた。オクラホマには馴染みがある。生涯の友だった上田好久はオクラホマ大学からカリフォルニアのわたしの留学先の学校に編入してきたし、わたしの息子はオクラホマ洲の大学に入学して週末にオクラホマシティの店でバンドのライヴをやっていた。ご愛聴感謝。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



   次ページ »