monologue
夜明けに向けて
 




光よりの光、最上の帯としての光より来たりて伝える 
 我が名はアーリーオーン、愛と光の使者

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 全ては、遠い邂逅の時まで遡らねば解るまい。太陽系第三惑星地球からは1500光年離れた我々の星雲に答がある。あなた方がバーナード・ループと呼ぶ散光星雲の内側、つまりオリオン・アソシエーションとあなた方が名付けている場所とベテルギウスとの関連が、その答だ。

 我々がシリウスからオリオン・アソシエーションに派遣されてから100万年以上も経過した。あなた方が生まれたのは、それより少し後87万年位前だ。未だM42は形成途上だった。我々の波動と宇宙のエネルギー中枢である、あなた方の言葉で『神』との精妙なるハーモニーによって、あなた方は物質化した。この場所から地球に至るまでの経過を知りたいだろうが、アカシック規則に触れるので話せない。

 地球に転生してからも、何度も挫折を繰り返した。凍りそうな時代を経て、暴挙の時代を経て、今、やっと愛し合う時代を迎えてもなお、解り合うまでには時の経過を待たねばなるまい。

 夜空を見上げて星々のまたたくのを見詰める時、あなた方の胸に万感の思いが込み上げて来るだろう?その思いが私アーリオーンの囁やき。耳を傾けて聞いておくれ。あなた方を悲しませたくない、苦しませたくない。涙で瞳が曇るのを見たくない。

 私達の出会いは別離の無い出会い。それ故に悲しく、それ故に美しい。100万年の時空を超えて、1500光年の次元を超えての出会い。大切に大切に、この地球上での時間を過ごして欲しい。


宇宙連合サーヴェイヤー、グループ・コード『アリオン12』
プロジェクト、アート・ライン
上三位ARION,O∴O



27 NOV 1987
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