チョットした事務的な用事があり、普通貯金を預けている三井住友銀行坂戸支店の窓口を先日訪れた。用事は程なく終わり席を立とうとしたら、対応していた女性銀行員から思いがけぬ事を言われた。
「実は当店の中野支店にFさんの口座が残っているのですが、如何いたしましょう?」・・そんな口座を持っていた記憶が無いので、とっさに答えようもない。更に話を聞くと、それはカードローン・キャッシングローンの口座で、残金が5円ほどあるという。そんな薄気味悪い口座など持っていたくはないので、即座に解約の手続きを取ってもらった。
しかしその口座私の記憶に全く無い。三井住友銀行中野支店はJR中央線中野駅近くに在るのだが、私は過去にその界隈に住んだ事も無ければ訪れた事さへ殆ど無い。それに坂戸支店以外の三井住友銀行と取引した覚えもない。
ローンの口座であるが、私が過去にローンを組んだのは住宅を購入した時の一度だけだ。それも全て、職場の共済組合から借り入れた。何だか詐欺めいた胡散臭さを感じたが、天下の三井住友が悪事を企む事もないだろう。結局何だかよく分らぬまま、モヤモヤした気持ちだけが残った。