Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、官の倉山~臼入山登山

2015年12月16日 | 山歩き

 12月15日(火)   天気=曇り

09:17東秩父農産物販売所駐車場→ 09:33安戸地区登山口→ 09:59~10:15官の倉山→ 10:42 366mピーク→ 11:22~47臼入山→ 12:07奥沢神社→ 12:14奥沢バス停

 

 一昨日、小川町和紙マラソンの会場で、妻が時計を落してしまった。「マラソンランナーは皆真面目だから、きっと届けてくれてるよ。」と妻に言ったが、実際そのとおりでちゃんと町役場に保管されていた。

 今日、その時計を受取りに行くのだが、せっかく小川町まで行くのならそれだけでは勿体ない。ついでに小川町周辺の里山歩きも楽しむ事にした。向かったのは東秩父村にある「官の倉山~臼入山」で標高400m前後の小さな山々だ。

 県道11号沿いにある東秩父村農産物販売所の駐車場に車を停めて、ここから歩き始める。槻川を渡り安土の集落を歩いていると地元のオジサンが「官の倉山に行くのかい?登山口の標識が判り難いから注意して」と教えてくれた。言われたとおり注意深く歩いていると小さな登山口標識があった。オジサンが言うほど判り難くはなかったが、登山道は住宅の合間から入り畑の畦道を進むので標識が無いと少し躊躇する。

 安土集落の登山道入口(右に曲がる。)

 畑の畦道を通る。

 畑を抜けるとしっかりした登山道が官の倉の山頂へ延びている。この道は毎年4月に開催される外秩父七峰ハイキング大会のコースになっているので、しっかりと整備されている。途中石碑の所で官の倉峠へ向かう道が左に分岐していた。

 官の倉山(右)と官の倉峠(左)の分岐点

 里山らしく登山口から僅か30分足らずで官の倉山(344m)に着いた。周囲は樹木に覆われあまり展望は良くない。それに上空は厚い灰色の雲に覆い何となく気分も冴えない。

 官の倉山山頂

 官の倉山から尾根道を西へ進んで行く。臼入山まで直線距離で2.4キロ程だが小さなアップダウンが何度も続くので意外と疲れる道だ。それにズーッと植林帯で展望も効かぬから黙々と歩くしかない。

 植林帯の尾根道

 官の倉山から約30分で、地図上の366mピークに着いた。ここに標識は無かったが、その先のピークには石の祠が建ち「烏森山」と書かれていた。更に進んで行くと竹林帯の降りになり、地図には載ってない林道が尾根を縦断していた。

 烏森山の石の祠

 地図に載って無い林道から臼入山への登山道入口

 林道には「臼入山へ」と書かれた標識があり、そこから登山道を徐々に登って行き、幾つかの小ピークを越えると、今日の最高地点、臼入山(421m)に着いた。この山頂も官の倉山同様、あまりパッとしない眺めだ。西側に展望が開き、大霧山や皇鈴山等奥武蔵の山々が望めた。

 登山道から北の展望(巨大なホンダ寄居工場が見える。)

 臼入山山頂

 あとは降るだけなので、コーヒーを沸しこの山頂で少しノンビリした。休憩を終えると山頂から南の奥沢集落へ伸びる尾根道を降り、20分程で奥沢神社に着いた。車を停めている場所までの約3キロを県道沿いに歩くつもりだったが、奥沢バス停付近で1時間に1本しかない村営バスが待合せたかのようにやって来た。

 奥沢神社の登山道入口

 神社の長い石段を降りて奥沢集落へ

 これ幸いとバスに乗り、アッケなく駐車している東秩父農産物販売所に戻ってきた。さっそく小川町にある料理屋「玉井屋」さんに行く。ここは埼玉では有名な晴雲酒造が直営する和食料理店で地元の有機野菜を使った素朴な和定食がとても美味しい。我々が注文した「月御膳」が1600円で価格もそれ程高くないから、和食党は是非一度は訪れるべし。

 小川町の和食料理店「玉井屋」

 食事を終えると小川町役場に行き、本来の目的だった落とした時計を受取る。その後都幾川町にある日帰り温泉施設「玉川温泉」に立寄り山歩きの汗を流す。ここは昭和の香り漂う近在ではけっこう人気の温泉で、料金は800円とやや高めだが寛げる雰囲気だった。豊富な食堂メニューもあるから、奥武蔵の山歩きを終えた後など立寄るには良い温泉だろう。

 都幾川町の玉川温泉

 妻が時計を落した事がキッカケで今日山歩きする事になったのだが、適度にエネルギーを消費してマラソンで疲れた身体がほぐれたような気がする。終わってみればとても有意義な一日になった。

コメント
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