12月4日(金)
アラセブンの年寄りが書くブログなのだから、世の為、人の為になるような人生訓の一つや二つ載せたいのだけども、漫然と凡庸な人生を歩んできたものだから気の利いた文句が浮かんでこない。
こんな時は新聞にネタを探してみる。我が家は朝日新聞を購読しているが、特に読者投稿欄「ひととき」は共感を持てる記事が多く毎回楽しみに見ている。
先日もこんな記事が載っていた。投稿者は私の同年輩の女性、彼女は農家の主婦で夫と二人農作業に励んでいるが、体力の衰えであと何年できるか判らない。子供達も引き継いでくれないので、「私達が耕作を止めたらあっという間に田畑は荒廃してしまうだろう。」と嘆いていた。
そんな時何気なく読んだ本に「出来なくなった事を数えるのではなく、できる事を数える足し算の考えを」と書かれており、それを読んだ彼女は「そうか先の事を考えてくよくよするより、今できている事を考えよう。」そう思ったら気持ちが楽になったという。
この気持ち何となく判る。私も「今日もブログを書かなかったし、整体運動しなかった。ジョギングもしなかった。天気が良いのに山歩きしなかった。」とできぬ事を悔やむ日々が多く、(くだらん事ばかりで悔やんでるなあ。)欲求不満を募らせている。
しかしこの年齢になっても「山歩きできるじゃないか。テニスできるじゃないか。食後の食器洗いだってやってるじゃないか。ブログも書いてるじゃないか。」と考えれば、気持ちも前向きになって感謝の思いすら湧いてくる。
皆さんもう一度言います。「できぬ事を嘆くより、今できてる事に感謝しよう。」・・・・いい言葉だなあ。