Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

芦別岳登山

2012年08月04日 | 山歩き

8月4日(土)  北海道、芦別岳   天気=曇り


06:56新道登山口→ 07:30見晴し台→ 08:08~20覚太郎コース分岐→ 09:05~11半面山→ 09:50~10:04雲峰山→ 10:34~11:33芦別岳→ 11:56雲峰山→ 12:31半面山→ 13:02~08覚太郎コース分岐→ 13:32~40見晴し台→ 14:34新道登山口


 登山口付近にある太陽の里キャンプ場(無料)でテント泊したが、広大な芝生の快適なテント場だった。新道登山口に備付けの入山ノートに名前を記入し、鹿除けゲートを潜って出発する。今日歩く新道コースは尾根をひたすら登る単調な道です。もう一つの旧道コースはあまりにも長大で我々夫婦の体力では日帰りは無理なので諦めた。新道コースだって標高差が1400mもあり決して楽な道ではない。



 
太陽の里キャンプ場



 最初は緩やかで歩き易かった道がだんだん急になってくる。行けども行けども変り映えせぬ樹林帯なので、気分的に道が遠く感じられる。1時間余で着いた覚太郎コース分岐で一息つく。ユーフレ沢に下る覚太郎コースは踏跡薄くあまり歩かれていないようだ。分岐から尾根沿いに進んで着いた半面山(1377m)は山頂と言うのが大げさな小さな高まりに過ぎないが、ここで初めて芦別岳のピークが姿を現した。




 
覚太郎コース分岐



 半面山から熊ノ沼という湿地帯に降って、旭商生遭難碑の脇を通り雲峰山へジグザグに登って行く。背後に屏風岩のピークが鋭い。雲峰山の山頂は180度の展望台で、正面に芦別岳の山体が大きく見え山頂に居る登山者が豆粒程に確認できる。彼らの声すら聞こえてくる。



 
雲峰山から芦別岳



 雲峰山から一旦急坂を降って、いよいよ芦別岳目指しジグザグに登って行く。8回程ジグザグをターンして最後に急な鎖場を越え芦別岳(1726m)に到着した。我々に山頂を明渡すように若いアベックが元気に下山して行った



 
芦別岳山頂




 
芦別岳から雲峰山・屏風岩方面



 山頂からの眺めは申し分なく360度絶景が広がる。十勝や大雪、遠く石狩、ニペソツも見えている。赤いザックが一つ山頂に残置されていたが、その持ち主が登って来た。地元の中年女性で花の写真を撮っていたそうだ。彼女からは興味深い山の話をいろいろ聞かせてもらった上、夕張メロンまでご馳走になった。以前来た時には山頂下の鞍部で熊が走り回っていたそうだ。そんな話をしていると南側の山腹に茶色の点がポツリと見えた。僅かづつ移動している。妻が持参した双眼鏡で確認すると熊が採食をしている姿だった。遠くで見る分には恐さは無く貴重な姿が見えたと感激した。



 
山頂から見えた熊さん



 もう少し山頂に居るという彼女と別れ、我々は下山を開始する。30分足らずで降り着いた雲峰山頂には7~8名の中高年パーティが休憩中だった。半面山~覚太郎コース分岐と通過し、ひたすら降って行くが疲れも溜まって下山の道も遠い。行きでは雲に隠れ何も見えなかった見晴し台から帰りは富良野の大地を展望する事ができた。だんだん緩やかになる下山道に淡々と降ってPM2時半過ぎ登山口に戻って来た。
 芦別岳は峻険な山だけに中々厳しい道程だったが、でもその分だけ登った喜びも大きかった。

コメント
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