Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

NHK公開番組の「東京落語会」を観覧する。

2024年07月08日 | 映画・コンサート

 7月5日(金)

 コロナ過で途絶えていたNHKの公開収録番組の募集が、最近になって再び行われるようになった。NHKホームページのイベント情報を覗いてみたら、「東京落語会」という収録番組の募集があったので冷やかし半分に応募してみた。

 それを忘れかけてた頃、NHKから応募当選のハガキが我が家に届けられた。落語好きというほどでもないが生の舞台を観るのは久しぶり、興味津々で番組収録の当日、会場の昭島市フォスター市民ホールへ車を走らせた。

昭島市フォスター市民ホール

 開場時間の午後5時過ぎに、市民ホールへ到着した。既に長い列ができていたが、さほど待つ事も無く冷房の効いた会場内へ入場する事ができた。少々古びているが市民ホールは大きく立派な建物で、早い者勝ちの自由席だったけれど、わりと良い席に座る事ができた。

盛況の観客席

 開演前、NHKの番組担当者から収録中の注意事項があり、その後昭島市長の挨拶があった。市長さんは喋りに自信がありそうでコメディアン風の話しぶり、最後のオチで「落語バンザイ、昭島市バンザイ、皆さんご唱和を」と言われたけれど、「何で縁もゆかりも無い昭島市の為に万歳せないかんのじゃ」と私と妻はシカトした。

 番組担当者の話によれば、今日の収録は後日NHK教育テレビ「日本の話芸」で古典落語として放送されるらしい。主な主演者は「五街道雲助」、「三遊亭兼好」、「三遊亭遊馬」という3名の噺家さん、テレビじゃあまり馴染みのない顔ぶれだが、皆さん如何にも話芸のヴェテランという雰囲気です。

 古典落語なので、いずれも落語も舞台は江戸時代の長屋横丁、熊さん、八さんが登場する人情話です。今風のお笑いとは随分異なるが、お三方とも巧みな話芸でそれなりに面白可笑しく聴き入る事ができました。

 しかし「長屋」何てものは、今じゃ殆ど見る事の無い絶滅危惧建物、我々団塊世代は辛うじて認識しているけれど、若い世代に人情長屋話が理解できるのだろうかと他人事ながら少々心配だった。

 でも会場ではホドホドに笑いが絶える事は無く、観客の皆さんそれなりに楽しんでいるようで、私の心配は杞憂だったようです。そんな中番組中で一番受けたのは、「私、初めて昭島市へお邪魔したのですが、水は美味しくて街並みは整然として綺麗、本当に良い街ですねぇ。唯一問題があるとすれば、市長さん・・・ですかね。」と雲助師匠が話した前口上、この時観客席は大爆笑に包まれた。

 NHK公開収録番組は無料で貴重な観覧ができるので、これからも頻繁にNHKホームページのイベント情報をチェックして応募しようと思います。運が良けりゃこの不細工な顔が、全国放送でテレビ画面に映し出される事があるかも知れませんしね。

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